BlockFi/倒産録(1)
仮想通貨レンディング会社であるBlockFiが米国倒産手続きであるチャプター11を申請しました。
自分が口座を持ってレンディングをしていた会社が倒産なんて、中々経験できないですし、まして、それがアメリカの会社なんて珍しいと思います。
どんな流れで倒産手続きが進んで行くのか、預けたビットコインは返却されるのか。
今後の動きを記録に残していこうと思います。
今までの主な動き(米国日付)
(11月11日)
BlockFiが通常オペレーションが困難になったことをアナウンスし、顧客による出金を停止
(11月28日)
BlockFiが米国連邦裁判所に破産(チャプター11)を申請
(11月29日)
裁判所での第1回ヒアリングが開催
ヒアリングで明らかになった内容は以下のとおり:
・BlockFiには10万人を超える債権者がおり、今の段階で手元には約257Mドルの現金がある。
・BlockFiの約355Mドルの仮想通貨がFTXに預けてあり、FTXで凍結されている。
・上記の355Mドルに加え、BlockFiはFTXの姉妹会社であるアラメダ・リサーチに671Mドルを融資している。
・BlockFiの代理人弁護士は、BlockFiの資金をFTXから取り戻す手続きは長い時間を要すると考えている。
今後の予定(米国日付)
(2023年1月9日)
裁判所での第2回ヒアリング開催予定
注目の動き
BlockFiは早速、FTXのCEOだったバンクマン・フリードから資金を取り戻すべく動き始めています!
いいぞ、いいぞー。
彼の関連会社に対し、約700億円の返還を求める訴訟を提起。
バンクマン・フリードが保有していたRobinhood社の株式について、契約の中で担保権が設定されていたらしく、その契約に基づきBlockFiが担保権を行使して引き渡しを求めてます。
このRobinhood社の株式の現在の価値が700億円相当。
これが上手くBlockFiに引き渡されればインパクト大ですね。
私の口座状況
BlockFiの口座を開くと、以下のようなコメントが出てきます。
「BlockFiはチャプター11を申請しました。顧客のために、会社価値を最大化できるような再建策を講じていきます」などなど。
1万ドル分のビットコインで開始した私のレンディングは、一時8,000ドル台まで下落していましたが、今は9,000ドルを超えてます。
このビットコインが無事戻ってくれば良いのですが、まぁ、過度な期待は持たず、出金再開に向けてBlockFiには頑張ってほしいです。