そうぞうりょく
すべてのものに
色などは存在していないと思う
おれたちは
光の助けがないと
この世の色彩が認識出来ない
暗闇の中で林檎は赤い
と認識できるか?
暗闇の中であなたはあなた
と認識できる?
おれたちは意志の力で
心臓をドキドキなんて
させられないけれど、
恐怖やトキメキの想像だけでも、
いとも簡単に心臓は
ドキドキするではないですか?
恐怖心は意志で
いくら怖くない怖くない
と思っても
想像力で感じてしまう
怖さは絶大だ。
それは例えば、
おれたちの光は想像力であって
目をつむっても
光を想像すれば
世界は色彩で満ちたりる。
そしてあなた自身もそう。
例えば……
例えば
あなた自身を
立ち上がれないほど打ちのめす、
あなたを暗闇の中に
引きずり落として
見えなくしてしまう
出来事があったとしよう。
そんな時、
あなたの助けになるのは
あなた自身の想像力
だけであって
それは暗闇における
光であり色彩なんよ。
それは、
たとえば他人から
助けのような道を
案内されたとする
朝日が
輝くほど綺麗だったとする
夕日がせつないほど
退廃的な美しさだったとする。
が、
それを助けとするか否かは
あなたの想像力に
かかっているんだと思うよ
心優しい友人の助言を
太陽のエネルギーを
自分のものにするのも
あなたの想像力に
かかっていると思う
いくら
ダイヤモンドのような
助言だって
光という想像力にあてないと
輝かない
そして想像力は
助けであると同時に
敵でもある
あなたの想像力が
偏見と差別に満ちていれば
ダイヤモンドもただの石ころ。
だから
だから世界を変えるよりまず
想像力をキラキラとした
光に変えようよ
その世界は
林檎は赤では無く
林檎色にすることも可能だし
あなたは青では無く
あなた色にすることも
可能だと思うんだ。
この國で
起こっている
様々な事象の
殆どの事は
想像力の欠如だ。
おれはそう思う。
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