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ZERO PROJECT

今月から全社(セトレ)で「ゼロプロジェクト」がスタートしました!
年度初めに宣言した「六方よし」のひとつ「地球よし」
これはあっさり言って「環境」ということです

環境という言葉の概念も広いので、環境良化をしていく思考、行動は、人それぞれの思想によっては「違う!(それ違うだろ!的なニュアンス)」ということも生じる場合があります!(例えば、太陽光パネルで再エネ促進される一方でパネル自体が30年後には廃棄物になる・・・のはどちらが環境に即しているのか・・・的な・・・)

また、環境問題に深く精通して活動している人にとって、SDGsの上辺だけ捉えた行動はむしろ「ウオッシュ」(欺瞞的環境訴求)と捉えるケースもあります!それでも、今、世界中の多くの人達が、地球環境に関心を持った行動が必要だと思い、考える人が増えていってますが、その流れ自体はとても重要なことだと思います!

先日、衣料品企業・パタゴニアの創業者が自社保有株を全て環境団体に譲渡したニュースが世間を驚かせました

事業家が成功したあかつきに得た財産を寄付や寄贈、ないしは財団などを設立して社会貢献活動を行ったり、応援していくようなケースは昔から存在していました

が、自らの財産を全て、これまで行ってきた志(地球環境をよくする)をさらに昇華させ事業のためにさらに活かそうとする展開は類を見ないと思います!

まさに本業が社会貢献、自らの意志で設定された未来活動に直結している

「地球が私たちの唯一の株主」

パタゴニアは、これまでの、またこれからの事業をしていく唯一のステイクホルダー(利害関係者)は「地球」と言っているわけです!

創業者はパタゴニアという会社を「公益性」に振るのでなく「自らの志」に振った・・・

さて、そんな意志の強さの足元にも及びませんが、ホロ社として何が出来るのか、何をしていくのか、まだまだ稚拙ですが、出来ることから始める・・・それが「VOTE ACTION」であり、「ZERO PROJECT」

ZERO PROJECTでは、まずは、出来るだけゴミを出さないという取り組みですが、ホテルにおけるゴミは、お客様(サービス現場)から出るものは勿論ですが、ホテルで出される飲食などのフードロスもあれば、バックヤードで施される調理の過程で発生する食材ロス、また食材などを納品する段階でも発生するなど、あらゆる場面で発生するわけです

そう考えるととてつもないことですが、最初からとてつもないことを考えるのでなく、まず「出来ることからやってみよう」ということで掲げたのが

①客室に入れているペットボトル水をやめる

②客室に置いていた使い捨てアメニティ(歯ブラシなど)をやめる

③バスアメニティをボトル式に変更する

①と③はわりと難しいことではありませんでしたが、②はちょっとチャレンジングでもありました!
最近はSDGsの取り組みということでアメニティも脱プラにしたりするホテルなどもありますが、私たちの趣旨は「ゴミをなるべく出さない」ですから、脱プラだろうが、竹木だろうが、使い捨てであれば意味はありません!

なので、お客様に持参をしてもらうことを啓蒙する・・・

これもなかなか簡単なことではなく、そもそもホテルにマイ歯ブラシなどを持参する頭などないのが利用するお客様にとっては当然でしょう
ここの伝わり方を間違えると、「せこい」話になってしまう・・・

以前から、環境配慮やエコと称して、連泊の際にアメニティの追加なし、清掃なし、リネンの交換なしを促進するホテルなどありましたが、個人的には釈然としていませんでした・・・

なぜなら、「せこさ=ホテル側のコスト削減」という都合が透けて(透けるどころでもない・・・)見えているからです!それではいけません!

「ゴミを出さない」という意志に共感してもらう必要があり、それに対してはおそらく色々な考え方があると思います!

しかし、まずはそのような「問い」をかけていく

おそらくそこで課題も出てくるでしょうからその都度、リバイスやアップデートをしていく・・・まずは行動してみるということが大事なのだと思い、まずやってみる・・・そんな気持ちでおります!

そんな最中、これも4月に就任したCFO・石川さんから「ゴミ箱廃止」を具申、提言されました。

これは相当高い課題・・・というか無理・・・と瞬間的に思いました!

ゴミ箱をなくす、ということはゴミをなくす、ことに他なりません!

それって私たちの努力、またお客様への啓蒙だけではことが全く足りず、仕入れなどをいただいているサプライチェーンにも訴えていかないといけない・・・

しかし、この問いも、全く思いも考えもしなかった・・・せいぜいゴミを減らすくらいは頑張れると思いましたが、撤廃をする・・・となると、「削減レベル」の発想の延長では無理です!

つまり、発想の転換が不可欠だということです!

思いもしなかったことを考えることって基本的に(というか絶対的に)、出来ないと思うのです!・・・そもそも思っていないわけですから考えようもありません!

30年前、携帯電話が出だした頃、それにカメラがついたり、インターネットが見えればいいな~と考えていた人は皆無だと思いますし、20年前にスマホが出てくればいいなあ~などと言っていた人もいないでしょう!(その頃スマホという言葉すら出てくるとも思いもしないのが普通です)

つまり、普通、思いもしないことを考えることはしませんし出来ません

普通でない人(感性)が、意志と思いつきだけで実現していくものがほとんどではないでしょうか・・・

携帯電話が電話でなく、スマホと言い換えられるという世界観を10年前、誰が思いついたのでしょうか?・・・おそらく「普通の人」でない人が、「今までの発想(思い込み)の延長」でないところで思いついたのだと思います

そういった意味で、自らを振り返ってみると、無理や無茶という思い込みを、そう思わないことから始めてみることが大事だと考えました!

考えてみると、ゴミ箱をなくす≒ゴミをなくす・・・という努力はしつつも、そもそもゴミをゴミにしない方法がないか、なども考えられるなあ~と

「ゴミは集めるとゴミ、わけると資源になる」と言われます!

空きペットボトルも、ラベルを外し、キャップを集めるとそれはリサイクルされて資源になります、つまり今のテクノロジーであってもそれは「カネになる」と解釈できます

そんな話が転がっているのではないかと思うともっと色々出来そうだと考えるようになりました!

セトレでは今、分別するゴミ箱を導入しようとしています!

それは燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラなどをお客様に分別してもらう、ただ分別促するだけは面倒くさいと思われ、かつケチ臭い印象だけ与えてしまうので、しっかりこちらにWILL(意志)を伝えなくてはいけません

なので、ゴミ箱を「資源BOX」と命名したらどうか・・・

などなど色々考えていくとアイディアが出てきます!

このアイディアから企画へとつながっていく・・・

正解がない(わからない)時代だからこそ「問い」を続けていく!

私思うのですが、まずはこの「問い」を躊躇なく提起していく社風、風土を築いていくことで様々な変革が出来るのではないかと思っています!社会的要請があってSDGsの概念が叫ばれていますが、要請があるからやる・・・ということに主体性はありませんし、それだけだと本質は一向に見えてこないように思います!

ホロ社は、かねてから、地産地消でなく、生産者との関係性、つまり人と人とのつながり・・・をベースに商品やサービスを考えるというDNAがあります!

なので、このテーマについても、「問い」を立て続けていき、意志を持ってモノゴトに対峙していくことで本質に近づいていくはずです「思い込み」を捨てるところからしか、「思いつき」は生まれてこないのでないか、本質を追求していくために、発想の転換!そのために「問い」を続けたい!

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