終戦記念日
今日は終戦記念日…77年前の今日、日本が戦争を終戦した日です
私は当然その頃まだこの世に居ませんでしたが、現在生きているその頃を知る人も減ってきて、これからも減っていく必然にあります
考えてみると現代人から見る日本の歴史における三大節目、戦国時代(信長・秀吉・家康)、幕末明治維新(西郷隆盛・坂本龍馬の類)、そして戦後日本・・・(さらに挙げれば鎌倉幕府)・・・
これ、50余年続くNHK大河ドラマの時代背景はほぼこの4時代しかありません(今は鎌倉殿の13人、前回は、青天を突け(幕末)、前々回は麒麟が来る(戦国))
2000余年続く有史以来の3大節目のひとつが戦後・・・
この時期、様々な戦争特集の番組が組まれたりしますし、報道でも立て続けに取り上げられます!
つくづくですが・・・今とは考えられないことが起きていていることを感じます
「日本で一番長い日」という半藤一利のフィクション小説(映画にもなりました)では
軍司令部の幹部が「あと2000万人の特攻を出せば必ず日本は勝ちます、日本男子の半分を特攻に出す覚悟があれば」と当時の東条外相に直訴する場面があります
今の人が、それを聞くと、常軌を逸しているようにしか思えない・・・狂気の沙汰です!
しかし、当時はそうではなかったのだと思うとゾッとするわけです
でも、それが戦争・・・そして狂気の沙汰の行く末に平和が訪れたことはありません
そんな人の理性も進化して、日本はボケとも揶揄されるくらい平和になりました
一方で、ウクライナでは当時と同じような信じがたい狂気のリーダーが猛威を奮っている・・・
歴史は繰り返す・・・愚かだとわかっていても繰り返す・・・その理由はあっさり言って「国勢争い」・・・この理由一点しかありません
どこの国(世界の誰)もが平和を望んでいるのに、その反対語である戦争を起こす
この矛盾に整理がつかない・・・挙句、平和のための戦争、みたいな本末転倒な大義を打ち立ててしまう・・・それは時代を経ても変わらない・・・
ビジネスの世界でも、職場の中でも(もっといえば子供の学校などの世界でも)・・・同じような争いがおこる現実があります
戦略、商戦・・・といった戦(いくさ)のオンパレードが続く限りそれとは戦うのでしょうね・・・戦わないことを目指すために・・・
そんな矛盾とこれからも向き合いつつ、一方で矛盾のない世界を目指していく・・・
その理屈がわかれば「大人」・・・だとすると、子供達にこのことをどうやって大人は説明するのだろうか・・・などと考える日にしたい!