嘔吐反射で歯科治療が辛い方へ
嘔吐反射とは、お口の中や、喉の奥に異物が入ってきた時、異物が食道へ入らないようにするために本能的・反射的に吐き出そうとする防御反応のことです。
嘔吐反射の種類
えずき(えづき)の症状も患者様によって異なります。
・うがい(ウガイ)をするときに喉(のど・ノド)がえずく
・歯磨きをするときにもオエッとなる(吐き気がする)
・喉元に異物がある状態が苦手で、タートルネックも着ることができない
・Yシャツも一番上のボタンをとめる事が出来ない
・ネクタイも締められない
・美容室で首に巻かれるタオルが苦痛で、テルテル坊主のように首を絞めるシートも苦手
など様々な症状があります。
歯科治療だけでなく、日常の生活の中で嘔吐反射にお悩みの方も多くおられます。
嘔吐反射の方が抱える歯科治療へのご不安
・口をあけると思うとえづいてしまう
・口の中にモノが入ることを考えるだけで気分が悪い
・レントゲン撮影ができなかったことがある
・治療中に嘔吐(もどした)ことがある
・治療が進まず、怒られたことがある
・また怒られるのではないかと怖い
・自身での歯磨きも苦手
・前歯は歯磨きできるが、奥歯は歯磨きできない
・歯医者のことを考えるだけで怖い
・頻繁にえずく、えずき癖があるので、歯の治療にストレスを感じる
・嘔吐反射やえづく(えずく)原因は分からないが、歯の治療は本当に辛い
・治療しないといけないとわかっているが連絡できない
目が覚めたら治療が終わっている!?嘔吐反射の方へ当院が行っていること
歯科医院がお苦手な方も多くいらっしゃいます。なんとか勇気を出して、何十年ぶりに歯科医院へご連絡くださった方も多くおられます。
そのような患者様へ当院が行っていることをご紹介いたします。
1)「カウンセリングルーム」
緊張をほぐしていただくため、歯科器具の一切ないカウンセリングルームにてゆっくりとお話をお伺いします。
2)お顔の外側から撮影するレントゲン撮影
お口の中に大きな機器を入れることなく、お顔の周りからパノラマレントゲン撮影を行います。
お口の中に入る器具は、前歯で噛んでいただくプラスチックの棒のみです。
そちらも難しい場合には、ご自身の舌を噛んでいただくことも可能です。
3)無理のない姿勢での口腔内診査
診療台の背中を倒すことができない方も多くいらっしゃるため、診療台の背も倒さず、無理のない範囲でお口の中をしっかりと診察させていただくことも可能です。
4)治療時には「静脈内鎮静法・麻酔法」
治療時には、静脈内鎮静法・麻酔法を用いて、夜眠っている意識のない状態にて治療を行います。
お身体にルート(点滴)をとり、眠る麻酔のお薬を投与していきます。
意識のない状態になりますので、ご自身でお口をあけている感覚、オエっとえづく感覚など感じることなく、『目が覚めたら終わっていた!!』を感じていただけます。
まずはお気軽にお問い合わせください
是非、歯科治療の第一歩を踏み出していただければと考えております。
ぜひこの機会に、今後の将来の健康と安心を取り戻していただけますようお力になれればと思っております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?