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国際線CAがはじめた島暮らし

誰よりも海を越え、通勤をした自信があります。
パイロットに計算されて、気づいてしまった。
家に帰るまでに36時間もかかること。

2017年。ヨーロッパ系の客室乗務員として働いていた私は、いろんなご縁と勢いで、神津島で3つ目の夢だった宿を始めることになりました。

夢を叶えたというと、とてもカッコよく聞こえるのだけど、実際には、とてもとてもたくさんの方々の協力があってなり得たこと。宿を作り守ってくれたパートナーはもちろんのこと、見守ってくれるご近所の方。乗務中も気遣ってくれる同僚や先輩方のおかげで3年間ヨーロッパとの往復をしながら神津島で暮らし始めることができました。

でも、多くの人が思い描く(であろう)なんかキラキラしたCAさんでもなければ、素朴にのんびり暮らすでもない。「フツーのCAさん」と「フツーの田舎暮らし」をかけ離れる生活を送ってきたような気がします。

更に言えば、気が強い私は、意見が異なる度に喧嘩をし、また考えすぎて疲弊し。8時間の時差とフライトの疲れが追い討ちをかけて、余計に機嫌を悪くする…という悪循環にハマることも度々。

だけど、どんな格好になろうとも、神津島に帰ってくると、とてつもなく安心できて、目の前に広がる青く澄んだ海や、沈む夕日、満点の星空を眺めていると、心がスーッと落ち着いていく。
それに、たくさんの人に「おかえり」って言ってもらえるのが何だか嬉しくて。

あー幸せ。

って生きているうちに自然と口から出てきたこと。
それがなんか素晴らしいなって思ったんです。
これが、「豊かさとは」の一つの答えかもしれないと思い、noteに書いてみることにしました。

#ゆたかさって何だろう
#神津島
#島暮らし
#田舎暮らし
#CA




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