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日記2025年02月19日(水)
最近、デュオリンゴをやっている。
りんごではない。
デュオリンゴである。
多言語学び直し用のアプリであるが、私は英語だけをチマチマやっており、なんか最近ようやく「あー、なんか、こんなんやったなぁ」と思い返しつつある。もう二ヶ月目だというのに。
単語をぽちぽちやっていると、“envelope”というワードが現れた。「封筒」である。封筒のくせに偉そうな綴りである。
さてここで、英語学び直しをやる時の「楽しみ方」であるが、「接頭辞」と「接尾辞」に着目することである。英語はゲルマンの言葉とラテン語その子孫の中フランス語と古代ギリシャ語とその他もろもろの混血児であるが、接頭辞や接尾辞をみるとなんか面白いのだ。
“envelope”のenはinとか同じく、「中に」とかそういう意味のことが多い。対義語になる時、“ex”だったり、“out”だったり、“de”が付くこともある。
そこではたと気がついた。
これ、“develop”の対義語じゃね?
なんで、「封筒」が「開発」の対義語なんだ?
こういう時は、wiktionaryの出番である。真面目な人は英英辞典を引くと良いが、多くの場合は英語版wiktionaryの検索で事足りる。
果たして、“develop”と“envelope”は関連語であった。
元々、俗ラテン語やらロマンス語やらに“veloper(包む、巻き上げる)”という単語があり、これから派生する形で、様々な変遷を遂げて、現在の“envelope”と“develop”に至った、というのだ。
つまり、“envelope(封筒)”は「内側に包む」であり、“develop(開発)”は「(包まれたものを)解き放つ」という対義なのである。
このように、英語の学び直しも、ちょっと深掘りすれば面白いよ、ということを日記として書きたかったのだが、「こんなことは高校生でも知っておるわい」と言われると恥ずかしいな、と思いあったのであった。とっぴんぱらりんのぷぅ。