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お産から得たこと#10「自宅出産。日常の暮らしで迎える」

≪妊婦が身体を整え心構えをもち、家族と共に一番リラックスできる自宅出産は国内の出産の0.1%ですが、医療へのアクセスを備えた、計画された自宅出産の安全性は、海外ではエビデンスで裏付けられています。≫

■ 陣痛が始まるとすぐに自宅にかけつけてくれ、的確な体制で赤ちゃんを生み出せるようにサポートしてくれました。会陰が避けないように、ゆっくりと赤ちゃんが出てくるように受け止めてくれて、とても楽な出産でした。家族みんなでいつも通りの日常の中、赤ちゃんを迎えることができて本当に感無量でした。

■妊娠・出産・産後、いずれも、とても手厚くケアしていただき、とても幸せな妊娠・出産を経験し、幸せな気持ちで、今も育児することができています。全開から5~6時間かかるお産でした。2回経産婦なのに、予想外に長くかかり、回旋も悪く、痛みに苦しみ、助産師さんのアドバイス通りできなかったり、途中弱音を吐いたり泣いたり…、と、まるで幼い子どものようでしたが、いかなる「私」も、まったく否定することなく、丸ごと受けとめてくださったことが、とても有り難かったです。ずっと背中や腰をさすり続けてくれました。その手の温もりを今でもはっきりと思い出せます。幼い頃に母に撫でてもらったり、抱きしめられた時の感覚に近かったです。その記憶があるから、今も頑張れています。私とわが子の原点。素敵な「原風景」を得ることができるお産だったことがとても嬉しいです。そして、今では痛みの記憶はなく、温もりある心地良さだけが記憶として残っています。「また産みたい」。そう思います。そう感じられる出産ができたことを、女性として、心から幸せに感じています。上の2人の子ども達の時とは、産後の精神状態や母乳分泌も異なり、驚いています。医療機関で出産した上の2人とは、おそらくオキシトシン分泌量が違ったのだと思います。自身の動物的な部分に感動した経験でした。

■ 助産師の指導を得て、妊娠出産が自分ごとになり、妊娠中の体づくりなどに取り組むことで、マイナートラブルの解消をはかり、スムーズなお産に備えることができた。主体性が身についた。

■ みんなで迎えた自宅出産。家族みんな自分がどうやって生まれてきたか五感で知ることができる経験は貴重です。妊娠前から妊娠中自分のあり方と向き合った先にあるお産。本能むき出しでも唯一受容される気がします。感情も赤ちゃんも胎盤と生み、出し切れました。自分のこうしたい、心地良いが全部叶えられます。妊娠中どう生きたかがお産に大きく影響していくと思うし、その選択がその後の人生や考え方生き方に繋がっていくと思います。
自分の性を大切に扱われた経験はずっと続く。魂も癒やされます。
安心できる人、安心できる場所での出産は幸せです。

■ 私らしくいられるように、こねくり回さないでそばにいてくれた。自宅で出産したが、家族にとって助産院出産と自宅出産は雲泥の差だということを実感した。上の子の時は私と新生児が入院して、上の子は父親と自宅に帰ることについて、上の子が傷つき、決定的に回復できない長い隔絶のはじまりになった。自宅で出産するときは、夫は自分の役割を忙しく果たし、子どもは自分の生活が続いていた。自宅出産は、家族にとっても「ホーム」だが、助産院とて、家族にとっては「アウェイ」であると知ることになった。

■ 自宅出産を選んで良かった。健診も自宅で手厚く、ほんといろんな話をしてくれて、お産のこと身体のことまだまだ知らないこともあって本来あるべき状態で産みたいと思いました。女性で良かったし、幸せだなぁと思った。

■ 自宅出産は私の中で幸せすぎる体験でした。普段の日常にただ…出産があるだけ…そんな、体験ができ、上の子達とも命を共有できました。好きな体勢で好きな環境で赤ちゃんとの時間をゆっくり感じられました。

