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”明日死ぬとしても今の生き方を選びますか?”にYESと答えられる自分でいたい

いま、

私は岐路に立っている。


さぁ

どうする。


さぁ

どうしよう。


さぁ

どうしたい?

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私は何のために働くのか?

私の初めのキャリアは

小学校の先生だった。


子供が好きだった。

学校が好きだった。

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私には天職だと思った。

「私は先生としては、

 もうやり切った」

そう思って辞めようと思った。


11年間続けたい

先生を辞めた時

私は強く決意したことがあった。



何かをやりたいと思うまでなにもしない


終わりのない

「何もしない」時期をスタートさせた。


私にとって初めての「無職期」だった。


自分が好きな時間に起きて

自分が好きなものを食べて

好きなように過ごし

好きな時間に寝る。


お風呂も入っても良いし入らなくても良いし

時間も気にしない。

時々友達に会ったり

予定があったりして。



そんな日々を過ごしていた

私が


どうなったかというと、





死にたくてたまらなくなった。



当時

私は

もう

生きている価値など

ないような気がしてならなかった。


私の場合

離婚と離職が重なったこともあった


初めて家族と不協和音がした

大喧嘩をした

すごく迷惑をかけた人がいた

もうがんばった

と思った

よく生きた

もう生きなくて良い

もう楽しかった

私は生きる価値などない

早く死にたい



だが、

幸か不幸か

私には

「死ぬ勇気」がなかった。


死への思いは

人それぞれだと思うが

私は自分で私を選べるひとは

つよい

そう思った。



私は選べなかった。

私にはできなかった。


勇気がなかった。


私が死んだ後

泣く人の顔が

いっぱい目に浮かんだ。


私は結婚していた時

一度流産を経験した。

その時

「もっと自由に生きていいよ」

そう死んだ赤ちゃんが

言ってくれた気がした。

「好きなように生きていいよ」





私は死にたいと思ったけど

誰かを悲しませたり

不幸にしたかったり

するわけじゃなかった。


死んだ子と私は約束したんだった。

私は死にたかった。

でも

私は死ねなかった。


交通事故に遭って死ねたらいいな。

一瞬痛いけど。

そう思ったが、私を轢いてくれた人の

一生やその家族の辛さを思うと

申し訳なさと不憫さのほうが

勝った。



私には自分から死ぬ勇気がない。

そうなら、死にたいと思いながら

生きるしかない。


仕方ない。

生きるしかない。

死ねないのだから

生きてやろう。





逆説的に

私は

「仕事」や「働く」

ということ自体が

いかに自分が好きだったか

そして

私の中で

「生きる」「生活」

の根幹を占めていたか

思い知った。


私は仕事が好きなのだ。

そして、

やはり仕事をしていないと

死にたくなるくらい

好きで大事なのだ。

それがわかった。


私にとって、

「死ぬまで生きる」とは

「死ぬまで働く」を

意味するらしかった。

そして

死ぬまで働けることは

私にとっては嬉しいと思えることだった。




よし、

働こう。


私は「時間」はいらない。

このあまり余った「時間」を

「お金」と「働く喜び」に換えたい。


働こう。


そう思った。

さぁ何しよう。


好きなことってなんだろう?

やりたいことって何だろう?





メイクがしたい

1ヶ月間の中で

見つけた私の「やりたいこと」は

「メイク」だった。



それが見つかるまで

何をしたいか本当にわからなかった。

自分が好きなことはなんだっただろう。

11年間続けてきた

仕事とライフスタイルを卒業した私は

どんな風に生きたいか

どんな服を着たいか

どんなメイクをしたいか

何も

わからなかった。


その悩みを聞いた私に

いつも通っていた

美容室の美容師さんが

アドバイスをくれた。


「さっちゃんは

ワイン色の口紅

似合うと思うよ」


早速試してみた。

その時は

確か

買わずに試供品を

試してみただけだった。(ケチ笑笑


全然違った。


口紅一本で

顔の印象が全然変わった。



そして、

ずっと小さい頃から嫌いだった

自分のたらこ唇が

存在感を放ち、輝いていた。


美しくなった自分の口元を見て

初めて

「たらこ唇でもいいかもしれない」

と思った。



「メイク」か。

「メイク」な。


私には「メイク」に関する

スキルも経験も知識も

何一つとして持ち合わせてなかった。

なにせ私は

「おしゃれ」=❌な

学校という現場で

ずっと生きてきたのだから。


好きだけど仕事にはならないんじゃないか

そう思っていた。


未経験の壁

さて

メイクがしたいと思ったが

どうしよう。


私が一番初めに考えたのは

美容学校へ入学すること、

だった。


しかし

当時32歳だった私には

そのリスタートは

現実的ではない選択肢だった。


「美容部員になってみたら?」

そう言ってくれた人がいた。


何もないのに??

