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解呪

母が好きではない。

母は善意で私に色々と施してきた。
ありがた迷惑なんてよくできた言葉だが、母の行為の殆どがそうだった。
そしてことあるごとに「〇〇してやったのに」と言ってきた。その旨の発言が出る時点で善意ではないが、母の中では善意である。
頼んでもないのに勝手に色々と施し、自分の思ったような結果にならないと文句をつけた。
頼んでもないのに発生した迷惑行為に対して感謝を要求される、感謝のカツアゲだ。
母が私を思う気持ちの中には常に私の気持ちが加味されていない。どこまでいっても独りよがりの平行線で交われない。

はたまた昔からかけられた言葉は否定するようなものばかりで、褒められた記憶がない。
化粧やネイルを始めたら「一丁前に色気付いて」と言われた。下手な化粧を笑われたこともあった。
「私は子供欲しくなかったのに、アイツ(父)が欲しいっていうから産んだ」「デキ婚だから」と自身が母には望まれず産まれたことを告げられたこともあった。
そんな父も男の子が欲しかったので、女の私はどちらにも望まれない子供になってしまったわけだが。
まぁ他にも色々とあるが割愛する。

生育環境、母や祖父母の言動等をみるに母は「与えられなかった」だけでなく、さまざまな呪いをかけられてきたことが伺えた。
そしてそれらが再生産されて私にかけられていることにも気づいた。
母の家は自営業で、小さい時分から家の手伝いをさせられていた。色々やらされるのが普通で、逆に何かしてもらうことはほぼなかったらしい。
頼んでもいないのにあれやこれやと私に施し、感謝のカツアゲをするだけなら与えてもらえなかった分を与えようとしてただけなのだと無理やり納得しようとしたかもしれない。
しかし母は呪いを解く方ではなく、再生産する方になってしまった。

昔、母が両親も家も嫌で一刻も早く家を出たかったと言っていた記憶がある。
親元を離れようが、仮に分籍しようが、絶縁しようが、遺伝子を分けた血縁関係である事実は変わらない。
母は自身が嫌がっていた祖母に似てきていた。
そのつもりも予定もないが、私も人の親になった時、我が子に対して母と同じことをしそうでならない。血は争えない。

同情はしないが、恨みもしない。
たまたま我が家系が(というよりは母の家系が)呪術師の家系だったというだけの話。
このように文章に起こして自身から切り離し、傍迷惑にもワールドワイドに公開することで私の呪いは解けそうな気がした。
(この字面、厨二病くさい)
決して自己憐憫に浸るためでも、可哀想と思われたいわけでもない。

そしてどんな親でも感謝しろ教と親御さんの愛情をわかってあげて教の奴らは滅びろ。
愛だって呪いに変質するのをリカと乙骨が証明しているだろうが。
読んでないなら履修しろバカタレ
そして日車寛見を好きになれ
ちなみに日車はヒマワリの別称です
弁護士になるべくしてなった名前すぎますね
みんなも呪術廻戦を、読もう❣️

(アフィカスリンクではないのでご安心を)

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