■ 前と助産所を変わったが、そこの助産師さんも話をよく聞いていただき、家族全体のことを考えてくれて自宅出産を提案してもらって、良かった。前の助産師さんにも連絡を取っていただけて、一緒に出産をサポートしてもらえて本当に心強く、嬉しかった。

■ 自宅出産するからにはそれなりの心構えと体づくりをしなさい!と開業助産師さんから言われ、それまでの生活を見直すことが出来た。

■ 自宅出産はすばらしい体験でした。病院での出産も経験しましたが、自宅出産は私にとってストレスはありませんでした。毎日歩いたり、やらなければならないこともあるので、誰にでもお勧めできるものではないと感じます。

■ 自宅出産を選び、助産師さんに妊婦健診から出産、産後まで、わたしらしさ、赤ちゃんらしさを大切にしていただいた体感があり、生まれた子どもを見ていると、「わたしは愛されている。何があっても大丈夫。わたしは大切な存在なんだ。」という自信や自己信頼が強いのを感じていて、自分を大切にしてもらうお産が出来たからだと助産師さんに感謝しています。

■2回目の出産で、1回目と同じ助産師さんによる自宅出産だったので、妊娠中から全てが安心し、任せられました。予定日からしばらく経っても兆候がなかった為、この日までに産まれなかったら入院、と、大きい病院の先生に言われ(イコール自宅出産が叶わない)、その旨を担当の助産師さんに連絡したら、それまでには産まれます!という一言に救われました。(生まれないんじゃ無いかと不安だったので)結果、予定日から8日目での自宅出産になりましたが、産後胎盤を一緒に見ながら、予定日は過ぎていたけど、胎盤の機能も落ちていない事、状態も良い事を見ながら説明して下さいました。病院とかだったらそんな説明も無いと思うので、本当に最後の最後までケアして下さり、今回改めて、自宅出産って素晴らしいな、と感じました。

■ 自宅出産は本当に贅沢なお産でした。2人目の時は陣痛に1人で耐えられることが強さだと思っていたし、出産直後に達成感はありましたが、思い出されるのは薄暗く寂しい印象でした。だからこそ、助産師さんと産むお産の幸福度はとても高く、ほんわり暖かい思い出です。本当に満たされたお産の経験です。

■ 自宅出産の予定が胎児の成長が今ひとつで、自分の勤務する病院で出産となりました。はじめはショックでしたが、信頼している同僚達が本当に寄り添ってくれて、産む場所はどこでも大丈夫なんだと心から思え、何年経っても温かい思い出です。また、産婦の立場で同僚たちのケアにたくさん助けられました。その時の経験がここまで臨床で助産師を続けている理由の一つです。

■ お産は自分1人の事ではなく、家族の一大イベントなので、健診時は自分がどんなお産をしたいのか、家族の思いや状況を聞いてくれて、それを踏まえて自宅出産する事も選択肢に入れてくれたり、とにかく色んな話しを聞いてくれて、産後は身体に触れてマッサージしてくれたり、心身共に癒され回復してくれるようにサポートしてくれた。お産はもちろんずっとついてくれててたので、自分の全部を曝け出して安心して出産出来た。

■ 自宅出産への思いが強くて「病院に行く事になったらどうしよう」と不安になっていた私に、心と体の声を聴いてひとつずつ解決していき、頭で考えすぎず夫婦でのんびり楽しむことを教えてもらった。

■ 助産師さんとの自宅出産は、私にとっても夫や上の子たちにとっても、日常の中の一部として溶け込んで、みんながリラックスして無理なく赤ちゃんを迎えられました。助産師さんの愛のあふれるケアには本当に感謝しています。

■初めての自宅出産で家族がいたのもありますが、助産師さんが2人体制でずっとそばにいてくださり、マイナスな事は一度も言わずに常に励ましてくださりとても嬉しくて救われました。産後は母乳がでず、赤ちゃんも微熱がありましたが、そのまま様子見で無事に回復して、自然の力に任せてくださり嬉しかった。産んで終わりじゃなく、これからもよろしくと言ってくださり嬉しかった。

