自分のガマンが、若い方にもガマンを強要している
私は、30年余り家電修理に携わっております。一般のお客様宅に出向きテレビ、洗濯機、エアコン等の家電製品の修理業務に従事しています。
今日は日々業務していて感じる事を述べさせていただきます。
2020年度、私の会社が取り組んでいる事の一つに
「若手社員の離職率を抑える」
事に取り組んでいます。
対策として、係長を中心に小集団グループ(4,5人)を作成し、月一回のグループ会議を開催します。
若手社員、中堅社員、ベテラン社員から、仕事で困っている事を発言してもらう機会です。
グループの方々の発言を聞いているうちに、こう思うようになりました。
「自分のガマンが、知らず知らずのうち、若い方にガマンを強要しているのでは」
理不尽なことを言われても我慢してやり過ごす
無理なことを依頼されても文句を言わずこなそうとする。
私のようなベテラン社員は、「しょうがないな。言ったってしょうがないや。自分が怒られとけば、丸く収まるから」と思い、業務をこなしてきました。
「我慢するのが当たり前、忖度するのが当たり前」
私たちベテラン、中堅社員の「我慢するのが当たり前、忖度するのが当たり前」との考え方に基づいた行動、言動が若手社員に知らず知らずに浸透していき、しんどくなって離職してしまう。
原因は、私たちベテラン社員が理解できないこと、我慢をしなければならないことを逐一上司に発言し続け、問題提起をしなかったことです。