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立場変われば、所変われば、なのか?

マウント合戦


社内のブレスト会議があった。
ブレスト会議と言う名のマウント合戦だ。

今度●●と言うプロジェクトをやることになったらしい。
そこで〇〇なツールを作ることになりアイディアが必要のようだ。

〇〇が良い。
△△が良い。
◇◇が良い。

ブレストなので一応のこと会議は活性化している。
しかしそれは10分も過ぎれば徐々にマウント合戦化される。

毎度のことと若者Fは諦める。


副業


若者Fは内緒で副業をやっている。
収入は給与を上回る月もあるらしい。
中々の成果だ。

その会社は副業を認めていない。
理由は不明だ。

Fは学生時代にデザインや映像関連を学んできた。
何やらそれを活かす副業らしい。
SNS 時代の今はいくらでも仕事が入るようだ。


まっ、いいか


今回の●●プロジェクトで使用するツールには
それ用のキャラクターやロゴマークが必要となった。

内向的なFではあったが得意分野と言うこともり
思い切ってアイディアや意見を出してみた。

先輩Gにマウントされた。
Fのアイディアは一瞬にして消える。

今回のFは一味違った。

もう一度アイディアを出してみる。
今度は課長Jに秒で却下された。

課長JはFの事をあまり好んでいないらしい。
Fもそれを肌で感じ取っている。
原因は分からない。

Fは毎度のこととまた諦める。
「 まっ、いいか 」と。


プラットフォームに公開依頼


結局、キャラクターやロゴマークは専門家に任せようとなった。
ただあまり予算は取れない。

ならばとプラットフォームサイトで発注することに。
安価でかつクオリティも高いプラットフォームだ。

ほどなくして
そのプラットフォームに公開依頼をすることになった。

Fはそれをそっと見守ることしかできない。
それは先輩Gが担当している。

クリエイターからの応募は上々のようだ。
公開3日で20以上の応募だ。

余りの反響にどのクリエイターにするのか会議となった。
もはやFの出番はない。


赤い彗星


Fはスマホをいじりながら会議をやり過ごしていると
どうやらクリエイターが決まったらしい。

クリエイター名は「 赤い彗星 」さん
1st ガンダム世代なのか?昭和の名作アニメだ。

赤い彗星さんは実績もありデザインイメージや
コンセプトがあっているのが決め手らしい。

早速のその場で依頼することになった。

レスポンス良く返事が来た。
会議メンバーはレスポンスの良さに活気だった。

赤い彗星さんは対応も良い感じだ。
それについてのみんなからの評価も高い。

相変わらずFはその輪から外れている。


スアホをいじりながら、、


Fはスマホをいじりながらも話は聞いていたが、
スマホいじりを先輩Gに注意をされた。

同時に赤い彗星さんからの連絡が途絶えたが、
とりあえずはクリエイターが決まり皆、安堵した。

課長JはFに対して言った。
「 お前も赤い彗星くらいに丁寧に仕事やれよ。」

Fは目一杯の笑顔で対応した。
顔が少しこわばった。


SNS アカウントは2つ


Fの SNS アカウントは2つある。

ひとつは
「 ファーストペンギン 」

もうひとつは
「 赤い彗星 」

Fはデザインクリエイターでもある。

応援よろしくお願いいたします <(_ _)>