■ 自宅出産は家族の絆を深め、自分への自信を取り戻すことができる素敵な体験だった。人生で一番の良い経験だった。助産師さんには感謝しかない。今、子育てに愛を感じ楽しく育てられているのは助産師さんのおかげです。

会陰が裂けないように、誘導してくれた。自宅出産だったので、上の子も立ち会ってくれ途中で怖くなって旦那が上の子といたため、近くに助産師さんがいてくれて安心した。

■ 産前に熱中症で病院に入院した時に、その場で帝王切開を勧められたが、助産師が駆けつけてくれて寄り添って話を聞いてくれた。病院からの自宅出産の反対を受けていたが覚悟を持って、お産を引き受けてくれた。結果念の為助産院で出産となったが、最後まで自分と赤ちゃんを信じてくれた

■ 3人目にして初めての自宅出産で家族全員で立ち合う事が出来、とても感動しましたし、出産前から出産後、そしてその後も不安な事が有ったらいつでも話しを聞いて貰える体制を取って下さったお蔭で心も体も救われましたし助けられました。

■自宅で私と家族の想いを最大限尊重し、寄り添って出産に関わっていただいた。家族の、出産への介入を、快く促して下さった。家族全員がお産を自分事として捉えられたことにより、その後の育児、家族の仲が深まった。

 ■ 第三子の出産は本当家族で産んだ一体感のようなものがあってよかった。自宅なので翌日からたくさんの人が見にきてくれて、本当愛されてるんだと嬉しかった。パートナーのケアも行き届いてて、赤ちゃんの世話する事だけに集中出来た。

 ■生活の一部から切り離されない出産、上の子も立ち会い、旦那がすごーく献身的で最高でした。1人目も助産院で出産しましたが、助産院の出産よりも自宅の方が最高でした。自分身体と自分のこどもへの感謝はもちろんですが、家族の協力と家族への感謝しかないので、家族がより強くなった気がします。

 ■自宅でのお産は最高に幸せでした。自宅の1番安心できてリラックスできる場所で産めることは本当に幸せなことでした。何も変わらない日常の中のひとコマでしたが、私たち家族にとってはそれが、最高に心地よく特別に幸せな時間でした。

 ■ 2歳上の長女を連れての検診も快く受け入れてくださり、時には一緒に遊んでくださった。子育て、妊娠中で身内には話しにくいことも聞いてくださったり、親身になって聞いてくださったりアドバイスをいただいたりした。出産時も聞きたいことはすぐに聞くことができて、家族の付き添いも好意的に感じました。たくさん甘えさせていただきました。産後も2回自宅へ検診にも来てくださり、赤ちゃんを検診してもらいました。アフターケアも最高でした。

 ■ 私の自分で産みたいを尊重してくれて、自宅のお風呂で夫と2人の空間を持たせてくれた

 ■ 上の子どもたちも陣痛に付き添い、出産の時には両親や祖母も立ち会うことができて、とても満足感があった。助産師さんが私の全てを受け入れてくれて、病院や施設の都合にあわせるのではなく、私たちのしたいようにできたと感じた。助産院であっても、入院していると伝わらない産後すぐの様子が、自宅だったので全部共有できて、命の誕生が社会や生活から切り離されていると思った。死産を経験した母と祖母、産む性である子どもたちも立ち会ったことで、「出産は怖いもの」というイメージを少し変えられたのではないか、そうだったらいいなと思う。"

 ■第二子は自宅分娩を希望して、望みを叶えることができました。満月の満潮の引力にも助けられてツルッと生まれてくれました。慣れた自宅での出産で、家族も落ち着いて見守ってくれました。

■自宅出産だったので、ずっと家族で過ごせた事が良かった。長女も貴重な経験ができたと思う。産後も助産師が来てくださったり、乳腺炎になった時もお世話になった。

■産み方、体勢などわからなかったから、教えて欲しいと思っていたが、特に具体的に何も言われなかったが、自分の感覚の通りにすればそれでわかったので、そういうことだったのだなぁおもった。いつ陣痛で痛いか言わなくても、すぐにさすってそばにいてくれて安心した。

