読書のミルフィーユ
こんばんは。
今日はランニングしている時にぼんやり考えたことを文字に起こして、自分がスッキリするための文章です。
読書は、自分以外の無数の人の考え方がこれでもかと詰め込まれています。それはビジネス書だってそうだし、小説にだってその作者の思想が詰まっていると思うんです。
そこで、本を沢山読むことの一つのメリットに思い至ったのでそれを書きます。
それが、「読書のミルフィーユ」です。
読書一回をミルフィーユの層一枚分として、私たちは読書を重ねることでその層を上に積み重ねていきます。
そしてある時、その層を見直すと、気づくと思うんです。
「なんかここだけ層が厚いな」って。
それは言い換えれば「内容の重複」。
例えば、色々な健康についての本を読んだけれど、どの本でも様々な証拠を元に絶対に「ちゃんと寝ろ」という。ならばそれは正しいのかも知れない。少なくとも実践するには値する。と考えると思うんです。
またもっと初歩的な部分だと、様々な小説を読んだけれど、人の気持ちを考えられないやつが幸せになる小説って少ないよな。なら自分はそうならないようにしよう。という感じ。
そういう、本の垣根を超えた内容の重複、「ミルフィーユの層が厚い部分」こそが、より本質的に大切なことになり得るんじゃないかと思いました。
まあ、何でもそれを信じ切ってしまうのも危ういので、自分での咀嚼行為を経てから判断した方が良いんでしょうけどね。
だから、何か一冊の本を盲信するとかではなく、より多くの本の集合知を持っていた方がより賢く、多様性にも柔軟になれるのではないかな、と思ったりしました。
ソースは一つにするな、参考文献は沢山用意しろって、大学時代に卒業論文を作る時に習ったので、何を今更感はありますが。
自分で本を選ぶと思想が偏る気もするので、なんか自動で多様なジャンルの本を、勝手に本棚に追加してくれる機能とか付かないかな。
Spotifyのシャッフル機能のように、思わぬ良書との出会いとかがあれば、ワクワクするのにね。
それでは。