海洋生物を全て滅ぼす薬
・悪の組織がファミレスで会議を開いている。なるほど、高級なお店でやると逆に会話の内容に聞き耳たてられるからこういうところでやるんだな、と思った。
・この物質(木の削りカスみたいな金属)を海に垂らすと全ての海洋生物が死ぬ、と身内でオークションをやっていた。目的が別の組織に損傷を与えることで、目的に対して規模がでかい…!と感じた。でもそういう人が案外世界を滅ぼすのかもと。
・そこから隣の席で聞き耳を立てているのがバレて、オープンワールド的なノリの戦闘になった。
・攻撃力高めの拳銃使いだった。打ってもあんまり当たっている実感がない。味方に化けてくるタイプの敵で、本当に味方だったら困るので麻酔銃で応戦した。
・自分のステータスが書かれたB5のコピー用紙を持つと能力値が上がる事に気がつく。チュートリアルを飛ばしていたみたいだった。
・後半はめんどくさくなって実弾で打ってた。間違えて味方のかわいい子(多分本物)を打っちゃったけど、彼女も覚悟の上でのことだろう、と気にしない事にした。
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・たまに中学の時に見せられた戦争の記録のビデオを思い出してゲンナリしている。教育的にまとまったものではなく、そのままを映した生々しいビデオだった。
・その中の数秒のシーンだった。綺麗な服を着た女性が2.3人捉えられていて、兵隊に囲まれながら髪の毛を無造作にバリカンで駆られてカメラに引きつった笑顔を向けている。
・まぁ、髪の毛ならすぐに生えるし、とその時はなるべく感情的にならないようにそう思って、忘れようとしたけど、何だか顔に美容液を塗るのも髪にオイルを塗って綺麗に保つのも馬鹿らしいと言うか、怖くなってしまった。
・大切にしていたものがいつかあっけなく踏みにじられるのって、なんというか嫌過ぎる、胸糞悪い。世界のどこでもそんな事が起きてほしくないなと思ってる。考えるだけで嫌だ。
・今は社会人になって、流石に身なりに気を使うようにはなったけど、やっぱり髪を溶かすたびにあのビデオの女の人の笑顔が頭に浮かんで、何だかモヤッとした気持ちになる。