痛み
寝違えた。久々に。
朝起きた時の絶望感ったらなかった。
せっかく早めに床に就いた夜だったのに、予定より一時間も早く激痛に叩き起こされた。
ちなみに「寝違え」が病名として正しいらしい。
正確な原因を特定することは難しいが、「外傷(けが)」ではなく軽い病気に分類されるらしい。
詳しくは日本整形外科学会の「寝違え」ページを参照されたし。
ひとまずは患部を冷却、湿布を貼って消炎鎮痛。丸二日間は首を動かすとかなりの痛みが走り、特に上を向いてうがいをすることができなかった。
三日目になると痛みを感じる範囲が狭くなってきたので、痛みをこらえて筋肉が固まっているような部位は温めとストレッチで緊張をほぐしてやる。
あとは様子を見ながら軽い運動を入れていけば、一週間もかからずスッキリ治ってくれるだろう。
筋トレをしすぎて筋肉痛を通り越して故障、という失態を何度か犯してきたお陰か、激痛への耐性ができたのだろうか。痛みで目覚めたあの朝の絶望だけは確かに大きかったが、それほど精神的なダメージを負わずに済んだように感じる。
痛みへの対処も手馴れていたし、風呂にもしっかり入りつつ養生に努めて、もちろん無理に動かすことは極力さけて、と冷静にやっているうちにほとんど治ってしまった。
精神的にも体力的にも余裕があると、この程度の負傷なら崩れないものなんだなと、この歳になってようやく思い出せた。
今夜はぐっすり眠れるだろうか。
できることなら痛みで目覚めることなく、アラームが鳴るまでは熟睡させてもらいたい。