アニメすこ
アホみたいなタイトルをつけている。
アニメがほどほどに好きだから,「好き!」「大好き!!」よりも「すこ」くらいがしっくりくるかなと思った。
小学校高学年くらいから,深夜アニメを観るようになった。
リアルタイムではなく,録画だ。
同じく友人に触発されて見始めた幼馴染は,「視聴率に貢献する!」とリアルタイムで観ていた。ワンセグは視聴率に貢献しない(?)と,深夜にアラームを設定し,夜な夜な一人テレビで視聴していたそうだ。当時小学生だったが十分ガチ勢と呼べるだろう。
私はヌルいオタクだ。オタク以前の,ただの「アニメすこ」なやつだ。
今はAmazon primeで観ている。もう面倒で録画すらしない。
鬼滅の刃がとんだブームになっているので,なんとなく観始めたら「あれ,これ1巻無料で読んだことあるな。」CGらしいCGも気にならず絵柄に程よく紛れており,主人公の技のエフェクトも美しい。作画がとにかく神なのだと素人ながら理解できた。ストーリーも分かりやすい。
私はこんなありきたりなことを書きたいわけではないので早々に鬼滅の刃の話は切り上げる。
鬼滅の刃以降に観たアニメは,炎炎ノ消防隊,呪術廻戦,日常,進撃の巨人,ハイキュー,弱虫ペダル,暗殺教室,僕のヒーローアカデミア,月刊少女野崎くん,おそ松さん,くらいだろうか? まだあるかもしれない。
我ながら意外と多い。しかも半分以上は二周目以降だ。日常,暗殺教室,月刊少女野崎くんに関しては数周している。
今は虚構推理を視聴している。また個人的な感想を別の記事にまとめよう(多分)。
怪奇物が好きだ。これは「すこ」ではなく,普通の「好き」。
まだアニメが白黒だった頃のゲゲゲの鬼太郎を観たことがある。何度も。小学校低学年か,そこらの年齢の時だ。TSUTAYAに連れて行ってはくれるものの新作は必ず却下するドケチな(愛を込めて)父親が,旧作中の旧作であるゲゲゲの鬼太郎白黒バージョンしか借りることを許してくれなかった。どうしてだよ。カラーの鬼太郎も十分旧作じゃないか。
朧車の回をいまだに覚えている。めっちゃ怖かった。鬼太郎の顔,朧車の目,鬼太郎,朧車,鬼太郎,朧車,目,目,眼,プレーヤーが壊れたのかと思うくらい何度も繰り返し交互に映っていた。
しかしこの記憶は定かではない。なにぶん随分前の出来事であるから,誇張された映像かもしれない。もしかしたら朧車じゃなくて,原作で恐怖を感じた吸血鬼の回だったのかもしれない。
今このテキストを打っている自室に愛蔵版ゲゲゲの鬼太郎全5巻がある。確か8歳の時,祖母が生協で買ってくれたものである。5000円だったかな。
今は漫画もアニメもそれぞれ十分に面白い。けれど,メッセージ性のようなものは薄れてきていて,いかに大衆ウケするか,いかに手の込んだストーリーを展開するかという技術が肝になってきているような気がしないでもない。そして自分自身も作者のメッセージを読み取ることより,そのものをそのまま受け止めることに全集中して,作品の深淵部に辿り着くことができない。
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