はじめまして、「御料理 山さき」です。
みなさん、はじめまして。
神楽坂で「御料理 山さき」という小さな料理屋を営んでおります山﨑美香と申します。2002年10月に店を開いてから、早いもので22年もの月日が経ちました。
その間、リーマンショック、東日本大震災、そしてコロナ禍と、飲食店にとっては厳しい時期が度々ありました。それでもここまで続けられたのは、お店に足を運んでくださるお客さまのおかげです。まずはこの場を借りて御礼を申し上げます。いつもありがとうございます。
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これからも自分の体力が続く限り、この店を守っていきたいと思っていますが、この数年、お店を取り巻く環境がどんどん変化していることを感じています。
食材は高騰を続けていますし、一緒に働いてくれる人を探すことも容易ではありません。長年通ってくださった常連さまの中には、お年を重ねたことでお店に来ることが難しくなってきた方もいらっしゃいます。そしてお店のある神楽坂の街並みも、時代とともに大きく変わっていっています。
こうした変化のうねりの中で、お店も、そして何より私自身も、少しずつ変わっていくことが必要なのだろうと思うようになりました。もちろん何かをいきなり大きく変えたいというわけではありません。けれども、何らかの新しい取り組みにチャレンジする必要があるのではないかと考えています。
そうした考えのもと、このnoteを始めることにした次第です。私自身、これまで情報を発信するということには、あまり積極的に取り組んできませんでした。けれども、江戸料理のこと、鍋料理のこと、食材のこと、食器のことなどなど、普段色々と考えていながら、お客さまにお伝えしきれていないことがたくさんあります。
そうしたことを少しずつではありますが、この場でしたためていければと思っています。もしも、そうした内容をきっかけに、江戸料理のこと、そしてお店のことに興味を持っていただけたら嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。