「竜とそばかすの姫」をまともな物語にするには(※ネタバレ注意)

 どうしたら「竜とそばかすの姫」がまともな物語になるのか考えた。前回の記事を読んだ方がわかりやすいと思う。
↓↓読んでみてください


「竜とそばかすの姫」に見る「女のヒーロー」の物語(※ネタバレ注意)

 https://note.com/osanagopore/n/n0a5fb2939381



 一回しか観てないのだが多分こうなんじゃね?劇場ですね……。私は正直にしのぶとけいを統合したらいいんじゃないかと思う。細田監督はそもそも「ハウルの動く城」をやりきれなかった過去がある人間なので(伝聞)……で、あれが元々何を描きたかったのかというと……
 
 男が女を救いたい!
 
 だと思うので……あ?そんなのありがちだと思いましたか?確かに社会的に救う話は多いですね。社会的力で救う話はザラにある。しかし「精神的に男が女を救う話」は少女漫画のありえない枠にしかないので……今の少女マンガは救いが精神的にと社会的にとが合わさってるちょっと無理すぎな界隈しかない(スクールカーストとかね)っていうか社会的なことが入らないのって80年代の乙女チック少女マンガにしかないんじゃないの?
 じゃあどうするか?
 竜は酷い傷を抱えていてなおかつ救いを求めてなどいないキャラにする(宮沢賢治先生を見直そう!)そんで最初はベルを救う立場にしてその後ピンチに落ちる。なお傷をないことにしようとする竜に救われたベルは「あなたのことが知りたいの」的行動を起こす。
 これってよくある話なのでは……?
 頑張れ細田守。美女と野獣はもうポテンシャル高すぎなのでモチーフとして引きずられ感が凄いので大変に難しいことに挑戦されたなあと思います。でも私はむっちゃ期待してます。精神的に傷ついた少女と少年が救われる話観たいです。
 で、私だったらどう修正するかと思ったんですけど……。
 まず、ヒロちゃんにUの世界に誘われてすずはベルとして初めは世界の端っこでささやかに歌ってる。そこに竜がいて歌を褒めてくれる。すずに電撃が走ったようなショックがあり(恋に落ちるわけ)そしてベルはすぐバズり竜に会いたいなって薄っすら思ってるけどなかなか会えない。という導入だったらだいぶ違うんじゃないだろうか?これなら学校生活もあまり出さずに済む……え?屈折しまくったすずを救いたい?この導入でいけないか??(そもそも説明を避けたがってる作品なのでなあ……モノローグもないよね。この手法を使うには物語制作技術が足りてない気がしないでもない。などと一流の監督に文句言う私って一体。)
 まあいいか!サントラは注文したよ!!

 追記:読み直すとカオス感が漂う文章ですが直し方がわからないので(結構文章書けるほうだと思ってたんだけど)頑張って考えてどうにかしたいと思ってます。


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