『普通』の家庭なんて無いから心配しなくて良い
どうもお魚様です。
今回は自分の経験談と言いますか、がっつり自分語りをさせてもらおうかなと思ってます(笑)
「親の事を大切にしなさい」
「家族は仲良くするもの」
「親の言う事を聞きなさい」
世の中にはたくさんの家族に関する「普通」の考え方やあり方があります。
私はその「普通」に子供時代悩まされていました。
というのも私は家庭環境があまり良いとは言えない環境で育ちまして。
両親が離婚した後母親に引き取られ新しい父親が来たのですが、そことの関係が長年上手くいかず、それが原因で母親とも軋轢が生まれ結果としては家の中で会話も無いような、とても良いとは言えない家庭環境の中、子供時代を過ごしました。
そんな家庭環境だった当時の私は周りに似た境遇の友人もおらず、なかなか相談も出来ずにいました。
友人宅に遊びに行けば優しい母親が出迎えてくれてくれ、「ただいま」や「おかえり」といった何気ない会話の光景を見るたびショックを受けることもしばしば。
学校の先生、友人、親戚、皆一様に言うのは「親を大切にするのは普通」「親の言うことを聞きなさい」そうした言葉ばかり。もちろん当時の私も皆悪気があって私にそう言っていた訳ではないのは分かっています。
でも、どうしても私は親を大切に思えませんでした。
友人の家で見るいわゆる「普通」の親子関係を見るたびに、自分の家がそうではない事に劣等感を抱き、「親を大切にするのは普通」といった言葉を聞くたびにそう考えられない自分は普通の人じゃないと責めるばかりでした。
私は「普通」に悩まされて子供時代を過ごしていたのです。
時は流れ高校を卒業した私は地元で就職をしました。沢山の大人達に揉まれながら生きていく中で1人の「躁鬱」が激しい先輩と出会いました。
先輩と言っても60歳を目前とした方で、この方は精神的な病気により感情の起伏が激しく今に至っている方でした。
その方は珍しい苗字ということもあり、ふとある事を思い出した私はその方について少し調べてみました。すると予想通り、
なんとその方、私の同級生のお父さんだったのです。
その同級生と私は特に喋ったりするような仲では無かったのですが、側から見ても家庭に問題を抱えているようには見えない人で、いつも元気でみんなを引っ張るリーダーのような人でした。
他の先輩に話を聞くと、どうやらその同級生のお父さんは昔から精神的な病を患っていたらしく、つまり私が学校に通っていた時代からすでに病気だったということ。
家庭にそんな問題を抱えていながら誰にも悟られずに学生生活を送っていた同級生の存在を知った私は、同級生には悪いですが、家庭に事情を抱えて学校生活を送っていたのが自分だけじゃなかったという事が分かり、凄く救われた気がしました。
大人になって本当に様々な人と出会いました。そしてそのほとんどが大なり小なり「普通」じゃない問題を抱えて生きています。
悩みは様々あれど悩んでいるという事についてはみんな同じです。
視野を広げてしまえば自分だけ問題を抱えてるなんて事は絶対にありません。
私が好きな「禅」の考え方で「どうしようも無い事を考えても仕方がない」という考え方があります。
産まれてくる家を私達は選べません。そんな事を恨み考えても仕方がない事です。
大切なのはこれから先をどう生きるかということ。
どうしようも無い事を考えて劣等感を抱いたり、誰かが決めた「普通」と違う自分を責める必要はありません。
人と比べても何も産まれません。
私はずっと自分の今いる状況が悪いのは親のせいと思って生きていました。
でも実際は違いました。
私は親や育ちの悪さを言い訳にして自分で人生を切り開く事を放棄していただけに過ぎなかったのです。
私は自分で自分の人生を生きるため、猛勉強をし国立大卒の受験者を抑え今の職場に成績1位で入る事が出来ました(自慢です笑)。仕事を通じ今の奥さんと出会い結婚し、今では子供が産まれ毎日幸せな生活を送っています。
きっとどうしようも無い事を言い訳にして、ぐずぐず生きていただけでは今の幸せを掴む事は出来なかったでしょう。
私は今の幸せは自力で掴んだと自信を持って言えます。
何度も言いますが皆何も無いような顔をして裏では様々な問題を抱えながら生きています。私も自分の親子関係にまだケリがついていません。今でも親が嫌いですし、絶縁関係は続いています(実の父とは今は仲が良いです)。「他の人から仲良くしなよ」と言われてもそれが今の私の答えだからそれで良いと自信を持って思っています。
決して皆さんに親子仲が悪くなりなさいと言っている訳ではありません、そりゃ関係は良いに越した事は無いです(笑)
話にまとまりが無くなって来ましたが、
要するに今回伝えたい事は、
ということでした。
同じような悩みを抱えている人の心が少しでも軽くなれば幸いです(о´∀`о)