今月の始め、ロービジョン勉強会で義眼についてのお話しをしていただきました。
前回の勉強会で、義眼についての質問がでたとき
「あれ?我々義眼のことについてあまり知らなくね~」
ってなって、
「これはいい機会だから、義眼についてのお話しをしてもらおう」
我らがガンジーさんのご協力の元、アツザワ・プロテーゼ九州の先生にご連絡をとっていただき、義眼について学ばせてもらいました。
結論から申し上げると、
「ヤベ、想像以上に義眼について知らんかったわ」
今でも、義眼については全然わかっておりません。
ですが、勉強会する前に比べれば多少知識はマシになったと思います。
私が義眼について語れるほどの知識はないので、驚いたこと形式で書いていきます。
(義眼について詳しく知りたい方はアツザワ・プロテーゼ九州のホームページをご覧下さい)
アツザワ・プロテーゼ九州
義眼にヒアレイン⁉
私は「義眼を装用している目に、目薬は必要ない」。
そう思っていたと言っても過言ではないでしょう。
勉強会についての打ち合わせのときに、ふいに先生から飛び出した言葉で
私は打ち合わせ中にも関わらず飛びついて質問してしまいました。
「義眼でも、目薬した方がいいのですか?」
「はい、義眼を入れている目も乾燥します。」
「人工涙液の点眼や、義眼装着前にコンタクトレンズ装着液を使用するとよいですよ」
点眼し過ぎるのはよくないみたいなので、眼科医との相談の上、適量を点眼するとよいとのことでした。
そっか、全然考えたこともなかった。義眼に点眼液が必要なこと。
翌日。自慢気に言いました。
「院長、義眼を入れてる方の目にもヒアレイン点眼した方がいいみたいですよ」
義眼作製には時間がかかること
義眼の作製には、時間がかかるんです。
義眼作製までの流れは
聞き逃した部分もあるので断言はできませんが、お一人お一人に合わせた義眼を作製するには、少なくとも7時間はかかると言ってたかと思います。
さらに、義眼に慣れていない初めての人や特に年齢の若い人の場合は、定期的な調整が必要になるそうです。
そうでない人も、できれば半年に1回は点検・調整はした方がよいとおっしゃっていました。が、義眼を専門に扱っている人・場所も限られているため、実際は次回交換するまでそのままの人が多いみたいです。
眼科でも、ハードコンタクトを作ると、交換まで来院しない人が多いもんな…。
年齢によって色合いを変える
義眼の色、年齢によって変えるって皆さん知ってました?義眼を装用している人の中には、何十年も同じ義眼を使い続けている、そんな人も中にはいるそうです。体には年齢相応の変化があるのに、目の感じだけ若い。
これって、凄く違和感を感じるそうです。
極端な例で言えば、20代の頃に作製した義眼を50代、60代まで使用すると…結膜の色に違和感がでます。若い頃は白々としている結膜、加齢とともに黄ばみがかったり、赤みがかったりするのが自然なんです。
そういえば、赤ちゃんの結膜なんて真っ白ですもんね。
義眼はコルセット・ギブスに準ずる
費用って、全額自己負担しなければいけないの?
義眼はコルセット・ギブスに準ずるので、眼球摘出手術を受けた場合、健康保険が使えるそうです。
全額自己負担した後、ご自身で申請しなければいけないのですが、全額自己負担しなくてもよいというのは知りませんでした。
身体障碍者手帳などの公的受給資格をお持ちの方は、「事前に」役所に申請することで自己負担の軽減できる可能性があります。
義眼の取り扱いで注意すること
コロナ禍でアルコール消毒をする機会が増えたと思いますが、義眼にはアルコール消毒は禁忌です。
また、オートクレープで滅菌・研磨剤入りの洗浄剤で洗浄することもダメと教えてもらいました。
他にもたくさんのことを教えてもらったし、学ばせていただいたのですが、まだまだ理解が追い付いてない部分が多く、内容が浅いブログになってしまいました。
これから、さらに新しい知識をアップデートして、またnoteにあげていけたらと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。