お金を持つと損をする。それは○○だから
持つことから、使うことにお金の使い方は意識を変える。今日はそんなお話です。
こんにちは、フクシンです。
みなさんはお金がたくさんあれば満足ですか?そのお金は、どれくらいあれば満足しますか?そのお金で何を買いますか?家?車?家具?
お金沢山あるといいですね。ぼくもお金大好きですし、欲しいです。でも心理学的には、お金ってたくさんもらうと不満足は解消できるけど、満足は解消できないんですって。満足させるのは、その人のやりがいとか、人に喜んでもらうとか、そういったことだと心理学ではいわれています。
お金は、その使い方によって幸せを呼び寄せたり、逆に不幸になったりします。
先日、ミニマリストしぶさんの著書 ムダに消耗しない取捨選択 手放す練習を読みました。今日は、この本、最初は単に断捨離のお話かなと思っていたんですが、生き方なんかのお話にもつながっているキーワードが沢山ありました。
今日は、この本に書かれていたことも含めて、ぼくが感じたことや、特に多くの日本人の持つ価値観が変わるべきお話に触れていきたいと思います。
このチャンネル、ヒューマンネイチャーカフェは、風の時代に、量子力学や心理学的に見て、どうすれば人は幸せを引き寄せられるのかを、わたくしフクシンがシネマティックにざっくりイメージをお伝えできるチャンネルです。10分ほど見ていただけると心がほどけて皆さんの引き寄せにつながるかもしれません。タップダンス、キャリアコンサルタント、ソーシャルビジネス、公共政策、キャリア構築など、ぼくの身の回りに起こるいろんな場面でつながるお話をお伝えしています。
今回ご紹介する動画以外にも有益な情報がいっぱいあるので、ぜひチャンネル登録をしておいてください。
本日も結論からお伝えしたいと思います。
お金を持つと損をする。それは風の時代だから。自分本位にお金は自分に投資する。だから、分散投資が大事
このことを3つのポイントに沿ってお伝えしたいと思います。
日本人は特に”持つ”にこだわる
ミニマリストしぶさんの著書では、デザイン(Design)とは、De(=手放す)+Sign(=示す)という意味だそうです。
近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエさんが提唱したミニマリストの標語「Less is more(より少ないことはより豊かである)」を紹介されています。
Appleの創業者スティーブジョブスは、日本のスマホと携帯を比べてスペックがないと、これを何とかしなきゃいけないんじゃないですかというのに対して、
じゃそのスペックはすべて落とそう
と決断。
テスラのイーロンマスク。彼もその部品をどうするかという話をしているときに、その部品要るのかと尋ねたそうです。
機能は、人が本当に必要とするもの以外をどんどん落としていくのが、今のデザインの考え方なんですよね。
人とモノのインターフェイスにどういうアイデアが出てくるかというところが大事。そこに日本人の洞察がない。スペックにこだわるところが日本人の悪いところ。ととある動画で、社会学者の宮台真司さんがおっしゃってました。
たしかに、ぼくも昔からモノを捨てられないところがあり、特に服なんかは新しいものを買おうとしてもなおすところに困るので変えないのがあります。
これがなくなったら困るんじゃないか。そんな思考に縛られて、捨てられない⇒容量がいっぱい⇒新しいものを変えない。こんな悪循環に陥ります。
でも、今では服もサブスクで借りれたり、車もリースやレンタル、自転車もシェア。様々なシェアリングエコノミーがデジタルの進展とともに成り立っています。また、メルカリやリサイクルショップも利用できるし、捨てるという概念も、リユースによって処分できる仕組みが整っています。
オフィスもフリーアドレスで、自分の机がなくて、空いているところに座る。地方自治体でも一部進んでいて、ぼくの仕事場でも進みつつあります。
所有しない・シンプルに使えるがいい
ミニマリストも、デジタルも、その背景にはいろんなものを新たに所有しなくても、必要な時に使う、それで幸せにシンプルに暮らせる機能が実装されています。
所有を背景にした大量プロダクト、大量に廃棄する時代から、便利に必要な時に利用する、社会的にはリサイクルする時代に移っています。
小学校の教室の席替えは今でも座席を動かしていきます。これは、自分の机があるというステレオタイプであり、でも今オフィスでもフリーアドレスもある。こどもたちへの教育も、ギガスクール構想なども進んでいますが、大きく時代が変わるのではと思います。
風の時代の新しい価値観
占星術の世界では200年ごとに時代が変わるといわれていて、火・土(地)・風・水の4種類のエレメントごとに時代が大きく変化するといわれています。
”風”の時代は2020年から本格的に始まったと言われています。その前の”地”の時代は、1842年ヨーロッパで起こった産業革命の頃に始まったといわれています。日本では明治時代に産業革命が起こっていると思いますが、このころは、かたちのあるもの、物質的な豊かさの時代、つまり経済やお金・権力が評価される時代です。
風の時代は、かたちのない、知性や知識・情報・コミュニケーション・個人が重視され、「持たない生活」が基盤になり、個人が自分なりの価値観でものごとを選択する時代になります。
