2020/02/02
「その日聴いた音楽から適当に何曲か選んでプレイリスト作り、それをnoteにあげる」ということを暫く続けていこうと思った。特に意味はない。凄く面白そうだと思った訳でもない。
ただ、「他人から見て(あるいは自分から見ても)あまり有意義に思えない行動を徹底的に反復する」ということにちょっと興味を持っただけだ。
何でそんなことに興味を持ったかというと、「習慣」とは突き詰めていけば「思想」になるのではないかと思ったからだ。
別にそんなのどっちでも良かったんだけど、誰かに無理矢理読ませる訳でもないし、気になったんなら試せばいいじゃないかと思ったからやることにした。
飽きたらすぐに辞める。
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『CLACK!!』というイベントに出勤していた。場所は下北沢のBASEMENTBARとTHREEというライブハウス。それぞれ200人と150人くらい入ればもうパンパンという箱だ。そんな場所で行われたイベントは、決して有名なアーティストとは言えないような、いわゆる下北のインディーシーンを作り上げているようなメンツが全部で21組集まった"アツい"ものだった。
このラインナップを見て即行きたいと思う人は間違いなく"少数派"だと思う。
先日アジカンのツアーでオープニングアクトを務めることが決まったJurassic Boysや今インディーシーンの中でも最注目のNo Busesなど気になるバンドも出演するものの、どちらかというとコアなファンにウケるアーティストが多いラインナップ。
一見誰でも気軽にというイベントではないような1日だったが最終的には400人ほどの人が来ていた。
普段からここに上がっているアーティストのライブに通っている人にとっては「当たり前じゃん!」と感じるかもしれないが、このブッキングでこれだけの人が集まると言い切れるかというとなかなか難しい。
このメンツでダメならもう無理だろうと思いつつも実際にどれだけの人が訪れるかは蓋を開けてみるまで分からない状況だった。
そんな中1組目のKONCOSのライブからかなり多くの人が集まっている光景は大袈裟じゃなく希望に溢れていた。日曜の11:00なんて時間にこれだけの人を集めることができるのかと驚きっぱなしだ。
自分はずっとBASEMENTBARのバーカウンターにいたのでベースメントに出ていたアーティストのライブしか観られていないがもうずっと良かった。
KONCOSがいきなり会場の雰囲気を温めるとすかさず始まるDJがその熱量をキープしつつ、それに続いて登場したTomato Ketchup Boys。
このトマケチャのライブが非常に良くて、こんなに早い時間から涙ぐんでしまった。
普段から彼らのライブを観ているファンが最前列で手を挙げて盛り上がっている姿ももちろんだが、ステージから離れたバーカウンターの前で徐々に身体を大きく揺らしているお客さんを見たときに、この日の成功が約束された瞬間を感じた。
続いて関西のシューゲイザーバンドYENが素晴らしいアクトをみせるのだが、注目したいのはトマケチャとYENの間を繋ぐDJ。一気に高まった会場の熱量を受け止めつつ、続くYENのノイジーな楽曲に繋いでいく選曲は流石のものだった。
往来イベントの性格上なかなかゆっくりとDJを聴いている人は少なかった印象だったが、今回のイベントの成功には間違いなくDJの存在は必要不可欠だったと思う。
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一組ずつ書いていくと終わりが見えないのでこれくらいにしておこうと思うが、誰が何と言おうといい1日だったことに間違いはない。
そのことは当日会場にいた人たちが一番分かるだろうと思う。こんな日を作れるポテンシャルがライブハウスにはあるし、それを発信し続けていく人がいる限りどんな形であれ“ライブハウス”は無くならないと思った。
ツイートの動画は個人的に1番良かったFukai Nanaと主催の言葉。