竹花貴騎のユアユニから学ぶ【ロジカル設計・資料制作スキル】

このブログを読んでくださるハニーの皆さんこんにちは!
すうです。

今回は前回の続きです。
前回はロジカルシンキングについて説明しました。
そして今回はそのロジカルシンキングを実際にビジネスへ活かすための
方法を説明していきたいと思います。

前回説明した通り、何事もデータをもとにして行動していくというところでしたが、そうした上でサービスの設計の流れを説明していきます。
その流れとしたら大まかに、
・3C分析
・SWOT分析
・4P分析
・デプス調査
・ペルソナ設定
・市場調査
この流れで市場調査まで行くことになります。


3C分析

3C分析は、自社、顧客、競合の三つを分析することです。
その中でも一番大切なことは、まずは何よりも先に自社のことを分析することです。
自分達の会社をしっかりと分析することで、自分達の立ち位置がどこにあるのかを明確にすること。
これが大事なことになります。

そして自社を分析する上で必要になるのが、SWOT分析になります。
だから、3C分析とSWOT分析はセットとして考えてもいいと思います。


SWOT分析

例えばSWOT分析であれば居酒屋さんで見てみましょう。
ハイボール唐揚げの居酒屋さんがあるとします。
強みであれば例えば、
・一階路面店で目立つ(立地)
・仕入れ原価が安い
・国産を使用
・オリーブオイルを使用
などがあって、
弱みであれば、
・メニューの豊富さ
・ブランド名がない
・値段が多少高めに設定
・オフィス街なので週末に空きがある
・人がいないため弁当販売ができない
・長期休暇などは売上が下がる
拡大可能性だと、
・親会社がマーケティング会社である
・YouTubeなどのおもしろイベントの開催
・体脂肪ケア思考でハイボール愛好会などを作れる
・キッチン貸出
逆に縮小可能性だと、
・大型休日などが増える
・ヘルシー思考になっている
・外食する人が減っている
などがあります。

これをすることによって、自社が対策しないといけないことだったり、
した方が良い施策などがしっかりと見えてきます。

企業コンサルをする際にも、これをしっかりと相手方にやってあげることが大事になってきます。
コンサルを受ける会社は意外と自分達の強み弱みを把握していないことが多いです。
カフェをこれからオープンする会社に対して3C分析を行うこととします。
そこで、カフェをオープンするが近くにスターバックスがあるため先行きが不安になっています。
そうすると3C分析は以下のようになります。

【顧客分析】
オフィス街/休日はあまりいない/サラリーマンが多い/男性が約6割/年齢は40代程度が多い印象/スーツを着ている人が多い印象
【自社分析】
強み:ドリンク価格がスターバックスより40%ほど安い・個人店なので独自のキャンペーンが自由に打てる・アルコールや幅広いフードメニューも出すことができる
弱み:ブランド力がない・大手ではないので仕入れの原価が多少高い
機会:夜はバーとしても営業ができる・オフィス街なので企業イベントなどでも利用できる・フードのデリバリーも可能
脅威:近年色々な業種でアルコールの取り扱いが増えているため、スターバックスでもアルコールが販売されると集客が減ることが考えられる。
【競合分析】
朝の入店数は50人程度、昼時には約100人程度、夜は40人程度の入店数・女性が多い印象・店内でフードをオーダーする人は入店数の30%程度。
そのため客単価を530円と仮定すると1日の売り上げは100,700円程度である。


このような分析をしっかりと文章にしたり、グラフに落ちしたりするともっとわかりやすくなります。
このような分析をしっかりと資料に落として会社の方針を決めていかないといけません。

そしてSWOT分析まで終わったら今度は4P分析があります。
4P分析はいわゆるSWOT分析までで出たものに対して実際に施策を考えていくことになります。

4P分析

例えばさっきのカフェの例でいうとこのようになります。
【Product:製品】
サラリーマンが多い、また男性が多いという視点から、おしゃれなメニューよりもボリュームを重視したランチメニューを用意。
夜もアルコールメニューを用意
また女性の取り込みのため、タピオカなどの競合にはないドリンクメニューを提供。
また企業イベントでの設定などのため飲み放題パッケージも用意
【Price:価格】
価格はランチタイムはサラリーマン取り込みのためドリンクセットで900円、夜は競合がいないため高めに設定し客単価4300円程度を狙う。
【Place:流通】
オフィス街であることから一定のデリバリー需要もあることを想定。
そのためランチデリバリーを宅配サービスと提携して提供予定。
【Promotion:販売促進】
忘年会などのイベントシーズンでの利用を刈り取るためLINE@での登録でドリンク1杯無料などを行う。
看板認知の獲得が可能なためホットペッパーなどには掲載しない予定。
ランチタイムに多くのテーブルフライヤーでのクーポン配布などを実施予定。

ここで、競合と自社の比較をしっかりとすることもできます。
そうすることで、自分達の強みを理解して自分達はどこを伸ばしていけばいいのか、逆に、どこを競合に比べて頑張らないといけないところなのかが
はっきりと見えてきます。
こういうフレームワークを覚えておくことが大事になってきます。

そしてここから市場調査の方に入っていきます。
でもその前にデプス調査というものをしっかりとしないと見込んでいた
売上から大幅にずれてしまうことになります。
実際に、「市場規模」と聞いてもちゃんと説明できる人はそこまで多くはないです。
その市場規模をしっかりと把握できないと、どれくらいその市場にお客さんがお金を使うのかがわからないので、全然見込んでいた売上に届かないことになり、せっかく行った分析が水の泡になってしまいます。

【まとめ】
今回は一旦ここで終わりにしたいと思います。
次回は、本格的に市場調査の計算方法、デプス調査など、市場を分析するというところをやっていこうと思います。
今回はまずは市場調査の前に、自分達のことをしっかりと分析することも大事なんだということを説明してきました。
難しいとも思いますし、面倒なことかもしれませんが、ここをテキトーにやってしまうと後が大変なことになってしまいます。
ですから、最初のうちにしっかりとしたロジカルな考えを持ってデータをもとに分析を行った上でお店を出すなり、事業を立ち上げるなりしていかないといけません。
データで分析した結果業績が振るわなくても、自分が行ったことがしっかりと分析の中に明記され、目に見える状態になっているので、そこからどこが悪かったのか、どこを直していかないといけないのかというところもしっかりと自分で再分析ができるようになります。
こういう細かいところをしっかりとできるようにならないといけません。
まずは自分なりでもいいのでしっかりと頭を使って現状把握をしっかりとしていきましょう。

飲食店にしても、どんな業態にしても、これからはサービスの良し悪しだけでは売れない時代になってきました。
そこでどのようにして自分の商品を売ることができるのか、知識をしっかりとつけた上で戦っていかないといけません。
知識をつけて、実行まですること。
そうすることで自分を、事業をもっと高めていくことにつながっていきます。



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