シロザメの胃袋から出てきたもの
こんにちは!
おさかな小学校の鈴木(すーさん)です。
1月は「サメ」の授業をしています。
1回目の授業では、オスとメス、2匹のシロザメを用意。
オスとメスのちがいを紹介したあと、メスのほうをさばいて、骨の様子や、お腹の中から何が出てくるかを観察しました。
ちなみに、シロザメは人を襲ったりはしないおとなしいサメで、海底にいるカニや貝などを食べています。小さな歯がびっしり並んだ口で、固いものをばきばきと噛み砕いて食べます。
質問コーナーで、「胃袋からなにが出てくるか見たい!」という子がいたので、キッチンバサミで胃袋の中を開いてみました。
こちらが、メスの胃袋から出てきたものです。
授業後にきれいに水で洗いました。
カニの爪、カニの胴体、エビ。右上の赤いのは正体不明のやわらかい物体です。巻き貝を丸ごと食べていたのは驚きました!消化できるのでしょうか?
授業後に、もう1匹のオスのサメも解体しました。胃袋、こんな感じ。一見して、カニのようなものが見えます。
水で洗います。
で、キッチンペーパーの上に並べてみました。
カニと魚をがつがつ食べた様子が目に浮かびますね。
カニは、詳しい方に聞いたら、「ビワエビ」というカニだと教えていただきました。アサヒガニの仲間で、カニなのに尻尾がついています。(雑な言い方をすれば、エビからカニに進化する過程)
カニについて調べながら、先ほどの巻き貝をもう一度よく観察していたら、貝のなかに入っていたのは、貝の体ではなく、ヤドカリの体だと分かりました。貝殻と一緒にきれいに嚙み切られていたんですね。
ヤドカリの腹の部分て、下の写真のようにやわらかくてぷにぷにしているので、その部分がぱっくりやられちゃったんですね。
いろんなものを少しずつ食べたいメスと、カニと魚をがっつり食べたいオス・・・というサメの性格まで思い浮かべてしまいましたが、ただの妄想かもしれません。
このように、丸のままの魚をさばくと、直接観察することができない海のなかの世界のことを想像できて楽しいです。
サメをさばくときは、ぜひ胃袋の中までじっくり観察してみてくださいね!
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おさかな小学校では、1月のサメの授業を実施中。
無料のお試し参加もできるので、ぜひお気軽にお申込みください!
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授業のアーカイブ動画もお届けします。