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障がい者から北海道知事と札幌市長に宿題を出します!(1) 〜選挙・投票所編〜

私には会いたい人がたくさんいるのですが、そのうちの一人が北海道の鈴木知事です。東京都庁職員から夕張市長となり、北海道知事として現在はコロナ対策に動いて頑張っているなと思います。札幌市長も最近は前立腺がんで闘病中ですが頑張っていますね。

そんな忙しい知事や市長にお会いして、いま障がい者・高齢者として、一市民として提案したいことがたくさんでてきました。要望書を書いていると力が湧いてきますが、とにかくお会いできないあいだに、自分の考えていることを少しだけnoteに書き留めていこうと思います。書いているうちに、少し整理できるでしょうか?別の言葉で言えば、これは私から札幌市や北海道の長に向けた宿題です。

目指すは「投票所と選挙のバリアフリー」です

菅新内閣が誕生した今、次の衆議院選挙も間近でしょう。

障がい者の私たちにとっては、物理的なバリアと心理的なバリアが両方あって、一票を投じることはとてもむずかしいです。

投票所での車椅子の取り扱い、
点字情報の取り扱いなどを学んでほしい

障がい者といっても、一部のことになるのを承知で書きますが、たとえば未だに車椅子利用者や視覚障害者にとって、投票所はバリアフリーではありません職員に訴えても、私達の意見やアイデアをクレームだという以上に捉えてくれないという感触があります。現場で職員の方や会場のパートの方に車椅子を押していただいたときに、車椅子の扱いがわからないようで、怖い思いをしました。あとで聞いた話ですが、障がい者のケアをしたということで、その方にはお金が出るそうです。お金が出るぐらいなら、きちんと車椅子の扱い方ぐらい勉強してほしいです。

自分が気の弱い女だったら、もう行きたくなくなってしまうでしょう。

誰に投票するかはプライバシーの問題であり、
社会的弱者は誘導されることもあります

また私自身が投票所に出向いた際に、言語障がいがあることから、誘導的に誰に投票するかをその場であわや選ばせられそうになった経験があります。

また施設や介護者の言うとおりに投票をしてしまう障がい者もたくさんいるでしょう。投票所にはヘルパーが入ることはできません。それ自体はいいと思うのですが、そこから先、投票所では安心して振る舞うことができません。

選挙に行くというのも、選挙管理委員会の人に誰に投票するかを見られてしまうなど、プライバシーの侵害もあります。
今まで親や兄弟、施設の職員が書いていたと思えば、選挙管理委員会の人がいるのは進歩ですが、私達のプライバシーを守るような教育をされていない人もいます。障がい者にとって安心して投票をできるいう気にもなれないし、政治参加もしづらいです。

病院では入院している患者さんに、病院で力のある人が選挙への動員を行うことがあるそうです。患者さんや障がい者にとって、医療関係者は絶対です。施設でも同様のことが行われているのは想像に難くありません。

政党を超えて、投票・選挙での公平を求めます

私は町村知事の時代から、道庁に通いつめかけて、障がい者の自立生活や人権について、直接話し合いを持ってきました。思い出深いのは、堂垣内知事の奥様に良くしていただいたときです。政党を超えて、心のある政治をなさる方がいるのだと感じたことです。いま若い障がい者にとって、そのような経験はあまりないのではないかと思います。私はそれを気にしています。

本当はそれぞれの障がいの当事者が、自分の障がいのケアに必要なことを、投票・選挙での公平を求めて訴えていければいいと考えています。その機会を査問委員会で作っていただきたい。これは札幌市だけでなく、道内の選挙管理委員会で勉強しないと解決していかない問題です。

さあこれから選挙です。
急いで北海道と札幌市の障がい者たちが、安心して選挙に行ける勉強会をしてもらわないといけません。

教えるのは、障がい者自身です。

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