読書をする意味
小さい頃から、
「本を読め本を読め」
と色々な人から言われてきましたが、毎回
「なぜ本を読む必要があるのか?」
と聞いたところ、
「語彙力が上がるから」や「文章を書く力が付くから」
と幼かった私が客観的に見て、国語力があまり優れていないと思った人たちがそのように答えていたため全く説得力がありませんでした。
そのため、私は小さい時から読書をするという習慣は全く無く、1年間で読書に割く時間は0分だったのです。
そんな私ですが、大学に入り、レポートの課題が多く出されたことをきっかけに、参考文献として多くの本を読むようになりました。
読書をすることで今まで知らなかった言葉や言い回しなどを知ることができ、幼いころに多くの大人が言っていたことはあながち間違いではないと感じたのと同時に、読書は価値のあるものかもしれないとも思うようになりました。
しかし、私が読書を通して本当に意味があると感じたことは、語彙力や国語力ではなかったのです。
それは何かというと、
「思考のための材料集め」です。
以前まで、私は勉強以外の頭の良さというものは生まれ持ったもので決まってしまうため、努力のしようがないと考えていました。
しかしながら、読書をしているうちに世の中を知ることで、それらを基に少しずつ、自分自身で意見を考えられるようになりました。
それまでは、自分で考えるということが極端に苦手で、どうしようもありませんでしたが、この読書を通して、読書の価値を見出せることができたのと同時に、自分自身の自己肯定感も高まったように感じます。
そのため、他の人と比べると遅いかもしれませんが、読書の価値に気付くことができた、大学時代というものは自分にとって財産の一つです。
もしも、身近に、現在学生で、大学生活を無駄にしたくないという人がいるのならば、積極的に様々なジャンルの本を読むことを推奨してみてはいかがでしょうか。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?