Zoomをひらけばどこでも美容室!美容室をオンライン化するまでの行動まとめ
緊急事態宣言を受けて。コロナで店舗ビジネスは壊滅的で、もちろん美容師も打撃を受けている。
そして、幸いというかなんというか、休業要請にならず細々と営業を続けているサロンも多くある。
公衆衛生法や薬事法を懸命に守ってこられた諸先輩のおかげでこの機会をもらえたという視点と、何万もある美容室の財政を誰が補填してくれるのか?きっとそれはできないだろう。。。
そんな混沌とした美容業界、そして大切にしてきたお客様が少しでも明るくなるようなサービスを考え
リモートワーク美容師というサービスを4月頭に打ち出した。
今まで目の前のお客様に集中し可愛くなることをしてきたが、画面の向こうのまだ見ぬ1人のお客様が喜んでくれることを考えるきっかけになったのと、実際リモート美容師のメニューをしてみての感想や気づいたことをまとめてみた。
髪を切り、髪を染める美容師や理容師が普段お客様に提供するサービスで気づいてない本当の価値を見つけ出してそれをカタチにできるきっかけになればいいと思う。
そして画面の向こうの理美容業界だけでなく、商品が適切に届けれない不安な気持ちの仲間の誰かに届いたら嬉しい。
以下がその時のメニュー
リモート美容師はじめました
気づいた点をまとめていきたい。
視点①ハサミを✂️もたない美容師の自分の価値は何か?価値の再定義を行う。
そもそも予約が入るとは思わなかった笑
しかしリリース後すぐ3件ほど入った。
はいってしまった。
まずオンラインで何を売れるか?を考える。
キーワードでいい。
ちなみに僕はこんな感じ
お家で美容室 リモート美容師 Zoom美容室
Facebook LIVEで巻き込む
オンラインスクール
美容室前売りチケット
コント
人のコンサル
YouTubeや 映像作成 LIVE配信のアドバイス
ホルモンについて
人によっては物販でもいいと思っている。
物販も今は応援する感じがいいから、ソーメンでも野菜でもなんでも売る覚悟がいい。あなたからしか買えないものを絞り出す。無形でも有形でも考える
僕はM&Aの友人もいて最近2件ほど紹介させて頂いた。キャッシュポイントはまだないけど、心の近くの人が喜んでもらうことをする。自分の価値を知ろう。
視点②とりあえずリリースする
購入してもらわなくても笑いのある商品をつくる
ポイントは1つだけ。だれのためなのか?は大事にするまず今の時代機をてらった事でも、貴方の為に!という視点で出てきた商品は購入してもらうもらわないかは関係なく人の心がほっこり僕の場合は笑っちゃうような商品をつくる。
視点③練習するカットモデルみたいにやっぱり練習する
スタイリストデビューする時カットモデル100人したりした。それと一緒で練習を何回もする。またその時のご縁が紹介を生んでいく。練習といっても手を抜かない。全力でおこなう。100人はする必要ない笑
視点④練習するうちに準備のポイントが見えてくるそれをお客様と共有する
準備 環境を確認する 準備物を明確にする
wifiの状態を確認 Zoom Facebook LINE フェイスタイムなどとりあえず繋がるもの、通信が安定するものを確認する。
ブローや前髪カットリモートの場合は
ドライヤー アイロン スタイリング剤 オイル タオル ハサミ クシ ブラシ など準備物を明確にしておく あと 電源供給としてのコンセントの位置の確認も非常に大事になってくる。ハサミがないから〜という問い合わせもあるが、基本家の工作バサミで行う!
事前にお客様の今の写真を送ってもらってイメージを、膨らませておくのがいい。
楽しそーな写真が送られてきても、そっと対応しよう^_^
髪の毛の写真で送られてきた画像↓笑笑
視点⑤実際の施術
ブローや前髪カットのお客様基本画質が荒くリモートで施術している時は全体のフォルムや体の動きしか捉えることができない。準備のとき書いたように、可能な範囲で顔出しは強要せず事前の写真途中の写真を確認する事。映像とは全く違う質感や気づきが生まれる。それを含めた時間配分を意識する。
また施術中は鏡の世界と似た状態なので最初に 右左の認識を行う。そして沢山右左の言葉を使う。お客様と呼吸をあわせる。
施術中は自分自身も同じ道具を持って同じ動きを行う。
自分の髪を使ってもいいしウィッグを使ってもいい。同じ動きをすることが大事。サイドはサイドのアングルで見せる。ひたすら動くこと。
前髪カットの時は クシ を持ってないケースが多い 親指と人差し指で髪を引っ張ってテンションをかけないよう持ち上げないよう髪を持って切ってもらう
ドライヤーの当て方も人によって違う。頭皮に対してのドライヤーの確度45°〜60°など数字を使ってお伝えしてもよい。
また指のカタチ 指の角度など線となる基準となるものはピンと張って美しくして、お客様がわかりやすくする。
褒める。のせる。喜ぶ。
これについては実際リモート美容をすると、そこにあるのに触れれないもどかしさそこの部分を触れたい思いがこみ上げ爆発するので、できた時の喜びが勝手に大きくなる!!ので心配はいらない。
で結果、お子様がいるお家では、子供を産む時みたいな体感をするらしい。僕の気持ちののせかた、声かけの仕方がお産の体験に似てるらしい。笑 たしかに新しいなにかを生んでる気がする。 オンラインモデルをしてもらった友達の会話から↓
で貴重なショットももらった。
