「トヨタの未来」
表題の本が最近出版されました。
ここで書かれていることは、日本一稼いでいる世界一の自動車メーカーであるトヨタの豊田社長が自社を持ってして「生きるか死ぬか」っていう時代の潮流の話です。社員数37万人は関西で言えば西宮市、尼崎市くらいにいわゆる全国で見ても中核都市の人口くらいの数の社員数を抱えるトヨタが、これからの未来を見据えて「自動車をつくる会社」から「モビリティカンパニー」になると・・・それは移動手段のあらゆる場面に関わる会社・・・つまり自動車もそのひとつにすぎない・・・という位置づけです。これからの時代「モノをつくっている」だけでは通じなくなるのでしょうね。
モノをつくっていても、そのモノを取り巻く背景や世界観などまで網羅した中のストーリーがつながっていくコトをつくっていくという着眼が要るのでしょう!すなわち、「名詞的」でなく「動詞的」な発想が必要となる・・・かつてトヨタは生業である自動織機業・・・から大胆なシフトチェンジして自動車製造会社になりました・・・それも時代を読んだ決断だったわけです。そして、今、誰が見ても日本一安泰な企業でもあるトヨタがこのシフトチェンジに意識変革しようとしている話に共感した。