■ 自宅出産を勧められたことで、家族でリラックスできる場所で出産できたのでとても良かった。

■陣痛時に助産師さんが押してくださるツボがとても気持ちよくて、自由な体位をさせていただき本当に楽に出産できました。希望していた自宅出産のサポートをして頂き家族に見守られて最高の出産ができて本当に幸せでした。幸せのあまり、その場で「もう1人産みたい」と言っていました(実際は産んでいません)。出産に立ち会った息子たちにも赤ちゃん誕生の感動を見せてあげられたことは、その後の弟への関わりも影響を与えたと思います。こんなに素敵な時間を過ごせた事は人生の最大の宝物だと思いましたし、たくさんのお母さんにおすすめしたいと思い、話しましたが、実現させてもらえるところがほぼないに等しく、とても残念に思います。出産シーンをビデオに残す事ができ、生まれてきた子は自分の誕生を興味深く繰り返し見ていました。

■当時小学生の娘が臍の緒を切り、胎盤を食べ、今、助産師になる為に看護学校に通学中であること。ひとりで産むと決断して、上に3人居たので子どもたちと過ごす時間の確保を考えての再度自宅出産の選択肢をしました。心地良さは抜群ですし、メンタルがいっぱいいっぱいだった私にとって、当時は寄り添ってくれた助産師さんは母のようでした。実の母親にも内緒にして出産まで挑んでいたので。常に喜んでくれて接してくれる大人の方が助産師さんだったと想います。

■ 初めての出産だったが、自分のペースで焦らずにお産をできるように、口を出しすぎずにリードしてくださった。「初めて触るのは私じゃなく家族が」と、夫に取り上げをさせてくれた。本当にとても良いお産で、その後も3人自宅出産で幸せなお産をしました。

■ 一人目のお産を経て助産師になってから、2人目を助産院、3人目を自宅で産み、その経験が最高だったので即刻開業し、自宅出産を取り扱いながら4人目を自宅で産みました。2人目の助産院でのお産でややネガティブな体験をしたので、お産の満足度は「場所」ではなくそこで出会った「人」によって決まると思った4回のお産体験でした。(しかしそれだと当たり外れが出てしまうのですが)

■ 1人目の出産で、自宅から近い病院に、切迫流産の恐れがあり入院。毎日とてもつまらなくて心細かった。出産のときも、明日の朝まで生まれないですねーと言われていたので、主人が帰ってしまって、朝方に産気づいていくら電話しても出なくて、1人で産んでとても心細かった。
お腹の痛さも初めてでわからなくて、ベッドとトイレをうろうろして、この痛さは大のほうの痛みなのか、生まれる痛さなのかわからなくて不安だった。そのときも、助産師さんもいなくて一人だった。コールを呼んでいいのかもわからなかった。生まれるときも、何も知らないあいだに会陰切開をされていた。そして、縫われていた。生まれた赤ちゃんは、そのまますぐに連れていかれて、きれいに洗われて帰ってきた。一連で、何が起こっているのかさっぱりわからなかった。1日目は勝手にミルクを飲まされた。母乳のあげかたもわからなくて、一回ずつ起き上がって授乳していて毎日とてもつらかった。
その嫌さから、2人目から4人目は自宅出産を選んだ。自宅出産では、主人もずっと付き添ってくれていたし、助産師さんも、腰をさすってくれたり、それでいいんだよ、とか、いきみ方をほめてくれたりとか、ずっとそばにいてくれて、本当に安心できた。会陰も切らなくても全然産むことができた。赤ちゃんはでてきたらそのままお腹のうえに乗せてくれて、そてもうれしかった。
赤ちゃんはいいものをつけて産まれてくるから、洗ったらもったいないのよ、と3日間くらい洗わなかった。母乳のあげかたも、横になって寝たままおっぱい出せばいいのよ、といわれてやってみたら、夜中の授乳がとても楽だった。出産場所で、こんなにお産が変わるのかと本当にびっくりしました。5人目は、自宅が手狭なため助産院で産みました。助産院の中に家族全員入れてくれて、見守られながら出産できた。入院中も、上の子を一緒に泊まらせてくれたりして、とても安心だった。

