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新卒就活対策〜職種名にとらわれずに、働き方をイメージしよう〜

こんにちは
ライフキャリア相談室 RUSSELの小坂です。

最近は勢力の大きな台風が発生し、全国的に話題になっていますね。
台風の進路情報もコロコロかわり、私の方も当初予定していた計画をいろいろ変えることになってしまいました。。
本当に、台風に振り回された一週間になってしまいましたね。

ですが、これで少し気温も下がって過ごしやすくなったのは嬉しいことですね。

さて今日は、新卒就活をされている学生さんに向けて、職種や働き方のイメージを具体的にすることの重要性についてお話ししたいと思います。

私がキャリアカウンセラーとして、大学生・大学院生の新卒就活相談を始めてから約3年が経ちました。

この3年の中で、学生さんと話をする中でよくハッとすることがあります。

それは、学生さんのイメージしている職種や働き方と、実際の職務内容や働き方が大きく異なっている、ということです。

就活生の職種のイメージと、実態との乖離

例えば、職種選びについて悩んでいる学生さんの中には、「私は人と話をするのが苦手なので、営業職ではなく事務職を希望しています。」という方がちらほらいます。

確かに、職種のイメージとして営業職は人と話す仕事、事務職は人とはあまり関わらない仕事というのがあるのかもしれません。

ですが、それは本当にそうでしょうか?

事務職の職務内容によっては、一般消費者からの問い合わせ対応をしたり、社内規程の改定のために社内の関係者に連絡を取り調整するなどの仕事もあります。

一方で営業職では、営業職という肩書きではあるものの、実際には内勤であり直接お客さんとは関わらず、営業事務の仕事をしているというケースもあります。

すなわち、職種名は同じ「事務職」や「営業職」であったとしても、実際の働き方は全く異なることがあります。

特に、会社組織の大きさが変わったり、ビジネスモデルが違う業態だと、同じ職種でも実際の働き方が違うことは普通です。

こういったことは、社会人になって数年働いてみるとわかってくるのですが、学生さんにとってはイメージすることが難しいものだと思います。

自分のイメージと実態のズレによるデメリット

自分の職種・働き方のイメージが実際の働き方と乖離していた場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

これには大きく分けて、選考のプロセスにおいて不利になることと、入社後のミスマッチから早期退職につながること、の2点があります。

選考のプロセスに関しては、主に自分のキャリアパスに関する質問をされた時に、ミスマッチが発生してしまうことがよくあります。

最近では、就活の選考の際に将来のキャリアパスについて質問されることが増えてきました。

会社が就活生のキャリアパスを聞く目的としては、キャリアプランに関するミスマッチを減らして短期離職を防ぐためだと思われます。

就活生のひととなりが自社の風土に合っているか、自社で長く働いてもらうことで就活生のキャリアパスを実現できるか、という点を確認した上で、自社で長く働き続けてくれる人材を採用したいというのが企業の本音です。

ところが、就活生がその会社の実態に合っていない働き方やキャリアパスを説明してしまうと、「この方はうちの会社とは合わないな、別の会社の方が活躍できるだろう」と思われてしまい、次の選考に進むことはまずなくなってしまいます。

私としては、まだ働いてもいないのに、5年後10年後のキャリアビジョンや働き方なんて明確にできるわけないよな、と思うのですが。。

それでも、キャリアパスについて選考で聞かれることが増えたのは事実なので、しっかりと企業の働き方の実態をおさえた上で、実態と乖離しないキャリアパスの説明を準備しておくことは大切です。

また、2つ目のデメリットである入社後のミスマッチですが、実はこちらの方が問題としては重大です。

私が就活相談の対応をする中でよくみてきたパターンとして、志望していた会社に入社でき、希望の配属先に配属されたにもかかわらず、入社前にイメージしていた働き方とは異なるために、早期退職することになったケースがあります。

早期退職にはさまざまな事情があり、一概には言えないのですが、主な原因としては就職前に実際の仕事や働き方のイメージが正しくできていなかったことにあると私は考えています。

志望する企業での働き方に過度な期待を持っていたり、実際の業務内容が自分のイメージしていたものとかけ離れていたりすると、それに気づいた時には大きなショックを受けてしまいます。

自分の選択は間違っていたのだ、自分は失敗したと思って絶望して、メンタル不調になったり、早期退職して第二新卒での就活を目指す方もいます。

第二新卒という選択肢に関しては、たしかに今は人手不足という採用環境もあり、第二新卒での採用も増えてきています。

ですが、実態に即した働くイメージを持てていないと、第二新卒で就活を再スタートしたとしても、結局入社後のミスマッチが発生してしまいます。

就活の最後に納得して就職先を決める上でも、実態に即した働き方のイメージを明確に持っておくことは大切です。

働き方の実態を正しく知る方法

それでは、実態に即した働き方をイメージできるようになるためには、どうしたら良いのでしょうか?

今日、会社の情報を知る方法としては、インターンや会社の説明会などに加え、企業の公式サイトやOpenWorkなどの会社の評判が載っている口コミサイトなどがあります。

例えば、OpenWorkで興味のある会社を検索すると、その会社の社風や仕事の内容などが多数掲載されています。

これらのサイトを使えば、手軽にざっくりとした職種や働き方のイメージをすることには役立つかと思います。

ただし、私はこういったサイトの情報だけを頼りにしてしまうのはお勧めしていません。

なぜなら、その口コミの中には極端な例が含まれており、それもまた実態とは乖離していることが多々あるからです。

そこで私がお勧めする方法は、実際にその会社や業界に勤めている人から、直接話を聞くということです。

会社説明会などの場で社員の方に話を聞くのも良いですが、採用という目的がある関係でいいことしか言ってくれない可能性もあります。

そのため、できればそういう利害関係のない社会人の方からお話を聞くのが良いでしょう。

ただ、学生生活の中でそういう社会人にアプローチすることはなかなか難しいと思います。

しかし、例えばオンラインでOB訪問ができるようなアプリ(Matcherなど)を使えば、オンライン上で全国の社会人とつながることができます。
※私もMatcherから学生さんの相談は受け付けています。

少し勇気を出して、自分から社会人の先輩にアプローチして、リアルな話を聞いてみてください。

実際の働き方の情報に触れることで、自分の仕事に対するイメージがアップデートされ、自分の就活の軸もより明確になりますし、入社後のミスマッチを減らすことにも繋がります。

まとめ

今日は、就活を進める上で、実際の働き方を知り具体的にイメージできるようになることの大切さについてお話ししました。

就活を進める上では、自分の頭にある情報だけで考えるのではなくて、まずは実際に働いている方からのリアルな情報を集めることが大切です。

私自身のことを振り返ってみても、新卒就活をしていた時はあまり人には頼らずに進めていたため、職種や働き方に対するイメージが全くできていませんでした。

就職した後になってようやく仕事のイメージがつかめてきましたが、学生時代の頃の自分の仕事に対するイメージとは大きく異なっていたため、そのイメージのギャップを埋めて適応するのには苦労しました。

今でこそ私は2回の転職を経験して、大企業からベンチャー企業、中小企業に所属して働いた経験があります。

その中で、どのような会社であればどのような働き方になるか、キャリアパスになるかについては、比較してお伝えできるようになりました。

学生さんの新卒就活相談については、無料で相談に乗っていますので、お気軽にコメント・メッセージなどでご相談いただけたらと思います。

納得して自分の進路を決めるために、リアルな働き方の情報を集めて、自分が働く姿を具体的にイメージできるようになりましょう!

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