大阪市の来年度の公園樹・街路樹の維持管理費は倍増の21億!~"万博毒まんじゅう"か?~
【来年度の公園樹・街路樹の維持管理予算は約2倍=21億円】
3月21日(2024年)の大阪市議会建設港湾委員会で建設局緑化課長が答弁。この前段で、万博会場までの主要ルート等を対象に、街路樹の丁寧な剪定に取り組んでいくと言っているので、この関連かとも思われるが、この予算がどのように使われるのか詳細は不明。
また予算増加の要因には、人件費の高騰もあるというので、剪定などの施工量の増加にどのくらいつながるのかも不明。
それにしても、万博がらみならなんでもありなのか?維持管理の予算が増えることは歓迎だが、その中に”万博”を埋め込む。”万博毒まんじゅう”ではないか。万博への批判を少しでもかわそうというねらいしか見えない。
1903年に現在の天王寺公園・新世界で開かれたのが「第五回内国勧業博覧会」。そのときも会場へのメインストリートで表面的な”美化”が行われた。そんな歴史も思い出される。
https://youtu.be/JDaS8scuAw8?si=2btxcgRVyQV1XyME&t=1607
緑化課長は「公園樹・街路樹の健全度などを把握するための定期的な点検や健全度調査等を実施し、データの蓄積を行うとともに、樹木が植えられている公園や道路の状況に応じて目標とする樹形を定め、健全な樹木を保全育成するなど、予防保全型の維持管理に転換していく」とも答弁。
現在、樹木の管理台帳がないなか、どうやってやるつもりなのかわからないが、議会で答弁した以上、責任をもってやっていただきましょう。
「予防保全型の維持管理」というのも詳細不明。
https://youtu.be/JDaS8scuAw8?si=CaKu2klGl1e6Ij_4&t=1249…
さらには、NYなどでは「インターネット上の地図にプロットされた樹木を選択すると、樹種や樹木の大きさなどの基礎的な情報や、二酸化炭素の吸収量といった環境への貢献度などが掲載されており、市民が様々な情報を気軽に知ることができる」と紹介。i-Tree的なことを示唆し、大阪市もこれに倣うかのような答弁。
令和6年度は、御堂筋のイチョウに関する基礎的な情報のデータベース化を行うとも。
https://youtu.be/JDaS8scuAw8?si=ijGUyspnzSkyMXdr&t=1327…
”夢物語”を語っているようでもあるが、 これまでに市民が陳情や交渉で要望してきたことを、大阪市が取り入れようとしている節はある。
しかし、件の「安全対策事業」に関しては来年度も続行するつもりらしい。反省はまったくない。事業の必要性についてコピペ答弁を繰り返した。
いずれにせよ、市民による不断のチェックが必要なことは全く変わりない。
▼私たちが出した陳情へはほぼゼロ回答。
「公園や通りの“どの木”が伐採予定になっているのかを個別具体的に知りたい」ので「伐採箇所図」をHPに掲載することを陳情で要望しましたが、大阪市は言及すらしない。 そんなに伐採予定の木を市民に知られるのがイヤで、怖いのか? ちっちゃい、ほんまちっちゃいわ。
通常の維持管理における”伐採”についても、より丁寧に市民に伝えようという姿勢は微塵も見られなかった。 新しくつくるみどりに関するHPで情報発信をしていくと繰り返すばかり。 とにかく、ふわっとした理念的な答えをするか、スルー、コピペ回答
●3月21日の建設港湾委員会の録画