■自宅出産をすることができました。第一子を促進剤で出産した時はずっと痛かったですが、自然な出産は当たり前ですが痛みと無痛の繰り返し、無痛の時間があったなんて驚きでした。第一子にも出産を助産師さんの隣で見せることができて嬉しかったし、出産の日の天気は今でも忘れられません。最高にいい天気でした。とにかく幸せで最高でした。産み方は二人とも違い、そこは私の経験として思うことは色々あります。それが私の運命だとおもいます。子供達は二人とも成人し小さい可愛さはもうありませんが最高にかわいいです。可愛さ更新中です。

■ 1人目が総合病院で嫌な目にあったので2人目は家族で迎えられる、常にそばにいてもらえる自宅出産がとてつもなく幸せだった。

■私は高齢初産婦でしたので、出産に対してとても不安がありました。悪阻もひどく妊娠中は安静にしていることが多かったです。関東に住んでいましたが、友人の勧めで奈良の実家で自宅分娩をすることになり、出産予定日の3ヶ月前から里帰りして出産に臨みました。それまで産婦人科で検診を受けていましたが、助産師の方にお世話になりました。不安な心に寄り添っていただいたおかげで気持ちが前向きになり、出産が待ち遠しくなりました。初めての陣痛も助産師さんのおかげで安心して頼ることができ、主人の立ち会いのもと、子どもが生まれた瞬間は人生で一番の喜びで、今もはっきり覚えています。出産後は母乳が出にくかったのですが、しっかりケアしていただいたおかげで母乳のみで育児ができました。子どもに惜しみなく愛情を注げたのも、幸せな出産ができたおかげだと感謝しています。

■ 開業助産師さんにお願いして自宅出産をしたが本当に良い経験になった。まず、はじめてお会いした時にお腹の中にいる赤ちゃんに対しても敬意を払っていて、大切に触診や声かけをされていることに感動した。病院では流れ作業的になりがちなところもゆっくりと時間をかけてケアして頂いたため、その時の自分の心身の状態や赤ちゃんの状態を理解することができた。健診も自宅で行ってもらえるため、夫も同席できることが多く、夫も妊娠や出産に対して理解を深めることができていた。また助産師さんは夫にも理解しやすいように一緒に触診や聴診をさせてくれた。出産時は夫や私の母、兄弟も立ち会うことができ満足のいく出産になった。自宅出産では3人の助産師さんがサポートしてくださるため安心感もあり、孤独になることが無かった。その都度私がどうしたいのかを聞きながら分娩を誘導してもらえたのも良かった。また内診なども処置も必要最低限であり不快なこともなかった。産後も全身のマッサージやテルミーなどで身体のケアを行ってもらえてリラックスできた。赤ちゃんのお世話も私たちの要望を聞きながら進めてくれた。継続的なケアをしていただくことができ安心して過ごすことができました。お産とはどういうものなのかということを妊娠、出産を通して学ぶことができました。

■自宅出産し、モヤモヤしたことの方が多かったので、随分後からではあるが、コロナ禍であったにも関わらず、暮らしの中で家族に囲まれてお産することが叶ったのはとてもありがたかった。家族の絆、娘への愛情、夫の父親としての自覚は確実に形成され着実に育ったと感じる。
このお産から心に得たことは、“誰と産むかがマジ大事”ということ。場所も、産み方も大事だが、誰がサポートしてくれるか、そのサポートしてくれる助産師とどれだけ信頼関係が築けるかでお産が全く違うことを感じた。
自宅出産という選択をしたら、この人しか選べないというのが今回非常に辛かった。これが贅沢と言われず、助産院出産や、自宅出産にも多数選択肢があることを望む。

