トライガンスタンピードとおぼっちゃまくん

 トライガンって「トライガンが帰ってきた!」っていうほど好きな作品でもないし(無印1巻しか読んでないような…)でもツイッターでトレンド入ってて今作スタンピードのアニメーションの動きを見てアマプラで観れるぞ(しかしカタカナでサーチしても出てこんかった)観てみたら何か知らないおっさん出て来てアレアレ?って思ったけど無印で何となく嫌いだった外連味?っていうかヴァッシュという人間?の本当の弱さを隠そうとしながら更に外向きに安全なる弱さの仮面をつけたようなのが鼻につくっていうか…なので今作では自分というものをさらけ出してるのにビビり散らかしたトライガンスタンピードの考察です。
 
 旧作のキャラはドラゴンボールの系譜で「強さを求める無邪気さ」の仮面の下で本当の自分というものを「バレたら大変だからいないことにしとこ…」と隠しながら社会的に見えないことになってるから見えない「少年の弱さとして責められてきた善性」つまり「綺麗事」と言われてしまう本質について、ヴァッシュは自分(作者)を守りながら主題をやるため別の「綺麗事」の仮面つけてるんだよね。スタンピードではその仮面をもかなぐり捨ててるように見えて「待って待って…そんなことバレたら大変よ!」と2話観て今作はそんなことが起こってる!と「社会的な男」について信用してない私が思ったんだから本当に事件が起こったのですよ。何だか同じことを二回言ったが。
 そんで私は大して漫画を大量に読む人間でもないのに手塚作品でも石ノ森作品でもない子どもの本音を描いちゃってるよ!って思い(多分子ども時代にトライガンに触れた人は感覚で知ってるのかもしれないが…でもあの外連味が好きな人は新作は嫌なんじゃないかとも思う。安心して楽しめないし)他にこの感覚が描かれてる作品あったっけ!?と考え、おぼっちゃまくんに辿り着いた。因みに私は別におぼっちゃまくんが好きなわけでもない。それですら「金」「お父ちゃまの庇護」「心の広い友人」等々全武装しなかったら御坊茶魔は存在出来なかったキャラである。小林よしのりの「甘えたい~!」という純粋すぎる願望駄々洩れでヒットしたんだからなあ。子どもって甘えと優しさがセットだ!(一応言っておくと小林少年は甘えるな!という育成歴を持ってて優しい性格。その上漫画家デビューするまで今で言うところの男社会のカーストが高めなのでそれが齟齬を起こしてるし今は自覚もしてるので他人の言うことに耳を傾ける傾向が高く「やあやあ我こそは誠実に考えてるぞよ!」って人のリトマス試験紙になるので自信のある方は接触を試みると面白いかも…何?誠実な奴はそんなこと考えない?大草原~~~!現実に存在してる誠実で繊細で優しい大人ってすげえふてぶてしいし図々しいんだぞ?ワールドトリガーの三雲修なんだぞ?なんじゃそら!自殺しないで生きるのにそうならざるを得ないから。まあ誠実に生きてるとそういう存在には縁があれば出会うことにはなるけどね)で、ヴァッシュは強いがそれは後天的に得たもので、いや優しさは強さなのか?その純粋さを失わないで大人になるのにどのくらい辛いことがあったか私には想像出来てしまう。優しい彼を利用しようとハイエナが群がってくるのは想像に難くない。まあ、フィクションでよかったよ。っていうか今作を創り上げた人間はどんな奴等なんだよ…?バケモンじゃん…。
 とにかく2話しか観てないがとんでもないことが起こってる!みんな伝説を見届けるチャンスだよ!私はそう思ってるからな!

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