お産から得たこと#11「バースプラン/希望をきいてもらえた」
【自分の希望を伝えた妊婦に対して、「こだわりの強い人」「要注意人物」と歓迎されなかった体験もあった一方、ここでは、主体的にお産にむきあい、自分の感覚を大事にしたいと伝えた人が歓迎され、医療者に心から向き合ってもらえたありがたいケースです】
■助産師さんが熱心で、バースプランを持って行ったら、全力で叶えます!と喜んでくれた。お産の日当日、こちらは何も伝えてなくても、全て共有してくれた。また、病院に入院中、母乳ケアが手厚く、マッサージもあり、お祝い繕を初めて食べたり、退院時も担当医師や、たくさんのスタッフが喜んで赤ちゃんを見に来てくれて嬉しかった。分娩室が薄暗くて、病室も薄暗くて良かった。一度、誤診で入院した時も、説明が丁寧なので良かった。
■ バースプランに沿って、タイミングを見ながら様々なことをさせてもらえて、良い経験でした。
■ 家族にとって思い出に残るお産にしたいというバースプランを叶えてくれた。
■ 夫の立ち会いもでき、産まれて、カンガルーケアもして、処置後はすぐに母乳も与えることができ、ずっと母子同室ですごすことができました。完全母乳で育てられ、バースプランどおり、満足したお産ができました。医療者中心ではなく、ママ目線でケアをしてくださるとても温かい病院でしたが、この病院は医師不足により、産科が閉院となりました。大変残念です。
■ できるだけ会陰切開をしたくなかったので、カレンデュラオイルを使った出産時のケアをお願いしたところ、受け入れていただき、助産師のスキルのおかげもあって裂傷I度と軽かったことはうれしく思っている。また、分娩台でいきむ際、仰臥位ではあったものの私の好きな姿勢でサポートしていただいたことには感謝している。
■ バースプランで会陰切開拒否としたのに、医師に伝わっておらず、危うく切られる所を自分で「切らないでください」と言えてよかった時思った。産後少し切れたが、縫わなくて良い程度ならそのままでいいですと言えたのもよかったし、医師に嫌な顔をされなかったので嫌な思い出にはならなかった。こんな経験を経て、私も助産師になったのです。お産は人を変え、人生を変え、社会を変えますね。"
■初産の時に感じた不快なこと(会陰切開・痔・屈辱的な声掛け)を事前に伝えていたため、そうならないように対応してくれた。
■ 会陰切開をしたくないと出産前や分娩台の上でも伝えており、お医者さんも叶えてくださりました。産後、取り上げてくださった助産師さんからは「妊娠中、あなたが頑張ってきたからよ」と会陰のケアをしていたことなど褒めてくださり、嬉しい気持ちになりました。
■ 前回の出産時に足がつり、仰向けの出産が かなり辛かったので、それを伝えたらフリースタイル分娩をさせてくれた。1人目の時に夫は、付き添いしなく、今回はしたいと伝えたら、家族でいる時間を絶妙に用意してくれた。それゆえか、申し訳ないほど助産師さんが、誰だったかも分からないのか、大きな病院だったから分からないのか、とりあえず家族と向き合えたような気がする。
■ 妊娠中から産後まで、私がこだわったバースプランを叶えようと一生懸命ケアしてくださり、やりきった気持ちいい幸せなお産になりました。母乳育児、フリースタイルで産む素晴らしさにも感動しました。
■バースプランを尊重してくれる病院だったので、ほぼ自分のしたいお産ができた。院内助産院で出産した感じ。検診時は毎回助産師さんが変わるけれど、不安に感じたことはなかった。
■ さすってくれた、励まし褒めてくれた、親族の入室について必ず確認してくれた、バースプランの通りに設定をしてくれた。
■ バースプランに夫へのカンガルーケアもお願いしてやらせていただきました。とても貴重な経験で私も夫も今でもあの初めて触れた時の温もりを覚えています。
■ バースプランを細かに見てくださり配慮してくれて、状況をその都度伝えてくれた。前向きな言葉をかけてくれて支えてもらった。上の子たちの話もしっかり聞いてくれていて、お産しながら上の子たちも蔑ろにされることなくみんなで立ち会えるようにしてくれた。
■ バースプランを聞いてくれて実現してくれた。3人目だったので帰ったら大変だろうと助産院ではゆっくりとさせてもらえた。
■ 陣痛時のスタイルや、出産後のカンガルーケア、とこちゃんベルトの装着、産後入院中の赤ちゃんとの距離など、予め伝えておいた要望に沿った対応をしてもらえたので、良かった。
■たくさんバースプランを書いて行ったので総合病院では嫌がられるかと思っていた。しかし出産後半で助産師さんがさんがわざわざ訪ねてくれた。こんなに、「自分で産みたい!」という妊婦さんは珍しいから、どこで勉強したのか聞かれてとても喜ばれて嬉しかった。
また、病院では十分な母乳指導や赤ちゃんのお世話について教えてもらえなかった。しかし病院外にマイ助産師さんを見つけていたので、LINE等で母乳育児についてや産後の体についてすぐに聞けたので、病院でも安心して赤ちゃんと過ごすことができた。
■助産院へ通院していましたが、切迫流産のため近くの病院に緊急入院しました(1ヶ月)。その時、病棟の助産師さんが、「どうして助産院で産みたいの?」っていろいろ聞いてくださって、初産だけどできるだけ会陰切開したくないとか、母乳で育てたいとか、予定日を過ぎても可能な限り待って欲しいとか話せました。助産院での出産は、家族の大反対で断念。切迫流産で入院した病院で産むことにしました。
