ヤシの実作戦の興味深い3つのポイント
社長の青野さんがやっているということもあるのですが…、下記3つの点で新しい発想や視点があってとても興味深いなと思いながら応援しています。
1.政党 VS 個別議員
2.個別政策 = 価値観
3.透明×共感 VS クローズ×権力
ヤシの実作戦
1.政党 VS 個別議員
議員が100人いたら100通りの政策があるはずで、もし自分の個別の主張が「党の」意思決定と違う場合、あらためて、各議員は党を優先して自分の主張を抑え込むのか、党より先に「個」を大事にするのか。党に守ってもらうことを選択するか、自分の意思を貫くか。会社で考えると、企業理念や長期の方針には共感はするものの、全ての意思決定が一緒じゃないといけないわけじゃない。踏み絵をして「お前は裏切り者か?」と試されているようで、3年で若者が退職して困っている大企業のような昭和臭がしますね。結果的には多くが自民党議員になってますけど…。
2.個別政策 = 価値観
選択的夫婦別姓と同性婚に賛成する人と反対する人。主張は人それぞれなので、自由なんですが、個人的な感覚として、賛成している人は、女性と若者が多いような気がします。いろんなところでアンケート調査していますが女性×若者が一番多く、反対している属性は、男性×年配。これって社会や会社の様々な場面で対立しているカテゴリーの構図に似てる。そして、権限や権力を持っているのは男性×年配が多い。これでは日本のイノベーションが…と語るのは飛躍しすぎなのかもしれないですが、若い世代が住みにくい世の中を持続させている一つの原因ではないかとは思います。
3.透明×共感 VS クローズ×権力
選挙運動というのはPR合戦なわけで、そのPRの手法がITに変わりつつあるなかで、透明性がとても重要になってきます。伝えるコストより隠すコストのほうが圧倒的に高くなっていきます。それを選挙資金の集め方、選挙資金の使い方、いかに透明性や効率性が大事になるのかに一石を投じているのかなと思います。古い方法で選挙で当選しようとしている人達と新しい手法でその人達を落選させようとする人。透明×共感が勝つのか、クローズ度×権力が勝つのか。