■妊娠出産のときはどうしたって恥ずかしく辛い目にあうし、痛みを伴う検査をされる。それが当たり前、そういうものなのだと思っていたのが、自宅出産でいい意味でくつがえされた。病院で嫌だな辛いなと感じていたたぐいのことは一切なし。必要だから仕方ないんだと我慢していた「機械で開脚される内診」も、お腹丸出しで放置される待ち時間もない。
自宅での助産師さんによる健診ではおなかをやさしく触れて、腰が痛いというと、ツボを教えてくれ、マッサージしてくれる。「お腹が少し張りやすいみたいです」と心配事を伝えると(病院ではこれが上手く伝えられなかった)、しばらく家にいてお腹が張る様子を一緒に確かめてくれて、「これぐらいなら大丈夫」と言ってくれたときの安心感! 食事のアドバイスも的確で、たくさん歩いてねとハッパかけてくれ、元気な妊婦でいられるように導いてくれた。いよいよ出産のそのときには、余計な手出しをせず、どう動いてもいい、どの場所で産んでもいい、と最大限にわたしのしたいようにさせてくれ、夫が私の介助者となるように配慮してくれた。主役はわたし、そして夫。助産師さんは影の役に徹してくれた感じ。そして、ついに生まれる!!というそのときにバッと部屋の隅から立ち上がり、会陰保護をしてくれたのは神業だと思った。部屋の電気をあえてつけず、薄暗くしてくれた配慮、生まれたあともしばらくへその緒をつないだままにして、血液の流れの頃合いをみて切るというゆっくりとした時間の流れも、赤ちゃんと自分に終始やさしく穏やかだった。
こうこうと明るい蛍光灯の下で、すぐさまへその緒を切る、鼻を吸引する、一瞬抱っこさせてもらったらすぐ身体を洗う、などあわただしく器具がガチャガチャしている病院の出産シーンとは全く別もの。こんなにも静かに神秘的な時間を赤ちゃんと過ごせるのだ……と感動した。産後、毎日通ってきてくれ、おっぱいのケアはもちろん、手作りの酵素玄米おにぎりを何個も持ってきてくれたこともありがたかった。年齢が若ければあと3人でも4人でも産みたいと思ったほどだった。

■ 1人目の出産で、自宅から近いという理由だけで病院を選んで出産したところ、数か月前から切迫流産の恐れがあるといって入院して、毎日とてもつまらなくて心細かった。出産のときも、明日の朝まで生まれないですねーと言われていたので、主人が帰ってしまって、朝方に産気づいていくら電話しても出なくて、1人で産んで、とても心細かった。お腹の痛さも初めてでわからなくて、ベッドとトイレをうろうろして、この痛さは大のほうの痛みなのか、生まれる痛さなのかわからなくて不安だった。そのときも、助産師さんもいなくて一人だった。コールを呼んでいいのかもわからなかった。生まれるときも、何も知らないあいだに会陰切開をされていた。そして、縫われていた。生まれた赤ちゃんは、そのまますぐに連れていかれて、きれいに洗われて帰ってきた。一連で、何が起こっているのかさっぱりわからなかった。1日目は勝手にミルクを飲まされた。母乳のあげかたもわからなくて、一回ずつ起き上がって授乳していて毎日とてもつらかった。

その嫌さから、2人目から4人目は自宅出産を選んだ。自宅出産では、主人もずっと付き添ってくれていたし、助産師さんも、腰をさすってくれたり、それでいいんだよ、とか、いきみ方をほめてくれたりとか、ずっとそばにいてくれて、本当に安心できた。会陰も切らなくても全然産むことができた。あかちゃんはでてきたらそのままお腹のうえに乗せてくれて、そてもうれしかった。赤ちゃんはいいものをつけて産まれてくるから、洗ったらもったいないのよ、と3日間くらい洗わなかった。母乳のあげかたも、横になって寝たままおっぱい出せばいいのよ、といわれてやってみたら、夜中の授乳がとても楽だった。
出産場所で、こんなにお産が変わるのかと本当にびっくりしました。
5人目は、自宅が手狭なため助産院で産みました。助産院の中に家族全員入れてくれて、見守られながら出産できた。入院中も、上の子を一緒に泊まらせてくれたりして、とても安心だった。
すみません、5人分のアンケートを書いている暇がないので、こちらの自由欄に書かせていただきました。


