恋愛初心者2

　2年半ぶりにできた恋人と、1ヶ月で別れてから2ヶ月半、新しい恋人ができました。僕が一番驚いています。やっと重い腰をあげて付き合ったのに1ヶ月で別れた時は、僕が恋愛で積み上げてきたものを全て失ったように思いました。そして更に腰が重くなったようにも感じていました。2ヶ月前に書いた恋愛初心者には、もうしばらく自分から動くことはない。とまで書いていました。しかし、恋人ができました。何故なのか自己分析してみます。

　まず運とタイミングという自分では操作しづらい要素があります。これについてはラッキーだったと言う他ないでしょう。しかし、本当に心を閉ざしてしまっている時は、そんなラッキーも手放してしまうものです。それこそ数ヶ月前までの僕なら、きっとチャンスを掴めていなかったと思います。さらに腰が重くなったと感じていた前回の失恋で、僕はどう変化したのでしょう。

　僕は自信を失うということがある意味いい方向に作用したように思います。積み重ねたものが崩れ去ったように感じたことで、まっさらな気持ちで恋愛に向き合うことが出来ました。また良い意味で諦めの良さみたいなものが出たと思います。それは10代前半で初めて恋愛をしたときのような気の持ち方です。必要以上にあれこれ考える性格の僕は、歳を重ねるごとに経験と自信を得ていきましたが、それは一方で重い足枷でもあったように思います。

　そしてそんなフラットな状態の時に、偶然一緒にいたいと思える人に出会えたことが幸運でした。数ヶ月前の僕なら、先のことや周りの人間のことをあれこれ考え、きっと付き合わず終わっていたと思います。今は本当の意味で自分に正直になれている気がします。

　10代前半のような気持ちを持てたからこそ恋人ができたわけですが、でもやっぱりその頃よりは大人です。描く理想はそこまで遠い未来ではないことを知っています。それと同時にその理想が簡単ではないことも、もちろん熟知しています。だからこそ、夢を見ながらも地に足をつけて頑張ろうと思います。

　そして本気で理想を夢見て、それが破れた時には本気で泣くのだと思います。そんな気持ちだけは、何も持っていなかったあの頃の僕と同じだから。

　付き合った次の日にここまで書いてから1ヶ月弱、下書きで眠っていたこの文の終わりを書こうと思います。(今日2024年9月17日)この一月であった変化とすれば、地道に進んでいく決意がさらに固まったことくらいでしょうか。未来で確実なことは何もありません。不安も沢山あります。だからこそ未来の自分がこのnoteを読んでどう思うのかとても楽しみです。笑ってたら良いな。またいつか。