2024年1月10日(金)

今日も今日とてその日のうちに日記を書くわ。
いま神奈川に向かう途中の東急線なの。

  • ソウテイガイの疲れで結局6時半に起きる。早起きは難易度がいつまでも高い。靴下を履く時、一瞬だけ床に触れる。寒さで痺れる。

  • 長いこと仕事が宙ぶらりんのタイミングなので、だんだんイライラしてきた。コーヒーを2杯飲んで加速するけど向かう方向がもやもやしたままで、なんだか気持ち悪くなる。温めてみたら少し良くなる。

  • 赤坂見附はきらきらのビルを。青一は空と影のばちばちコントラストを。後者の方が好きかも。好きだという理由で使う駅を変えられたらなぁ。

  • 大都会出身者が抱く地元への感覚と、観光地出身が抱く地元への感覚は近い気がした。地元についておしゃべりする会議を開こう。

  • ↑こういうのmixiでやればいいのかな。

  • KAATで「ドードーが落下する」を観る。

病室の角のような壁と蛍光灯の照明、無機質な白い革製のベンチ、中途半端な緑の壁があった。
白衣を着た男が意味のわからないことを話してる。
気づくと壁の上に複数人の俳優がいる。よじ登ってきている。
別の男が白衣を脱がすところから始まる。

白衣を着ていた男はお笑い芸人で、白衣を脱がした男とコンビだった。最初は売れないお笑い芸人の日常ストーリー(飲み会とかバイトとか)なんだけれど、だんだん、白衣を着ていた男の言動がおかしくなっていく。だんだん他の登場人物も会話が成り立たなくなって、奇行が増える。

白衣を着ている男は以前から病気で、隠していたことが明かされる。
明かされてもなお、相方や周りの芸人仲間は普通に接する。もちろん揉めたりもするけど。病気を乗り越えて社会に馴染めている。かのように見せたあと、最後のシーンで再び病室に戻る。また奇行と成り立たない言動に走る。その中で仲間たちが病気が発覚する前の白衣の男のことを思い出し、懐かしみ、悲しみ泣いたりする。病気であることはどうやっても消えてくれない。

最後は相方と2人で話して終わる。

俳優は舞台から捌けることなく、度々、壁から後ろに落ちていく。ドスンドスンと音が鳴る。死ぬ。社会から死んでいく。
セリフがないタイミングでも、生きている時はその俳優は床に座り、白衣の男を観察している他者を演じている(この時、座りながら目線は動かしているが表情が変わらないので、舞台からはけているのだとわかる)。
劇中、一度も音楽は流れない。終わらないのシーンなので芸人役は爆笑しているが観客と観察モードの俳優は何も笑っていない。
俺間違いましたか?俺よく間違うんですよ。と自分を否定し続ける主人公。それを無表情で見つめる俳優。排除し救わないくせに、殺しもしない社会をよく表現しているなぁと思った。
最初から最後まで、スタジオの空調の音や、自分が唾を飲む音が聞こえるぐらい、静かだった。

他人に見られている感覚が表現される演出はこの間の贅沢貧乏にもあったけど、こちらの方が俳優の人数が多くて怖かった。あと落ちるという行為と演出がグロいので抉られる。

  • 優先席に座ってしまって、目の前に人が立たれると譲るべきか悩んだ。だが他の一般席が空いてもこの人は座らなかったので、譲らないことにした。悩みが消えた。

  • お腹が空いた。帰ったら残り物をひたすらに食べる予定。

 

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