#67-1 卸売と仲卸はどう違う?〜大阪の卸売市場をまとめてみた~
農業において重要な存在である「市場」
大阪には似た名前の市場がいくつかあり略して呼ばれることもあるので、私自身「?」となることがあります。
今回はそのような市場についてまとめます。
市場流通の流れ
生産者から市場を通って小売店に行き、消費者に渡る流れはどのようになっているのでしょうか?
様々な流通があるなかで、出荷組合やJAから卸売市場に行き、小売店、消費者へと渡っていきます。今回は上記の点線の部分に着目してみます。
卸と仲卸とは?
さきほどの図の点線部分をより見てみると次のようなイメージです。
卸売市場には、卸売業者と仲卸業者という業者がいます。
卸売業者
全国の出荷者から商品を集荷し、せりや相対(あいたい)取引(※)により仲卸業者や売買参加者に販売します。
※売り手と買い手が直接交渉して量や値段を決める取引
卸売業者は出荷組合からの販売の委託を受けています。川崎市中央卸売市場北部市場の青果部の手数料は野菜で8.5%、果実で7.0%です。
仲卸業者
卸売業者から購入した商品を販売先のニーズに合わせてパッキングし、小売業者や飲食店などの買い出しに来る人(買出人)に販売します。
大阪にある市場とよく聞く略称
大阪で農業関連の仕事をしている私が市場関係でよく聞く単語に次のようなものがあります。
「ホンジョウ」「キタカ」「チュウセイ」「トウカ」「ダイカ」「ナンブゴウドウ」「ホクブシジョウ」
何を指してるかわかりますか??
そもそもどういう属性を指している単語なのかの理解も難しいです。
次回はこれらも含め、「市場」の種類について考えていきます。
※今回はネットベースで調べたことを参考に書いていますので、もし違う点があればコメントなどで指摘いただければ幸いです。以下参考にしたサイトです。