そう尋ねる私にその人はこう答えた。

「勉強しながら

お金ももらえて

喜んでももらえて、

一石何丁もあるよ!」


たしかにそうだな

と思い

未経験OKでも

募集している会社に

早速応募した。


そこに通してもらい

私は派遣社員を経て、

正社員にしてもらえた。


化粧品の世界は

私は楽しかった。


商品の勉強も

肌のケアについても

メイクの勉強も

自分がどんどん美しく可愛くなっていくのも、

メイクで全然印象が変わるのも

物を販売するのも

楽しかった。


何より常に「美しい」物や人に

囲まれていた。


綺麗だった。

可愛かった。

美しかった。


スタッフもお客さんも

綺麗な人が多かった。


私は人それぞれに

可愛さや美しさ、綺麗さがあるのだと

体感した。


そして、

「綺麗なものに囲まれて幸せだな」と

いつも思っていた。


メイクの勉強も仕事も楽しくて、

パーソナルメイクのアドバイザーや

化粧品検定1級の資格をとったりした。


指名してくれるお客さんも

できるようになった。


先生も美容部員もいろいろあったけど、

楽しかった。

私は働くことが好きだった。

美容部員も天職だと思った。

私は

天職はいっぱいあるのだと思った。笑

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特別イベントで着た浴衣(懐)


美容部員を辞めたわけ

上京を機に

私は美容部員は辞めることにした。


初めは異動という形で

続ける予定だったのだが

首都圏と今までとは

同じ会社でも勤務体制が異なることが

大きな引っ掛かりとなった。

つまり、いただける給料は変わらないのに

「休日」がぐっと減ると感じたことだ。


私にとって

休日は大事だった。


東京に住みたい

生まれて36年間

鹿児島に住み続けていた私は

以前から

東京に住んでみたいと思っていた。


大人になって

国内外含め、いろんなところに行ったけど、

私は東京が好きだった。

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ビルが好きだった。

電車も人の感じもお店も

選択肢がいっぱいあるところも

人々が多様な価値観を持ち、

自由に生きてる感じも

好きだった。


東京の友達も増えてきていたし

電車にも乗れた。

大丈夫だと思った。


1ヶ月に2回日帰り上京をしていた時

もういっそのこと東京に住んだ方がいいのでは

とよく思っていた。

その夢を叶える時が来た。


東京での仕事は「ライスワーク」を選んだ

東京で1人で暮らしていくためには

ある程度の給料が保障されていて欲しかった。

だから私は「ライスワーク」として

今までやったことのなかった

事務を選択した。

そして

時給が良いところを選んだ。


私はOLにもなってみたかった。

その夢も叶ったのだ☆


過去の仕事に比べて

多少、やりがいはなかったが、

いつでも副業を始められるところや

いつでも休んでいいところ、

を実感でき


適度な仕事量

適度な距離感

ありがたいことに、

「いるだけでいい」を

実感できた仕事だった。



私は本当に

「いる」だけで

感謝され、給料がもらえた。


先生時代には

雑用としてやっていたこと、

誰の目にも触れなかった

見えない仕事や

ボランティアでやっていたことが


仕事内容として契約内容に盛り込まれ

そして、きちんとお給料がもらえた。

はじめはそれにとても感動し満足していた。




そう

初めは。


なんかすごく疲れた。


少し話が逸れるが、

2020年の年末

私はキャリアスクールの

「シーライクス」に入会した。


ウェブデザイナーになりたくて始めた

ウェブデザインの勉強は

噂には聞いていた通り

DAY3(コーディング)で

しっかり挫折した。笑


しかし、

その後、

ちょこちょこ自分が興味のあるところを

ゆるゆると勉強しながら

ゆるゆると続けている。


また、私は2021年に入って

本格的に副業を再開した。


すると

「時間」の感覚がだいぶ変わった。


「時間がない」と感じることが増えてきたのだ。

つまり「やりたいことがやる時間」が「たりない」と

感じる時間だった。


withコロナの生活にも慣れ始め

私は元気を取り戻してきていた。


東京では

新しい友達も

パートナーもでき、

生活も安定してきていた。


2020年ちっとも動けなかった分、

風の時代になって

2021年になって


私は一気に

気になっていた

物事全てに手を出した。


やりたかったことをやっていった。

初めてのことでも挑戦した。

オンラインの講座に参加して知識やスキルを手に入れたり

たくさん本を読んだり

人に会いに行ったり(オンラインで)

した。


私には

やりたいことがいっぱいあった。

会いたい人もいっぱい出てきた。

まだまだこんなに

エネルギーがあったのかと思った。


やりたいことをやれて幸せなはずだった。


でも私はだんだん苦しくなっていた。

ちょっと現実がうまくいかないことが多くなってきた。


疲れを感じるようになってきた。


PMSも出始めた。

涙も止まらなかった。


それは過去の経験から

「やりたくないことをやめる」の

サインだと

私は学んでいた。


やりたくないこと?

