江戸幕府は「日光街道」「奥州街道」「中山道」「甲州街道」「東海道」の五街道を整備した。五街道は江戸の日本橋を起点とし、京や大阪をはじめ、主な城下町と江戸を結び…
遊廓関連の本を読み進めているうちに、かつて横浜に遊廓があることを知った。しかも、その場所というのが現在の「横浜スタジアム」の場所だという。野球よりサッカー派の…
最近の私は、遊郭についてあれこれ資料を読んで見識を深めている。幸い遊郭に関する資料は豊富で、そこで働く人々、文化、経営の実態など様々な角度から取り上げた書籍も出…
吉原といえば、「あの、吉原ね」と誰もが頷く日本一の色街だろう。華やかさと陰鬱さが交差する街。そこで繰り広げられる人間ドラマは、映画やドラマなど多種多様のジャンル…
最近の私は遊廓の歴史や売春の歴史を調べている。その過程で面白い本を読んだので紹介する。『遊郭と地域社会 貸座敷・娼妓・遊客の視点から』という本だ。 遊廓という…
風俗嬢が風俗に来たお客さんの性癖を赤裸々に語る『コワ〜い風俗のお客さん』という本を読んだ。 人によっては顔をしかめるかもしれないが、僕はこの本がとても面白かった…
先日、鶯谷のラブホテル街(以下、ラブホ街)を歩いた。やはりラブホ街はいい。独特の建物が軒を連ね、時代に逆行するかのように個性を放つあの空間に、私はつい足を運びた…
以前から気になっていた場所があった。鶯谷にあるホテル街だ。 JR山手線の鶯谷駅。北口と南口があるこの駅はとても特徴的な構造をしている。南口は高台にあり、上野公園…
DEEPなおさんぽ(オーさん)
2024年3月31日 11:07
江戸幕府は「日光街道」「奥州街道」「中山道」「甲州街道」「東海道」の五街道を整備した。五街道は江戸の日本橋を起点とし、京や大阪をはじめ、主な城下町と江戸を結びつけた。また、街道沿いには宿駅が置かれ、やがて宿場町に発展。宿場町には旅人が泊まる旅籠や、大名や幕府の役人などが滞在する本陣が置かれ、旅人を目当てにした店も多く置かれていた。 江戸の宿場町で特に有名なのが「江戸四宿」と呼ばれる「品川宿」
2024年2月10日 19:09
遊廓関連の本を読み進めているうちに、かつて横浜に遊廓があることを知った。しかも、その場所というのが現在の「横浜スタジアム」の場所だという。野球よりサッカー派の私は、今まで横浜スタジアムに一切縁がない生活を送ってきたし、今後もないだろうと思っていた。だが、遊廓と縁があるというなら行くしかない。私は横浜スタジアムまで向かうことにした。横浜で遊廓の歴史に触れる横浜開港と遊廓の関係 そもそも、横
2024年1月26日 22:42
最近の私は、遊郭についてあれこれ資料を読んで見識を深めている。幸い遊郭に関する資料は豊富で、そこで働く人々、文化、経営の実態など様々な角度から取り上げた書籍も出版されている。そうした書籍を読む過程で、「実際に遊郭で働いていた人の話とかってないのかな?」と思った。そんな時に見つけたのが今回紹介する『聞書き 遊廓成駒屋』という本だ。本書は、かつて名古屋にあった中村遊廓内で仲居として働いた女性から、
2024年1月24日 17:32
吉原といえば、「あの、吉原ね」と誰もが頷く日本一の色街だろう。華やかさと陰鬱さが交差する街。そこで繰り広げられる人間ドラマは、映画やドラマなど多種多様のジャンルで語られてきたし、資料も豊富で、吉原についての書籍も数多く出版されている。行ったことはないが知っている街。それが吉原だろう。だが、やはり実際に行ってみないとわからないこともある。街を歩いて、そこに流れる空気を感じる。そこを通る人たちを眺
2024年1月10日 22:52
最近の私は遊廓の歴史や売春の歴史を調べている。その過程で面白い本を読んだので紹介する。『遊郭と地域社会 貸座敷・娼妓・遊客の視点から』という本だ。 遊廓というと吉原を思い浮かべる人は多いだろう。吉原に関しては、歴史もあり、フィクション、ノンフィクション問わず様々な媒体で語られ資料も豊富だ。成立過程やどんな街並みだったか、そこで働く人々の暮らしなどもある程度はわかっている。 だが、一つの場所
2023年11月4日 12:50
風俗嬢が風俗に来たお客さんの性癖を赤裸々に語る『コワ〜い風俗のお客さん』という本を読んだ。人によっては顔をしかめるかもしれないが、僕はこの本がとても面白かった。「なぜ、この方向に行ってしまったのか」という客たちの所業の数々が風俗で働く従業員たちによって赤裸々に語られている。確かに客たちの性癖はコワいしキモい。実際読んでいてドン引きしてしまうものもある。だが、そうした本人にも説明できない歪みやね
2023年9月6日 20:45
先日、鶯谷のラブホテル街(以下、ラブホ街)を歩いた。やはりラブホ街はいい。独特の建物が軒を連ね、時代に逆行するかのように個性を放つあの空間に、私はつい足を運びたくなってしまう。 そんなラブホ街が好きな人間なのでつい『日本昭和ラブホテル大全』なんて本に手を出してしまう。この本はタイトル通り、昭和の香りを今に残すラブホテル(以下、ラブホ)の数々を紹介している。ページを開くと、個性的で思わず目を
2023年9月2日 22:22
以前から気になっていた場所があった。鶯谷にあるホテル街だ。 JR山手線の鶯谷駅。北口と南口があるこの駅はとても特徴的な構造をしている。南口は高台にあり、上野公園方面へ行く人々が利用する。一方、北口は地上駅舎のようになっていて、市街地へ行く時にはこちらの駅を利用する。このうち北口のすぐ近くには、いわゆるラブホテルが密集するエリアがあるのだ。「鶯谷はヤバい」 そんな噂を聞いたのはもうかれこ