こどもの教室もりのねでの実践・3学期
3学期になり、世の状況があれよあれよという間に変わっていきますが、こどもの教室もりのねでは、予定通りの教室開催ができました。
教室をお借りしている大山崎・くつろかさんと、ご家庭の理解のおかげです。
いつもありがとうございます。
1月31日のクラスは、こどもたちの通う学校の休校の影響を受けて、2名の出席となってしまいましたが、そんなことを感じさせない元気が溢れる時間になりました。
メインレッスンはひらがなの「お」。
最初のリズムの時間には、おおきい を感じるための遊びとして、お部屋のなかを大きく動きました。
リズムの時間では鬼ごっこ的な遊びをよくしますが、ルール説明のようなことはなるべく行いません。その代わり「公園に雨がたくさん降って。。。」と、ファンタジーの力を使っての導入をします。これで、こどもたちはぐっと遊びの世界に入ってきてくれます。
大きな水溜りのまわりを走るという設定にして円周上に座布団を置き、条件によって隣の石(座布団)に移動するというゲームにしました。「音が鳴ったら時計回り」「2回鳴ったら反時計回り」「数字カードで20、40、60が出たら・・・」などなど。よく聞いていないと間違えちゃう。
たくさん走って盛り上がって、終わった後はくつろかさんの薬草茶をみんなでたっぷり頂きました。
続いて「お」のお話を聞き、お話に沿ったノートを書きます。
今回はお話から取り出した「お」の字を書くと同時に、シュタイナー教育独自の教科の1つであるフォルメン も取り入れました。
2人ともなかなかユニークなノートを仕上げると、お話のプレゼントの時間です。
「太陽と月の娘」という北欧の昔話を語りました。
これは日本で言えばかぐや姫のようなお話で、こどもたちの反応がとても素直でさすが、と思いました。
もりのねは、月に2回の教室なので、なかなかたくさんの平仮名を取り上げることはできませんが、学校とまた違う出会い方、学び方はこどもたちにとって新鮮だったのではないかと思います。
3学期の残りは四則演算、そして愛先生の手仕事と、1年の締めくくりで水彩を行う予定です。
どうか予定通りに教室が開催されることを祈りながら。