なんだろ。

無理してやってることないけどな。


「やりたくないこと」を辞める

ちらちらと

「今の仕事じゃないの?」という

声は私の中から聞こえてきていたけど

当初私はその声を

聞こえないふりをした。


今の仕事は

確かに

「やりたくないこと」ではなかった。


今の仕事は

ライスワークとして選んだ

大事な仕事だった。


ライスワーク万歳


ライスワークとは

ライスつまり「ごはん」のためのワーク仕事である。

生活をするための仕事、という意味だ。


現在、派遣社員として

私に任されている

事務の仕事自体は

私は「嫌い」で「やりたくない」

仕事内容ではなかった。


これまでやってきた先生も美容部員も

「自分」や「私」の

「パーソナリティ」に

強く帰属している仕事だった。


そして仕事とプライベートの

時間の区別があまりなく、

オンとオフの境目があまりない、

グラデーションで繋がっている

と私には感じられる仕事だった。


だから

今度は「私じゃなくてもできる仕事」を

「定時に始まり定時に終わる仕事」

をやってみたいと思っていた。


仕事が終わればフリータイム、

契約で結ばれて

人間同士であまり深くつっこまない、

そんな仕事をやってみたい、と思っていた。


今の仕事は、そんな私の思いに

ぴったりだった。


そして、

仲の良い同僚もできたし、

おじちゃんの多い職場で

とても可愛がってもらえたりした。

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(1年続いたお祝いのお寿司)


1日8時間って、1日の1/3だなぁ。

私の雇用契約は

平日フルタイム1日8時間×5日間だった。

1日8時間、移動や休憩も含めたら

それ以上の時間を

私は「ライスワーク」に使っていた。


教員時代はもっと長い間働いていたので、

時間的な感覚的な物ではなく、

私は

ライスワークとして使っている

8時間の貴重さを再度感じていた。


ただ、仕事が

つまらなくてやりたくないわけではなかった。


ウェブデザインの勉強で生かした

知識やスキルを使ってスライドを作ったら

「見やすい」「わかりやすい」と

褒められたし、


「いるだけでいい」というポジション、

派遣社員という組織や人間関係を

全く気にしなくて良いポジションは

繊細な私にとってはとても楽なことだった。


でもじゃあその仕事を

どうしても「やりたい」かと言われたら

「やりたい」の輝き度は

そこまで強く光ってはいなかった。


私は1日のうちの1/3という貴重な時間を

「そこまでやりたいと思えない」ことに使っている

その事実に

私は気づいていたけど

お金がもらえない不安により

私は見ないふりをしていた。


今の仕事で、

何も困っていることは起きていない。

そう思っていた。


”明日死ぬとしても今の生き方を選びますか?”

たまたま

今日仕事で面談があり

「契約」の話題になった。

私は次の3ヶ月も

契約も更新してもらいたいだろうか?

私は次の3ヶ月も、また同じ仕事を

したいだろうか?

そのことをぐるぐると

考えながら

家に帰ってきた。


そして、家に帰ってきて開いた

TwitterのTLに流れてきていた

私をSHEライクスに導いてくれた

SHEの社員の1人でもある

あいりーんさん

のこの記事をもう一度読んだ。

なんというタイミングでの投稿。

ピンポイントすぎる。

去年も読んだのだけど、

去年とは違った読後感があった。

今日読めて良かった。

早速引用リツイートした。

とても嬉しいコメントをもらえた。

これから先の未来、応援してます🌸

これはあいりーんさんからでもあるし、

私自身からの

今の私へのメッセージだとも

思えた。

「これから先の未来」

どうしよっか。

どうする?

どうしたい?

ねぇ、

ずっと応援してるから

やってみようよ♡

だいじょうぶだよ

やってみようよ♡


そんな私の声が聞こえた気がした。


これから先の未来

「そっか、

いまのお仕事

やめたかったんだね。

よくがんばったじゃん。」

ここまで書いてきて

そう自分に言ってみたら

なんかお腹の中で

小さな自分が

うんうん、と

笑った気がした。

何をどうするか

何から始めたいか

全く決めていない。



「辞めたい」という気持ちに気づけただけで

十分なのかもしれない。


いま、勢いのまま、衝動的に流れで書いている。

だから結論として変わるのかもしれない。

「仕事を辞める」

という未来は把握していなかったけど、

そういう未来があっても

いいのかもしれない


そう思っている。

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おりぞめのさち | クリエイターのためのライター
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