サイレントボイス
先日、主にGMに向けた勉強会?議論会?が行われていました
以前セトレならまちでも、異感覚人材(聴覚,視覚障害者)の現場での導入を検討、検証するための研修なども行ってきました!
会社としての大きな趣旨は、障害者雇用を会社でも促進すること(しなくてはいけない!)を進めようとしていることが第一義でなくて、いわゆる異感覚な人材…つまり言葉のコミュニケーションが、しゃべれる人、見える人にとって当然な状況にない人材が職場に入ったときの職場間のマネジメントのありかたに切り込んでいきたかったことから始まっています
よく、「会社を辞めてしまう人のその理由は職場の半径3メートル以内に潜んでいる」と言われるのを人材育成や採用の専門家に聞いたことがあります!
それだけ私たちの職場では常にコミュニケーションの枯渇、不足などによって、やりがいを削がれ、また、それによって上司、部下の関係性が良好にならないケースが常に起きているということです
なぜ、五体満足に言葉(しかも共通言語の日本語)を操れる人同士なのにこういうことが起きるのか、もしその場に、言葉を持たない人材が入ってきたらもっとコミュニケーションのありかた、やりかたなどが変わってくるのではないか・・・すると、ひょっとすると、その異感覚人材(障害者)が、職場環境のマネジメントの中心に来る可能性があるのではないか…
もしかしたら、普通?よりもハンデがある人材が入ることでもっとコミュニケーションが優しくなっていく・・・ならばそれは対面接客のお客様に対してもそれを共用することが出来たら・・・と考える土台のある組織となればお客様もそこを受容(むしろ好感)できるのではないか…という可能性について考えています
現実には参加者の皆さんの感想、意見を見渡してみて感じたことは「自分主体で、現場において異感覚人材を使うとしたら・・・」という視点に終始しているように感じました
つまり、障害者を雇用する(しなくてはいけない)、ならばどう起用する、・・・という、ある種上から目線です
これではこのPJTの意味は薄れてしまう
現場で起用するという観点で行けば、障害でなくたとしても、いわゆる、(日本語がまななならない)外国人、子供、老人・・・なども障害者と変わりないってことになります・・・いわゆる「使えない・・・」わけですから
そのような視座でないところでこのPJTは進めたいと考えています
そして私自身ももっと深く考えていくよき機会になったかと感じていますし、これからもこの社会実験は続けていきたいと思います