ホスピタリティ≠おもてなし
多くの人が、英訳(和訳)はこの表題のように理解しているのではないでしょうか?
しかし、この言葉に親和性ある業界の人間の一人としては、ある意味、根底にある意味が違うと思っています
ホスピタリティ…これはまさにラグジュアリーホテルでは当然持ち合わせているものですが・・・これはバトラーサービス
欧米では、元来、主と執事・・・主がお客さん、執事がスタッフ・・・この関係性において、執事が主の意向を全てくまなく、ないしは、先取りしてくみ取ってサービスを施す・・・
つまり絶対服従!
この関係性は主従関係です
一方、おもてなし・・・は和語・・・東京五輪招致の際に、滝川クリステルさんが「お・も・て・な・し」と表現したシーンは覚えている人も多いのではないでしょうか?
これは「主従」に対して「主客一体」・・・これは日本古来の茶の湯文化、、、
主は主人・・・客は文字通りお客様・・・
つまり、主人の世界観に合わせてお客さんが、それを受け入れて楽しむ・・・
それが、真剣勝負・・・一体であることで、一つの世界観、というか関係性が簡潔する
これは大きな違いですね!
サーブ権がどちらか・・・でいえばまるで逆です!
私思うに、後者、おもてなしの方が創意工夫、そして感性が大事・・・つまりそれはシステム化しにくい、しかし、それが日本独特のよさ!
それを徹底的に伸ばしていくことで、むしろこれからさらにインバウンドを増やしていけるのではないでしょうか?