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ステイクホルダーツーリズム

ここ近年、「ツーリズム」の前置詞(形容詞?)がつくようなケースが増えてきました

旅に対してわりと明確な主体的な目標を持つケース・・・これは主に学びや発見文脈が多い

温泉ツアー、グルメツーリズムといった趣味的なものは従来からありますが、「アグリツーリズム」とか、最近では「サスティナブルツーリズム」などもあるようです

その中で、星野リゾート・星野社長が最近表題のようなことを唱えています

ステイクホルダー・・・訳すと「利害関係者」となりますが、まあ旅行的文脈でいえば「その地域」ということになると思います
観光の輪の中に観光業者だけでなく、地域コミュニティ、地域環境、訪れる観光客も入れ、それぞれが観光からフェアなリターンを感じることが出来る観光の姿です

これは、コロナ前京都でよく言われていた「観光公害」、つまり、来街者が多すぎでそこに住む地元の人にとって住みにくくなってきたことから来た言葉でした!

これが、いよいよ深刻化するかという時にコロナになったので少し沈静化していますが、また今後この問題は確実に勃発してきます、それに伴って、いわゆるこのステイクホルダーを巻き込んだ観光のあり方が求められてくるのは必至だと思います

ステイクホルダーツーリズムにおいて訪問者に対して地域の価値観を伝え、ルールを守っていただくことになる

また、そもそもですが、セトレが一貫して考えてきた「地元の人にどう泊まってもらうかへの腐心」・・・これつまりはマイクロツーリズムの根底になる考えだと思っていますが、そんな人たちへの理解が高まれば当然「おらが街のホテル」となるわけで、それこそがシビックプライド(市民の誇り)になるわけです、市民の誇りになる地元ホテルってことになると、それがもっともサスティナブル!なのだと思います

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