#20:こんなときだから♪ウィンナ・ワルツ
ヨハン・シュトラウス2世:「春の声」
ウィンナ・ワルツといえば,毎年お正月にウィーンで催されるニューイヤー・コンサートの中継(NHK)で耳にする方も増えたと思います。シュトラウス・ファミリーのワルツ,ポルカ,マーチなど,心躍る華やかな音楽が新年を彩ります。
本日お送りする「春の声」の作曲者ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)は,父シュトラウス1世(ラデツキー行進曲の作曲者)の息子であり,「ワルツの王」として市民から愛され,音楽の都・ウィーンで活躍した音楽家です。彼の明るく軽やかで聴く人の心を幸せにする音楽は,ワーグナーやブラームスなど同時代の作曲家にも「そんなメロディ,俺にはかけん。。。」と羨まれるほどでした。
本日の作品である「春の声」は,親友だったフランツ・リスト(1811-1886)と即興演奏パーティで同席した際,余興で生まれた曲と言われています。つまり,なかば遊びのセッション中に出来ちゃった曲らしいです。
ワーグナーやブラームスからは「うらやましい」と言われ,名ピアニストとも即興で遊んでしまうヨハン。女性にもかなりモテたらしいです。この曲が生まれた当時,彼は3度目の結婚をしたばかりで幸福の真っ只中だったとか。頭の中が「春の声」で満ち溢れているのも理解できますねww
さて,今日はそんな彼の「春の声」にあやかりたいと思います。
今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!
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