すべては人が主役の時代になり、自分本位で選ぶ。そんな時代です。
今はスマホ1つあれば、いろんなことが動かせます。スマホとの付き合い方も、当たり前ですが、Stepnに走らされるように人が動かされるのでなく、人が便利になるようにスマホを利用する。風の時代の常識です。
スマホを選ぶときに何が1番決め手になると思いますが、僕は触り心地です。これってとても人間らしくってデザインが重視されるっていうのは人間本位になっていると言うことではないでしょうか
世界的にはiPhoneは「高級品」との呼び声がつくほど相場が高く、発展途上国では手に入りづらい印象です。しかし経済成長を経た日本では、割引制度などの助けもあって多くの人が手に入れやすくなっています。
そんな経過もあり、日本ではスティーブジョブズが日本の携帯電話から機能を削ぎ落し、創ったiphoneがシェアを占めているのは、皮肉ですよね。
グローバルな視点で見ると金額的にはiphoneよりも安価なAndroidがスマートフォン市場をリードしています。主にインド、中国、韓国などの中東・アジア圏、イタリア、フランス、ドイツなどのヨーロッパ圏で人気を得ています。
僕自身は一度だけアンドロイドに変えたときはありますが、今ではiphoneを手放せません。もうずーつとiphoneです。
なんか手触りがいいんですよね。手になじむという感じ。慣れているというのも離せない理由。
これがもしかしたら日本人的固有かもしれません。
いろいろ試してみようとか、自分の生活を変えられない。そこに課題があるかもです。
人が主役になるという意味では、例えば、かつて昭和には聞かれた”俺のおんな”的な表現も最近ではあまり聞かれず、俺のおんなというのも所有しているという独特の表現ですよね。でも、今ではあまり使われず、それぞれの人が自分本位に主張し、多様性が認められる時代。
会社組織でも、LLC合同会社は、これまでの仕組みとは違い、どれだけ資産を持っている安定性ではなく、人のノウハウが信用力となる会社の作り方になっています。この仕組みでは社員それぞれに代表権を与えることもでき、株式会社などと比べてもお金面でも期間的にも割と楽に設立することができ、この仕組みを使って個人経営者が起業するだけじゃなく、アップルやP&Gなど外資系の会社もこの制度で日本法人を創ったりしています。
会社もそう、そして学校もそうですが、学校に行くといいます。これは学校という組織に入学試験を受けて、入学して卒業する。学校に3年なり6年所属するという感覚。会社に行くという。これは入社して働いて卒業する。会社という組織に入るセンス。
でもこれからは、学校を使う。塾なんかはそうですが、これは授業料を出して勉強するために学校を使うという感覚であるべきではないでしょうか。
会社はどうか。会社もここで自分の能力を発揮するための場所でしかない。つまり、この会社を使って個人としてステップアップしていくセンス。
マズローの5段階要求説の3段階目には、親和の要求。どこかに所属するということが示されている。日本人は農耕民族だったことからも、集団意識が強い。また、このことが格差を生んだり、差別を生んだりする。
所有する、所属するから、使うという感覚になると、自分の選択が求められる。いい選択をすれば心がリッチになることができますが、選べないという人は、これまでとりあえず学校や会社に入っとけばいい、という安心感が失われ、不安を覚える人も出るかもしれません。
仕事が固定化されてきた日本では、お金も含めて所有するというのがある意味ステータスだったのかもしれません。
でも転職して、いろんなところで移動しながらでも仕事してというのでは、所有することに意味は持たなくなるかもしれないですね。お金も、快適に暮らせるお金があれば、それで十分みたいな。
なるべく身軽に、その人がいる、快適に暮らせることに着目して、いろんなサービスをシェアする。
これが新しい価値観なのかもしれません。
資産は自分の中に宿る
ミニマリストしぶさんの著書でも、①モノによる幸福感は長続きしない、新鮮さはすぐ慣れる。②お金をモノに換えても形として残るため誰かから奪われるが経験は奪われない。③人は幸福感になれやすい。モノを手に入れても「次はもっと上を」と欲望が増す可能性が高く、グレードによって価格差がある分、つい他人と比較してしまう。とあります
だからこそ、モノより経験をすることにお金を使うことがいいのではないでしょうか。
要するに、風の時代には、個人の選択が求められる。自分を追求して楽しく暮らせる一方、自分が何を選べばいいかわからないという人も出てくる。その時に一番幸せになるお金の使い方は、経験をするということ。
自分本位にお金を自分に投資する。
だけど、いろんな経験、体験に投資したいから分散投資が大事です。
アップデートを繰り返し、自分の中に○○ができるといった資産を増やしていく。海外に行くのも経験という財産。友達を作るというのもコミュニケーションという財産。
選べる自分を自分なりにオリジナルで創っていく
そのことが、幸せに過ごせるキーワードかもしれません。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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