ホテル未来会議
表題の会議が京都で行われ、宿泊関係者の経営者、総支配人などが多く集まっておりました!
これからの宿泊施設のありかたを語る上では、京都という舞台は課題の縮図になる地域だと改めて感じました!
そのこころは・・・京都と言えば世界を代表する観光都市でもありますので、このコロナ禍で、どこも稼働を落としているとはいえ、新規ホテルがどんどん開発されています!
それはコロナ禍以降のインバウンドへの期待、、もっと言えば観光経済への期待が確信に近いかたちで評価されているからだと思います
ただ、一方で増え続ける、滞在人口や関係人口に伴い、従来からの生活者によっては「観光公害」と言われるくらい、来街者と生活者の分断が生まれてきているといわれています!
とはいえ、京都は極めて深刻な財政問題を抱えていて、その解決は観光収入、そこに頼らなければ京都市が潤わない・・・そんな状態でもあるわけです
そこで重要な共通認識は「足るを知る」
秩序ある漁村の漁師が、大漁捕獲をし過ぎることなく、つまり翌年、そして翌年に安定的に漁が出来るように捕獲調整していくように、京都のみならず今後の観光政策を考える上で、しっかり財政と市民生活のバランスを取りながら開発計画をしていくということが今後求められます!
加えて、POTELのような(自画自賛的ですが・・・)・・・ただ泊まるだけ、食べるだけ、の物理的、生理的機能を満たすだけの「寝床」「食事処」を量産するのでなく、しっかり体験価値を生み出せる、地域と共生していく、つまり地元から支持されるコンセプトを創り出す知恵やアイディア、発想がとても大事になってきます!
どこのホテルもそれに対する意識は高まってきていますが、さらには、側、スペックを整えるだけでなく魂を入れる・・・そこが本当に大事だと思うのです