
こんにちは。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
呼び方はみなさんにお任せします。
有料記事ですがすべて読めます。
良かったら投げ銭お願いします。
ロシアの代弁者になる社民党
今回はウクライナ情勢についてです。
社民党が機関誌でウクライナ情勢について触れていました。
ウクライナを戦場にするな~米ロ両国は冷静な対話で緊張緩和を~ https://t.co/u5B86Noo5d
— 社民党の『社会新報』と『月刊社会民主』 (@shakaishimpou) February 18, 2022
一通り読みましたが、率直に言うと「ロシアの代弁者」になっていますね。
ウクライナ国境沿いに20万にも迫る軍勢を配置しているのはロシアであるにも関わらず、なぜか社民党は「NATO軍」に対して「ウクライナを戦場にするな」と言っています。意味が分かりません。
そもそもロシアがウクライナへ大規模侵略を示唆しなければ、NATOがどのようなスタンスであったとしても、ウクライナが戦場になるわけでもないので、手を出そうとしているロシアに批判の矛先を向けなければいけないでしょう。NATOはロシアの領土へ攻めるわけでもないのに、何をトチ狂ったことを言っているのか、さっぱり分かりません。
ウクライナの安全保障には無関心ですか?
「ロシアが求めるのは安全保障」と言っていますが、これは完全にロシアの目線ですね。
自国の安全保障を求めるというのに、そもそもウクライナへ侵略しようとする考え方が意味が分かりません。これでは「自分達の安全保障を求めているのに、ウクライナの安全保障はどうでもいい」と言っているも同然でしょう。
なお15年の拙稿で恐縮だが、14年以前のNATO加盟意識。02年32%を頂点に支持率は低下。オレンジ革命後政府が加盟への動きを見せている間も15~21%程度。話題の08年NATOブカレスト会議やジョージア紛争後も支持は広がらず。14年にプーチンが意識を変えたと言っても良いのでは。https://t.co/vUX6nYCLHU pic.twitter.com/A6Ev9R8ahJ
— Tsuyoshi Goroku (@t_gordau) January 29, 2022
社民党が無茶苦茶であることは、アメリカに対して、ウクライナのNATO加盟を中止させようとしていることですね。
NATO加盟に関しては、2014年のロシアによるクリミア不当占領、ドンバスへの侵略をきっかけに、ウクライナ国民の間ではNATO加盟意識が非常に高まっているのが現状です。
地域別でも若干の差はありますが、根本的にはウクライナのNATO加盟は、アメリカやNATOの希望ではなく、むしろウクライナはウクライナの意志でNATO加盟を希望していると言えます。つまり、社民党はウクライナ国民の主体性を完全に無視していると考えられるのです。
ユーロマイダンをネオナチと罵倒
20年もウラジーミル・プーチンという強大な権力者が、専制主義体制を取っているロシアに対して、ウクライナは国政選挙で政情が常に変わる国です。「オリガルヒ」と呼ばれる新興財閥の影響力は強いですが、それでも親EU、親露などで政権も交代するなど、複雑な動きを見せている国です。
しかし、2013年から2014年にキーウを中心に繰り広げられた、市民による革命運動に対して「ネオナチがロシア強調派の大統領を暴力で追放したクーデター」と卑下にする社民党の論調は非常に下品です。親露派のヴィクトル・ヤヌコーヴィチ元大統領も、現在のヴォロディミル・ゼレンスキー大統領も、国政選挙で選ばれている大統領ですが、その事実を切り捨てている社民党の論調は、ロシアに忖度しているとしか言えません。
いかに社民党がロシアを忖度するばかりで、ウクライナのことなど興味がないことを露骨に示していると言えるでしょう。
社民党の理屈では満州事変も正当化していないか?
今のロシアがウクライナにやろうとしていることは、安全保障を求めながら、ウクライナを併合しかねない行動に出ているわけですが、これでは戦前の日本が満州事変を起こした頃と考え方は変わりません。
「日本はアジアでの生存権・安全保障を求めているだけだ。抵抗してくる中国が悪いんだ」が通用してしまいますね。
今のロシアがウクライナに対して行っていることは、戦前の日本が中国に対して行ったことと酷似しています。当時の満州帝国をドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国と重ねて考えることができるでしょう。
戦争はどの時代でも同じですが、どちらかが手を出さない限りは発生しないものです。ロシアは2014年の頃も自ら手を出してきており、現在進行系で侵略行為が続いていますが、現在のウクライナ情勢においても、まずは「先に手を出そうとしている」ロシアを非難されるべき存在であるという前提条件で考えるべきでしょう。
このように考えると、社民党はいかにロシアを、ウラジーミル・プーチンを忖度しているかがよく分かるものです。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?