ほうがく音痴――2023/06/29
例えば、
文章の処理が苦手な人は、
いくら文字を目で追っても、内容が頭に入ってこない。
例えば、
数字の処理が苦手な人は、
Excelの参照エラーが原因で、3ケタも違っているような異常値に気付けない。
それでいうと、
私は「方角」の処理が苦手だ。
むろん。方向音痴でもある。
それは前提として、それ以上に、方角音痴でもある。
脳が「東西南北」という文字も、音も、処理できていない。
「処理できていないなぁ~」という実感がある。
「駅の北口に集合」と言われたら、
2秒後には、え?どっち口?となる。
聞き取れなかった、とかではない。脳が処理できなくて、情報が素通りしている感じだ。
ゲームとかでも、「村の東にモンスターが出たよ」とか言われても、全く覚えていられない。
中でも一番わからないのが、あれだ。
Googleマップ 「北へ進みます」ポーン
わかるかぁぁぁぁぃ!!!!!
そんな指示出すくらいなら、黙っててくれ。
沈黙が気まずいのか?
なあ。グーグルマップよ。
俺とお前は、そんなに浅い付き合いじゃないはずだ。
…まぁ、俺がどっちを「正面」にしているか、スマホが判断できずにGPSがクルクルしているときは、
「左」とか、「直進」とか言うことができないので、仕方なく「北」と言っているんだろう。
わかるよ。その気持ち。
お前が「左」と言ったけど、
本当は「直進」が正しい順路だったとき、
ぶちギレる人もいるだろう。
それに比べて、「北」と言えば、間違いはない。
方角は平等で、恒久的。
うん。確かに間違いはない。正しい。
お前は正しいよ。
でも、正しさが正義とは限らないだろう?
問題解決につながらない正しさは、自己満足じゃないのか?
オッケーGoogle。
自分が罪に問われなければ、他人を苦しめても平気なのか?
スミマセン。ヨクワカリマセン。
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