リーダーの苦い体験:リーダーからの提案に対する消極的・無関心な人たちにこう対応する❣
今日は、先週の全体会議で、私が発した提案に対する社員さんからの消極的な反応に対して、どのように私が対応したのかについて、共有させて頂きます。前向きな意見を述べた他の積極的な社員さんの様子も合わせて紹介します。
提案から始まるリーダーの試練
先週の全体会議で、私は会社のコストダウン案を提案しました。内容は、基幹ソフトウェアのアカウント数を削減するというものです。これにより、少なくとも経費の1%を削減できる可能性があると考えたのです。しかし、会議に参加した11名の反応は次のように分かれました。
消極的な意見を述べた人:3名
無関心で発言しなかった人:6名
積極的に賛成意見を述べた人:1名
当初はコストダウン提案なので、全員が軽く受け入れてくれるものだと思い込んでいました。従って、80%が消極的または無関心な態度だったことに、最初はショックを受けました。
しかし、成果を出すためには、微笑を浮かべながら、グッとこらえました。このような場面でも諦めずに進める姿勢が必要だと考えたからです。
消極的・無関心層へのアプローチ
私は、スタッフの消極的な意見をひたすら聞くことから始めました。彼らの言い分として挙がったのは以下の内容でした。
「アカウント数の減少により、他人が欲しいデータのアウトプットを誰かが代わりにやらなければならない。」
「データは頻繁に使用するので、自分でやりたい。他人に頼むのは気が引ける。」
「コストダウン額が小さすぎて、本当にやる価値があるのか?」
「データのアウトプットに毎月多大な時間を要している。」
私はこれらの意見が本当かな?と疑問に思いながらも、これらの意見をしっかりと受け止めつつ、沈黙が続いても辛抱強く待ちました。その中で唯一積極的な意見が出ました。
「見たいデータは限定的で、毎日30分程度で対応できる範囲です。」
「コスト削減が全体経費の1%になるなら、やる価値があると思う。」
このような前向きな意見が出ることで、会議の雰囲気が少しずつ変わり始めました。私は少し救われたような気持になり、賛成意見が出たところで、一気に押そうと思いました。
結論と具体的な行動
最終的に私は以下の結論を出しました。
① 将来的に4つのアカウントのうち2つを削減する。
② 欲しいデータを効率よく共有できる方法を考え、それらを実行できることを確認したうえで、アカウントの削除を実行してもらう。
短期間で成果を出すことを優先し、まず小さな成功を積み上げることにしました。コストダウンも実現し、仕事の生産性も変わらなければ、それが成果です。
消極的だった人や無関心な人たちにも「やれば成果が出る」という体験を積んでもらうことができれば、次の挑戦のハードルが下がると考えました。
リーダーが学んだこと
今回の体験を通じて、私は以下のことを学びました。
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成果が第一優先だと思い、情熱を持って行動すること
リーダーが自分の提案に情熱を持ち、ぶれない姿勢を示すことで、周囲の人々も次第に信頼を寄せるということ
成功体験を共有すること
小さな成果でも、スタッフ全員にその効果を見せることで、次への意欲を引き出すことができる(特に無関心層の意欲に火をつけるため)
多様な意見を尊重すること
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消極的な意見も含めて全ての意見をまず受け止めることが、組織の信頼を築く基盤になります。
リーダーとして、チームの模範となる行動を率先して取り続け、スタッフが前向きな姿勢で仕事に取り組める環境を作ることが何より重要だと感じました。
皆さんの職場でも、新しい提案に対して様々な反応があるでしょう。今回の私の体験が、少しでも参考になれば幸いです!
今日はチームとのコミュニケーションの中で起きた事例を共有させて頂きました。最後まで読んで頂いてありがとうございます。