前回お世話になった助産師さんが、私の望み通り、会陰を保護してくださいました。子どもが出てくる直前くらいに、名前は決まっているの?って聞いていただき、女の子だったら☆☆、男の子だったら△△って伝えたので、生まれて直ぐに、「☆☆ちゃん!」って言ってくださって、嬉しくて嬉しくて本当に感動しました! 信頼している助産師さんがいてくださったこと、こちらの希望をお伝えできていたことで、初産にも関わらずとても落ち着いて安心して出産できたと思いました。助産師さんからも、「初産とは思えない!」って言われました。
■市民病院にて出産で微弱陣痛のため促進剤。お産の時間が長くなったため硬膜外麻酔をしましたが、ベッド上のフリースタイル、カンガルーケア、夫が取り上げること、バースプランをかなり受け入れてもらえました。その当時の市民病院ではフリースタイルは病院自体初めての試みで出産時はたくさんの医療従事者の見学がありました。もちろん許可取りはありました。
私がナースをしているため、今までたくさんの患者さんたちに色々なことをさせていただいたり先輩方にご指導いただいたり、私もお役に立てることがあればと見学していただくことにしました。そんな状況でしたがとにかく子供が無事に生まれて子供に会えて本当にうれしかったです。
■総合病院での妊娠中のケアは、最初から期待はしていなかったものの、助産師さんのフォローはとても有り難かった。結果的に42週まで陣痛が来るのを待っていただき、最後はほぼバースプラン通りの会陰切開もなく、自然分娩する事が出来ました。
■帝王切開が嫌だったからか、分娩台で自然と涙が止まらなくなった。その際皆様優しく声をかけて下さった(バースプランに“優しく接して欲しい”と書いた)。取り上げて下さった助産師さんが、既に決まっていた赤ちゃんの名前を聞いてくれ、“○○ちゃんにもうすぐ会えますよー”と声をかけて下さった。
■ バースプランをきちんと確認してくれていた。切迫早産で入院中「34週だね!おめでとう!頑張ってるね!」と一緒に喜んでくれる助産師さんがいて、嬉しかった。
■ 産んですぐに授乳できたことがとっても嬉しかったです。バースプランで書いた時は、お母さんの余裕があればね、、、と言われていたので。
■ 分娩時、医師が医療行為のルーチンをやりたがっていたが、助産師がコソコソと医師に話してくれていて、医師がぶつぶつと文句を言っているのは聞こえたが、バースプランに記載していた内容を助産師がすべて守ってくれて叶えられました。助産院でアットホームな環境で産みたかったけれど、クリニックでも、助産師さんの頼もしい姿に遭遇できて、やっぱり助産師とはこういうことだよなーと、本当に感動した。
■自分主体でいろんなことができた。立ちたい、スクワットしたいなど。
フリースタイルを希望していたが、吸引分娩となったが、それも納得できるものであったので問題はない。そして、何より助産師さんがみんなで励ましてくれ、誕生を喜んでくれ、バースプランをしっかり読んでくれていたのでよかった。また産みたい。次はどんなふうに産もうかとワクワクできた。
女性のすごさを感じることができる体験となった。
■ 食事指導、夫婦での出産当日の迎え方、細かいバースプランを受け入れてもらえたこと、バースプランを叶えるための心と身体づくりを時に厳しく指導して頂いたこと、希望と違う処置が必要な時はその都度尋ねてくださったこと、何度もミーティングを重ねて共通理解する時間を作って頂いたこと、妊娠期~出産当日に至るまで、私たち夫婦の知らなかった選択肢を沢山与えてくださったこと。ここに書ききれないほどたくさんのありがたいサポートがありました。(病院の分娩室をレンタルでの出産)
■ 以前の手術の後遺症がある状態の母体だったので、つわりと後遺症で妊娠中は一貫して体調が悪く、医師、助産師さんは、薬や栄養指導、点滴、対話などいろんな方法でケアしてくれました。むくみや羊水過多などで主治医の判断で、臨月からは大学病院でみてもらい、誘発で分娩となりましたが、バースプランはほぼすべて叶いました。
会陰切開についても「切らずに行くよ!のびるよ」とのばしてくれる努力をしてくれ結果、切らずに済んだので入院中本当にトイレがつらくなく、快適で感謝感謝でした。そしてそのことを伝えると「ママが妊娠中に会陰マッサージをがんばったからですよ」とわたしの努力も覚えていてほめてくれました。母親のケアも赤ちゃんに対してのケアも、助産師さんがかわるがわる引き継ぎをしっかりしてくれているのがわかり、赤ちゃんも嬉しかったんじゃないかなぁ、と。大学病院での出産は医療介入が多すぎて自然な分娩とは遠ざかるのかなと思っていたけど、そこに関わる人ひとりひとりの意識によって、出産の在り方は変わるんだなと思ったし、わたしは本当によいケアを受けられました。
■分娩時の立ち会いは希望通りにしてもらえた。分娩時、医療介入は極力ないよう、助産師が中心となりすすめてくれた。
■ 和室分娩もできるようなクリニックで、交代ではあっても常に助産師さんがいらっしゃるクリニックだったので、若い助産師さんが活き活きと働いていらっしゃいました。羊水が濁っているということで直前になって水中出産はできませんでしたが、準備等バースプランの段階から親身に相談に乗ってくださいました。