■ アットホームな環境で上の子と一緒に畳などの環境で安心して助産院に通うことができた。困ってることもいろんな話を聞いていただけた。妊娠後期に通っていた助産院では出産が難しくなり、姉がおっぱいケアでお世話になった助産師さんに出産を急遽お願いしました。急にも関わらず親切に対応していただき、そのタイミングで自宅出産を思い切って選択して自宅出産をすることができました。
第一子を促進剤で出産した時はずっと痛かったですが、自然な出産は、当たり前ですが、痛みと無痛の繰り返し。無痛の時間があったなんて驚きでした。第一子にも出産を助産師さんの隣で見せることができて嬉しかったし、第一子の時は産んだ日の天気もわからず気温も感じれなかったですが、自宅での出産の日の天気は今でも忘れられません。最高にいい天気でした。とにかく幸せで最高でした。産み方は二人とも違い、そこは私の経験として思うことは色々あります。それが私の運命だとおもいます。子供達は二人とも成人し、小さい可愛さはもうありませんが最高にかわいいです。可愛さ更新中です。

■ 私の自由にさせてくれた。

■ 陣痛のときも出産でも、私がしたいようにさせてもらった。たくさん笑ってくれる助産師で、心配や不安を吹き飛ばされた。大変な時にすぐ解決できなくても、やり過ごすことも大切だと教わった。人が本来持つ力を信じることや根本的な解決の大切さを知ることができた。

■全身全霊をかけて、自分の力だけで産んだ感じがした!!もちろん、助産師さんがそばにいてくれたからこそだけど、良い意味で、助けてもらった感じはしなかった。湧き出る力にまかせ、集中して産めたし、赤ちゃんも自分のペースで生まれてきてくれたと思う。ものすごい達成感だった!

■水中出産をさせてもらえた。陣痛中もおふろに入って陣痛をやわらげられた。入院中の食事がヘルシーな和食で美味しかった。産後に赤ちゃんをすぐ抱っこできた。着かず離れず、必要なサポートをしてくれた。出産時はベテランの助産師さんが二人もついてくれて安心だった。自分のペース、赤ちゃんのペースでお産できた。入院中、産後も赤ちゃんと一緒にいられた。

■陣痛中のマッサージが的確でした。また、四つん這いから立ちひざに、体勢を変えたくても余裕がなかったときに、誘導してくれて助かりました。出産後は授乳が痛すぎて乳首が切れたのに、一日に25回を超えるおっぱいでめげそうでしたが、励ましてくれてなんとか乗り切ることができました。

■全体を通して、こちらの想いを汲んで寄り添ってもらえました。今回は特に腰痛が酷かったので、アロマを使ってケアしてもらえたのは良かったです。

■ 出産後自宅訪問があって、相談に乗ってもらえてよかった。

■助産院でも頭蓋仙骨療法を受けていましたが、専門の均整院を紹介していただき通いました。産後の坐骨神経痛がだいぶ緩和しました。また簡単な歯の噛み合わせ治療も受けて、腰痛が良くなりましたが、本格的な治療は自費で高額だったため断念しました。第三子も自宅分娩が叶いました。3人目ともなると産道も広がっていたせいか、あっ!という間に生まれてしまい余裕がありました。助産師の先生が間に合ってホッとしました。このままもう一人産めそうなくらい元気だと周囲に伝えてみんなで笑いました。

■自宅出産なので、家族に囲まれて、幸せな時間を過ごせた。

■ いろんな話を聞いてもらい、ありがたかったです。兄弟児にも、赤ちゃんの存在を分かりやすく優しく教えてもらった。私だけでなく、家族のサポートまでしてもらい、気持ち的にほんとに楽になりました。

■ 家族みんなで新たな命を迎えられた喜び!

