ハマダイ
スラッとした大きな魚体と、鮮やかな赤色に目を奪われる「ハマダイ」。
滅多に一般の小売店には並ばない魚のようですが、スーパーマーケットでお値打ちに見つけちゃいました!
旦那氏は、記憶のどこかに沖縄の三代高級魚の中の1匹だと覚えていたようで、問答無用で飛びついていました(笑)
初めて食べる & おうちで捌くお魚だったので、インターネットで色々と調べてみたら・・
食べる前から味の良さに、期待大❗️❗️
沖縄以外でも、彩りのある見た目の良さ、クセのない上質な味、漁獲量の少なさ等から高価な魚とされているようです。
今回、上記写真 ↑↑の
ハマダイ1匹で作った我が家の料理
をまとめてみました。
ウロコ取りと腹だしは購入当日にして、その後4日程熟成させ後の料理です。
【ハマダイのお造り】
炙り刺しと、そぎ造り。
今回は、大好きな炙りと通常のお刺身で食べ比べ。
炙りは、少しの塩気と皮目の脂が美味しいから外せません。
お刺身は透明感のある白身で、血合いの色が鮮やかで美しい。
身もほんのりピンクがかって、とても華やか。
クセのない、もっちりとした白身。
脂も適度に乗っていて、しっかり旨みと甘みを感じます。
皮目がとても綺麗な魚なので、そこを活かした調理法や盛り付けがオススメです!
【ハマダイの胡麻油と塩昆布のマリネ】
ごま油、塩昆布で味付けをしました。
お刺身をすると捨て柵が出るので、なめろうや和物を作ります。
【ハマダイの漬けサラダ】
醤油とみりん、すりごまで味付けしました。
漬けは、生食する魚の切り身を醤油と酒、みりんなどで数時間から一晩漬け込んでおく調理法です。
冷凍技術がなかった時代に、魚介類の保存技術として考えられたものということでした。
ここからは、加熱のハマダイ料理です。
「加熱しても身が固くならない」ことが特徴の一つとされていましたが、その特徴を遺憾なく発揮していました❗️
加熱調理後の身は、弾力がありながらもふわふわ。
熱が加わるので適度に締まりますが、硬くならずに潤いを保っています。
厚みがあるカットもジューシーに仕上がり、とても食べ応えがありました。
【ハマダイの昆布蒸し】
さらりとした、お出汁のあんをかけました。
皮目の赤色が鮮やかです。
昆布の風味もしっかりして、しっとり上品な一皿でした。
【ウオチリ ハマダイのチリソース】
衣を付けて揚げた身に、チリソースをたっぷりと絡ませました。中の身は、脂と水分をしっかり蓄えたまま仕上がるので、ふわふわです❗️
【ウオ玉 ハマダイの卵とじあんかけ】
カニ玉のカニをウオに変更バージョンです(笑)
トロリと薄めのあんをかけました。
身の存在感はさすが❗️
見た目も、卵でとじても、想像も超える魚の切り身感を感じられる仕上がりでした❗️
ご飯の上に乗せてもよし。
【アラ汁】
定番のあら汁
★☆
幸運にも、またハマダイに出会う機会が出来たら
また料理を加えていこうと思います。
今回の個体はまだまだサイコーの状態ではない・・と思っているので、もっと美味しい個体も食べてみたいとも思います。
絶対に出会いたい❗️❗️笑
Instagramのハマダイ投稿記事はこちらです ↓↓
・2024.04.18
・2023.0419
簡単に
『ハマダイの基本情報』おぼえ書き
◆分類
スズキ目フエダイ科
◆地方名
オナガ、オナガダイ(東京)
アカチビキ(和歌山)
ヘイジ(高知)
アカマチ(沖縄)
◆生息域
水深200m以上の深海魚
日本では伊豆諸島以南、太平洋・インド洋・南半球にまで生息する
全長1m程の大型の魚
◆日本での基本情報(漁獲や流通も)
伊豆諸島、小笠原など温かい海域のある東京では古くから高級魚として親しまれていた。
その他は、温かい海域のある高知県・鹿児島県・沖縄などで漁が行われていた。
沖縄では「アカマチ」と呼ばれ、三代高級魚の中のひとつとされている。
(その他の2種は、マクブ・アカジンミーバイ)
主に料理店や寿司屋のネタとして利用され、一般の小売店にはほぼ並ばない。
水揚げ量が少なく、全国的な知名度は低いが高価な魚。
◆日本での市場価格
高値で安定している魚
キロあたり、卸売値で1800〜2500円ほど。
大きな個体ほど脂がのって美味しいとされている
◆旬
夏ごろ
旬はあるものの、あまり味が落ちる時期はない。