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大嶋あやのSASUKEヒストリー〜KUNOICHI完全制覇までの10年間〜vo2.SNSに苦しんだ時期

2025年1月13日(月)、オリゼ所属の大嶋あやのは女性版SASUKE「KUNOICHI」にて50名の出場者の中で唯一完全制覇を果たし、歴史にその名を刻みました。
このnoteは、大嶋あやの本人によるKUNOICHI完全制覇までの10年間を振り返るシリーズ第二弾です。

 1.初出場に向けて
 2.SNSに苦しんだ時期 🈁
 3.KUNOICHI初出場
 4.SASUKE復帰
 5.1stクリアまでの道のり
 6.日本人女性NO.1と呼ばれる重圧
 7.KUNOICHI完全制覇
vol.2のテーマは「SNSに苦しんだ時期」です。

一つ前のvol.1でお話した初出場のSASUKEは、比較的納得のいく結果で終わることができました。

2015年SASUKE初出場を果たした大嶋

ところが、翌年のSASUKEに向けての準備をスタートした矢先、その後の私の考え方を大きく変えられる出来事が起こりました。

ある日、いつもどおり大学で過ごしていたときのことです。SNSで目を疑うような投稿内容が私の視界に飛び込んできました。いわゆる誹謗中傷です。しかも、その投稿主は私の知人でした

そして、その誹謗中傷が、SASUKEが好きな人が集まる狭いコミュニティの中でどんどん拡散されていきました。人生で初めての経験だったので、対処法も気持ちのやり場もわからず、すごく混乱しました。

当時はまだ普通の女子大生。精神的にも未熟な年頃だったので、「この投稿主だけじゃなく、周りの人はみんな私のことを同じように思っているのではないか」とどんどんネガティブな思考回路に陥っていっていきました。

それからというものの、何をしていても、どこにいてもこの不安が付き纏いました。

もし目の前で攻撃的なことを言ってくる人がいたとしたら、その場から離れさえすれば多少気持ちが軽くなることもあるかもしれません。
しかし、どこからでもアクセスできるネットでの誹謗中傷は完全に防御することが難しく、どこにいても「今も誰かに何か言われているのではないか」という気持ちがついて回ってしまうようになりました。
これがネットの恐ろしいところです。

しかもネットに書かれている内容は、根拠のない憶測や嘘の内容ばかりでした。その時期は、人間不信になってしまっていました。

でも、なぜそんな思いをしてまでSASUKEをやめなかったのか

それは、自分でやりたいと始めたものを外敵要因で諦めたくなかったからです。

やっとの思いで出場できたのに、自分じゃない誰かのせいで夢を諦めることをしたくありませんでした。

ただ、SASUKEをやめたくないと思いながらもそこにメンタルがついてこない。前向きになりきれない。気づけばすっかり私の心は元気ではなくなってしまいました。

そこで、一度、SNSと距離をおくことにしました。
家族がいろいろな場所に連れて行ってくれて、私が元気になるようにとみんながたくさん気にかけてくれました。

穏やかな日々を取り戻す中で、SNSとの距離感も見つめ直し、「今、直接私に関わってくださる方々のことを一番に考えて大切にして行こう」と徐々に気持ちを切り替えられるようになっていったのです。

とはいえ、一度ついた印象はなかなか変わることはなく、アンチコメントが0になることはありません。SNSの誹謗中傷は根強いです。
もう一旦アンチの存在は諦めて、自分が結果を出していくことを最優先に考えていこうと前に進む決断をしました。

そんなタイミングで、KUNOICHI復活の話が舞い込んできたのです。

ーーいかがでしたでしょうか。今回のお話は、私の知る常に笑顔で元気な明るい“あやのちゃん”からは想像のつかない辛い内容でした。(私も胸を痛めながら入稿しました…。)
無責任な誹謗中傷は決して許されるものではありません。画面の先へ想像力をたっぷり働かせて、思いやりやリスペクトを忘れずに言葉を紡ぎたいものです。
さて次回はvol.3「KUNOICHI復活」です。お楽しみに!
(オリゼ広報yuki)

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