出産の保険適用化と無償化について#9「女性に負荷が高い・低賃金など社会構造が問題。社会で養育する仕組みを充実させてほしい。」
■ 経済状態に左右されずに全ての妊婦さんが安心して出産できたり、望まない妊娠であれば託すことができるように。女性の社会進出やキャリアと叫ばれる中で、現場の雇用形態、法律では、無理がたたるような気がします。本来、おおらかに出産を迎えられたら促進剤の使用も最低限で済むと思うのですが、緊張状態で出産を迎えると医療介入が必須となるだろうなと感じています。社会構造変換への提言なども合わせてしていけたらと思います。
■ なぜ、少子化で頭を抱えている国が、喜ばしい生命の誕生に支援を強く働きかけないのか不思議でなりません。出産だけではなく、出産をこれから耐える母親への支援もまだまだこの国は不十分だと思います。乳児医療証など、子どもの医療費だけではなく、妊婦の医療費も無償化であって良いと思います。また、出産は病気ではないですが、命がかかっています。そのような人をギリギリまで働かせる環境もおかしいと思います。世の中がもっと余裕があり、休暇に対して温厚でも良いのではないかと思います。
■ 予定日が過ぎると県からの補助券がなくなり、医療保険も使えず全額負担になり、高額請求になる事を経験した。そこで早く産まないと!と思ってしまう感情が出てしまった。そうならない為にも無償化は賛成です。
■ 出産、子育ては母親だけ、家庭だけではなく社会全体でできればいいなと思います。以前、テレビでどこかの民族がその集落の人全員で子どもを守り育てている映像を見ました。授乳は母親と赤ちゃんだけのものですが、他はみんなで育てるのが当たり前になっているその民族の方々を見て、私はこれだ!とその時思いました。
■ お金がかかるから産まないという選択をしているわけではないと思う。お産の体験が幸せなものでなく、悩んだ時に孤独を感じ、子どもを育てることが難しく、子どもが足かせになると思うことが少子化につながる。もっと幸せなお産、何があっても味方でいてもらえ、相談できる伴走者がいてこそだと思う。何でもかんでもお金に結びつけることはおかしい。
■ 今の日本では、細かなルールが沢山あり、生きづらい世の中だと感じます。まだ女性が自立して社会で活動することが簡単な世の中ではありません。お産、子育てはおよそ母親がしている現実がある。とても大変です。人口が減り続けている現状で、すこしでも妊婦の負担が減ることでお産する人が増えてほしいと思います。
■ 国は異次元の少子化対策をと言いつつ、ピントのズレた政策ばかりなので、出産から子育てについてしっかりとした対策を取って頂きたいと思います。子供は可愛いのでまだ産みたいと思う気持ちもありますが、このような状況では将来が心配なので子供は一人で精一杯と思ってしまいます。これから産む方たちが少しでも良い環境で出産をすることが出来るようになって欲しいです。
■ 出産費用が理由で産まない人はいないと思うので、育児環境の改善がやっぱり重要だと思います。現在海外で子育てをしていますが、偏差値に縛られず生きれるのはやはり自由です。なんでも数字に当てはめて、悪いところを指摘して育てなければならない日本(アジア)の教育そのものが、母親を苦しめ、プレッシャーを与えているのは間違いないですね。
■ 養育できない子どもを社会で養育できる仕組みが確立することが必要。
■ ほかの国や社会での事情、尊重されている事実を知らないまま、日本での取り組みや扱いに不安や不満があっても声を上げる術や機会がない、その意識すら持てないでいるのが現状だと思う。すべてにおいて、抱え得る不安や不満、そして希望を声にしてかたちにしていける社会にするきっかけとなれば良いと思う。
■ 少子化の日本では、金銭面の問題で産まない人も多い。産んでからの人手や助けがない状況も、2人目を産むという選択ができない人が多い。
■ 今の時代、そもそも産みたいと思うこと、子どもを持ちたいと思うこと自体が当たり前ではなくなったように思います。そんな社会の中でも、子どもを産み育てたいと思う気持ちを社会全体で支えていきたい、そして支えて欲しいと思います。