お子様をおんぶで参加してもらった生生しさと加工なしでもちゃんと可愛いく仕上がっている。本当に感動した。
ヘアアドバイス(髪の似あわせのカウンセリング)のお客様は通常のヘアカウンセリング、髪型のアドバイスで実際僕が切るわけではなく、似合う髪型の提案コンサルティングなので、写真や対話してる時のメモを差し上げる。写真の服やメイク年齢などもイメージが曖昧になってしまうので目を隠して送ってあげてもいいと思う。髪に集中してもらえるようにする。
形に残してお渡しすることで満足感が上がる。
本当自分が切らずに対話だけでお客様が満足するのか?と不安だったが、「美容師さんに言いたいけれど伝えられない。」「曖昧になってしまう」というモヤモヤを丁寧に解消する事がこんなにも喜ばれるのか?と驚いたのと新しい可能性を感じずにはいられなかった。「映像だけで本当にわかるのか?と不安でしたが、全て思ってることをゆってもらえた!」という言葉を聞いた時何年もこの仕事に向き合ってきてよかったと心から思った。
また近くの美容室でそのメモや写真を見せる際は、その担当の美容師さんとの関係を崩さないよう最善の努力をする。
お客様自身が今回の髪型を美容師さんに提示する時は、友達の美容師が〜とか。友達が〜とか。という枕言葉をつけるもしくは、関係性が大丈夫な雰囲気なら。
カウンセリング専門の美容師がいて〜。などと伝えてリモートの美容師さんの認知を増やしてもいいかもしれない。
ブローのアフターフォローも同じでメモや形にして差し上げる。
何回してもブローアドバイスは感動を生んで可愛くなる!絶対。
視点⑥アフターフォローをする
ヘアアドバイス(髪の似あわせのカウンセリング)は先程書いたようにメモや写真をお渡しするのが満足感上がるのだか、実際髪を美容室でしてきた後に「どうなりましたか?」と一言確認のメッセージをいれる。もしくは数日後写真を送ってもらう。もちろん否定することはないが、一言でも、アドバイスをいれる。
ブローアドバイスも一緒で翌日ご自身にヘアーを写真に撮ってもらい。メモを一言だけでも入れてフィードバックして差しあげる。
いずれにせよ心の交流と対話の数を増やすことが大切になる。
以下はお客様の嬉しいメッセージ!
最後に
ハサミを使わない美容室。リモートワーク✖︎美容師ができる可能性に挑戦する。
と宣言をし、最初は自分でもないを考えているのか?何をしたいのか?わからなかった。そもそも暗いニュースが多くて、それに対して自分が何かできないか?を、ずっと考えてきた。狂牛病で吉野家が牛丼売れなくなってとった時から、ハサミが持てなくなったら自分に何の価値があるのだろうと何回も問いかけてきた。
友人の言葉を借りると
『コロナ危機で仕事の価値が再定義される』
美しくありたい。子育ても忙しい。外にも出れない。そんなニーズに応える画期的なサービスをつくりたい。何より、美しくあることは世界的に何世紀も渡って大切にされてきた価値観。実際やってみて、その反応をみてサービスとして大きな価値があると思った。なぜなら、リアルの機会が奪われ、ヘアカットという商品(納品)ができない昨今で、サービスを再定義して、価値提供する必要がある。
『美容室=髪を切る、髪を染める所』から、
『美容室=外見、内面を変えて美しくなるサービス』
と定義を変えると、オンラインでも価値提供が出来るのではないかと改めて考えるキッカケにになった。
この価値は、オンライン時代に、美容室のカットが商品のメインで無くても行けるのではないかと思った。こうやって再定義することで、オンライン美容室は成り立つのではないかとかんがえいる。
Zoomをひらけばどこでも美容室!美容室をオンライン化するまでの行動まとめ
は、多くの人が美容室にいって『技術の提供』が商品(納品)であると捉えているが、本来、美容の価値は、『美しくなること』これを再定義し、新たな提供価値の挑戦だ。
コロナ危機は、すべての業態業種において、人が移動できなくなり、今、世界中の人々の価値観ががらりと変わったからこそ、『提供価値の再認識、再定義化』が早急に求められていると思う。
この再定義ができない企業や事業者は時代に取り残されていくと思う。
さて、あなたの提供する商品を新しい価値にしてお客様に届けるとしたら、どうなるでしょう?
リモート美容師のインスピレーションと
実際オンラインで仕事をする時のコンサル
そして世界観をくださった方々を紹介させていただきたいとおもいます。
今回インタビューしてくださったライターの
佐藤友美さんが書いてくださった記事きっかけをくれました。
価値の再定義のインスピレーションをくれた志村智彦氏
のnote解像度が高く、これをみてさらに精度が上がりリモート美容師の目的が変わりました。
オンラインお茶会という何世紀も超える文化を越えようとしている岡田宗凱氏限られた空間それ自体に価値と美しさを見出すきっかけになりました。
僕が本気で熱量持って書いたnote記事はだいたいこの人にアドバイスをもらってる福本真士氏。これからもだれに向けた商品なのか?を常に自分の心に問いかけて色々チャレンジしたい気持ちにさせて頂いた。
御拝読ありがとうございました!!
新聞も載っけてもらいました!
テレビにも出演させていただきました。
髪をとおして、お客様自身が、本当にどの様になりたいのか? 本当はどの様にみられたいか?を見つけ出しそれを『カタチ』にするカットをしてます。 22年約9万人をカットと対話から成功する流れをまとめたいと思います