■ 家族を含めケアしてもらい、産後主人がより積極的に家事育児をするようになってくれた。

■ 私だけでなく、パパや子どもたちも含めてサポートしてもらえたと感じた。

■ 私含め家族を快く受け入れてくれる健診、子どもたちとも仲良くしてくれてとても安心できる関係性。お産の時も誰1人不自由を感じることなくその時を過ごせた。

■ 上の子たちが出産に立ち会う事が出来て、新しい家族をスムーズに受け入れられた。

■ 上の子にも優しくしてくださり、とても安心して過ごせた。

■ 胎児や私の体だけでなく、夫や上の子たちの健康も気遣い、助言をくれた。

■ 胎盤の役割が全て終わるまで、臍の緒を切らずにいたことが衝撃だった。

■ 胎盤を家族全員で食べたことはとても良い思い出として残っています。

■【妊娠時】不安なことはすぐにLINEで質問できた。肩こりがひどい時などマッサージしてくれた。夫がいる時に健診時間を合わせてくれた。一般論ではなく、私の立場で相談に乗ってくれた。上の子がいても受け入れてくれた。【出産時】フリースタイルなので自分の好きな姿勢でできた。足をマッサージしてくれた。何度か明け方なのに来てもらった。

■何も気にせず自分のしたいように出産ができた。夫との思い出が大きかった。もっと夫も陣痛から出産などなども隣で一緒に学ぶことがこれからの夫婦の関係や家族関係につながって行くと感じた。2人で作った命。2人で育んで2人で産む。私はそれができて本当によかったです。

■上の子どもたちへ、胎盤を実際に見せてくれお話をしてくれた。自分の分娩が早いことを考慮してくれ、対応してくれた。その対応がなかったら自分で取り上げないといけないところでした。

■ 助産院でお産をする予定だったが、上の子の希望「赤ちゃんもお家で産まれたいって言ってはる」のひと言から自宅でのお産に。助産院と連携して下さっていたので倍の見守りやサポートを受けているような安心感があり心強かった。2番目くんが助産師さんが私に触れるのに焼きもちをやくくらい溺愛状態だったが、そこも受け止めながら信頼関係を築いて下さり、安心できるお産にたどり着けた。貧血やGBSなどのトラブルや症状も前向きに自分自身で向き合い緩和していく、支えサポートをして下さりありがたかった。赤ちゃんが産まれようとする力を心身で味わえる、気持ち良いしあわせなお産でした。産後ケアが自宅だと、安心してゆっくり受けられることも心身の回復に繋がったと思います。その後もずっと見守り続けて頂き、母娘で第二次性徴のお話を聞かせてもらうなど、マイ助産師さんとして一生のお付き合いをと想いつつ、現在進行形です♡"

■ 2人目の出産は上の子がまだ小さかったので少し大変なのかなとは思っていたのですが、助産師さんが、色々アドバイスしてけれたおかげで思っていたみたいに大変では無かったです。上の子は助産師さんと家族で見守ってくれてとても感動しました。

■ 家族でずっと一緒にいられたので全てに感謝です!

■ 家族へのサポートがあった。

■ 沢山沢山家族まるごとサポートしてもらいました。感謝しかありません。

■ 夫がずっとマッサージをしてくれた。

■ 出産時、夫が単身赴任かつ両実家が遠方、まだ幼い上の子がいるという大変な状況もすごく理解してくれて、ドゥーラさんを紹介してくれたり、妊娠中、産後の生活も一緒にリアルに想像してくれて、どうしたら良いかを一緒に考えてくれた。赤ちゃんは全部わかってる、出産時にいて欲しい人が全員そろったら産まれてくるよと、経験談もたくさんおしえてくれたのでイメージしやすく、陣痛が始まっても安心してずっしり構えていられた。助産師としても、陣痛計画で色々と心配事はあったと思いますが、その時私に伝えるのは最小限にして、陣痛に集中出来るよう配慮してくれた。

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