■ 出産を無償化するまでに、この社会が成熟していないと思うから。妊婦健診は無償化することで、産みたいが健診費用がない方についての救いになったし、費用がないからと放置し、飛び込み分娩になる女性を救ったし、しっかり健診を受ける理由になってきた。出産については、その後の育児環境、育てられない場合の受け入れ先、養子縁組などの整備や理解が追いついていない。また、そのまえの性行為=妊娠=出産になるかも…という教育が不十分。それぞれ同時進行で対策しなければならない難しさはあるが、助産師が最大限役割発揮して活動できない環境(数の理論で病院においては分娩数が減、収益になるか否か、十分なケアができない人員配置が問題)、地域間格差、産む方々当事者の意見が取り上げられない環境であるうちは、時期尚早かと思う。ただ、保険診療となるには、住むところによって受けられるケアに差がありすぎるため、全く現実的ではない。これをきっかけとして、十分な議論が必要。基本的に趣旨には賛同です。結婚や出産・育児が贅沢品や苦痛、何があっても自己責任と言われる、思わされるような社会は異常だと思います。
■ 匿名で産みたい、家族に知られず産みたい人が、困らないような制度づくりを求めます。
■ 出産の無償化自体は、理に叶っていて必要な事という感覚は、子ども1人を自然に授かり産んだ私には待てますが、子どもを産まない選択をした方、自然に授からず不妊治療を選択した方などに不満や不快な感覚が生まれるようなら、急がす進めることが大事と思います。まずは、子どもは社会全体の宝物で、皆で育てるものという感覚の共有が少しでも浸透して行く流れを作ってからでないと、今の現状では、産む人産まない人の分断が生じるのでは、という懸念が拭えません。
■ 個人的には賛成です。でも、思いもよらない妊娠で中絶する人もいる現在。中絶するお金もなく、一人で分娩し新生児を殺してしまう事例も聞かれます。分娩が、無償化になることで、安全に出産をすることはできます。けれども、その後、安全に子どもを育てることができ、悲しい母子が増えないような仕組みができることを望みます。
■ 子供は宝です。少子化はとても問題です。子供を産みやすい環境づくりをするべきだと思います。
■ 日本にて、たくさん出産できる様々な環境を整え、産みたい育てたい人が迷い苦しまなくてよいような社会制度を強く希望します。
■ 妊娠の診断、妊婦健診までの期間の無償化、そして、人工妊娠中絶についても、経済的理由による適用で行うのであれば、高額な処置料は見直す必要があると思う。ユニバーサルヘルスカバレッジの視点で25歳までは無償化にするとか、経済的困窮のある人は、補助をするなど検討していただきたい。費用がないことで、人工妊娠中絶が行えず、出産をし、子どもを遺棄したり、特別養子縁組に出す前提での出産をしなくてはいけない状況となる女性を守る必要があると思います。
■ 妊娠出産を望む人々が産み育てることができる環境を、社会が整えていくべきだと考える。経済的な理由で妊娠出産を諦めることがない社会。出産費用だけではなく、成人までかかる費用も助成が受けられ、仕事をしている女性も仕事をしていない女性も、社会から支援され、支援されていることを実感することで、子どもへの愛情が深められるような社会になってほしい。
■ 「経済的な理由で出産できない」と言う選択をする事がなくなれば良いと思います。が、合わせて産後もお金がかかる事なので支援は必要と思います。
■ シングルで産むことになった方や、誰にも相談できないまま産むことになった方が、無事に出産し、子どものこれからを相談できる体制が整って欲しいです。
■ 保険適用になるだけでもありがたいと思うが、無償化すること、母子保健も無償であるべきこと、それが当たり前になると良いと思う。様々な事情で妊娠していても検診を受けない選択をしてる方もいなくなり、安心して妊娠期や産後を過ごせるようになるのではと思う。
■ 出産は無償でいいと思うが、不妊治療は無償化は反対です。(病気などは除いた)医療が発展し高齢でも子どもが授かるようになりましたが、授かった事はゴールではなく、そこから約20年ほど子育ては続きます。育児は、例えこども園や児童クラブなどに預けたとしても体力が必要です。金銭的にも大きな負担になります。また、子どもにとっても高齢の親、祖父母はヤングケアラーの可能性を高くします。中高生から家族を持つ事についての知識を付けて進学や就職の選択ができるようになればいいと思う。生き物としての適した時期に出産する事がいいと思う。今子育て支援の仕事をしているが、出産前から入園の相談に来られる人も少なくない。子どもの親としてではなく、社会人としての価値観に重きがあるように感じる事がある。子育てに集中でき、子育ての楽しさを知れば子どもは増えていくと思う。お金も大事だし父母が仕事も子育ても余裕が持てる時間も必要だと思う。
■ 何も知らないでギリギリまで病院に行かない人や、望まれない妊娠をしてしまって、相談できない人、などにも伝わればいいですね。
■ 賛成ではあるが、お金の準備が難しい環境の方も産む選択がしやすくなることに少し心配な気持ちがある。産後の方もお金は必要になるので、出産資金を準備できない環境の方が出産することで「こんなはずじゃなかった」と思ったり、ストレスから虐待等が増えるのではないかと思う。産後の資金やサポートの方をもっと手厚くしてもらいたい。
■ 子どもは社会で育てるものと思って欲しい。出産時間、曜日によってもかなり金額が違うこともおかしいと思います。
■ 健康な母体の自然分娩は完全無償化になどと母体の健康状態や体力の区別を設定する事で、健康な妊婦が増えるのではないでしょうか。
■ 経済的理由で、出産をあきらめることがなくなると思う。社会全体で子供を育てるという意識が高まっていったらと思う。
■ 保険適用外というのは妊娠時、何かとお金がかかる、仕事もできなくなる、検診代はばかにならない負担を実際に感じるなかで、国は本当に母親を支える気がないのだなと感じてしまった。妊娠中のサポートが厳密にはないのに等しい。お金が自腹で、準備や出産育児全ての勉強も自力、情報収集も、家庭のやりくりも全てが自力。誰かや何かが勝手にサポートしてくれたり、お知らせが来たり、まだ認識の甘いパパの教育をしてくれるわけでもない。しかも母親の年齢や見た目によって社会からはあらゆる偏見とともに生きることを余儀なくされる。それらが総じて社会の姿勢なのだと感じてしまった時、わかりやすく負担となる資金の問題は、本当に孤独を感じる原因となりました。産後の希望なんか打ち消されます。不安が膨らむばかり、こんな社会で育てるなんて、と未来の期待が目減りしていきました。ただでさえ不安定になるその時期は、金銭面、情報面だけでも、積極的に、産んでいいよ、手伝うよ、というメッセージがほしいと思います。それがあるだけで、日本で生きていくことや、日本の社会に助けられたことに感謝・誇りを持つことができるので、より社会のためになる国民になりたいと思えます。(NICUでお世話になった時に、費用が3割負担なだけで、ありがたいな。日本の社会のおかげだな。頑張ってかえしていきたい。と初めてそう思いました)
■ 妊婦健診は、匿名受診ができるようになったらいいのにと思っています。日本なのですから、みんなが安心して受診できることを目指してほしいと考えます。
■ 周産期の現場に働いていますが、月に何件かは未受診妊婦さんや乳児院に送る子を見ています。無償化ならばもっと受診率が増え、母だけではなく子どもも妊娠中から必要なケアで防げる病気や対応もあると思うので大賛成です。
■ 最初から無償にしてくれたら、お産もしやすいと思う。社会で子供を育てるという考え方が拡がれば賛成する人も増えると思う。
■ 賛成だが、外国籍や日本に税金を納めていない人は対象外とすべき。
■ 日本国籍を持つ日本人のみに適応してほしい。
■ 日本国籍を持ち日本に納税してる人のみを対象にしてほしい。
■ 日本の人口増加のために必須の政策だと思う。ただし、無償であるために海外の人が日本で出産して国へ帰るいう事態は避けたい。税金が流失することになってしまう。
■ 無償には賛成ですが、日本に出産だけしにくる人が無いように法規制はきちんとしていたら良いなと思います。それで病院がいっぱいで肝心な国民が出産できない状況になったら嫌なので。
■ 全て無償化になると、国民に税金として負担にならないかな?健康保険に加入出来ない、支払えない人ってどんな人だろう?それと、もうすでに産院の診察やケアは一律にマニュアル化されていて、臨機応変さに欠ける印象を受けた。ならば保険適用でも良いように思うし、もし無償化になった場合、そのお金は税金で賄われることなので、その制度が悪用されないように、税金を払っている我々日本国民のみが受けられる制度にしてほしい。今の制度でも抜け道があって、中国の方が中国で出産しても日本の出産育児一時金を貰っているという記事をみたことがあります。