#06: こんなときだから♪バロック・オペラ
パーセル:歌劇「アーサー王」第1幕より “Come if you dare"(1691)
今週のテーマは「朝から元気が出る音楽♪」
バロックといえば,J.S.バッハやヘンデルが思い浮かぶかもしれませんが,本日はパーセルをご紹介します。
パーセル(1659 - 1695)はイギリスの作曲家であり,知名度としては先の二人には劣るかもしれませんが,バロックを語る上では外せない人物です。
パーセルは,主にオペラの世界で活躍しました。
本日お送りする「アーサー王」は,あの有名な円卓の騎士の物語ですが,日本ではあまり上演されません。しかし,全編通して美しく魅力的な音楽で満ち溢れています。
そして,イギリスのオペラなので,英語で歌われます。
この英語が持つ音が心地よく耳に響くのもパーセルの魅力と言えます。
歌詞には古い英語も混じっていますが,すべて韻を踏みながら歌われるので(sound / rebound, behold / gold, fly / cry, traders / invaders など),ピタピタっと音が入ってくる感じを楽しんでもらえたらな,と思います。
歌詞は,侵略してくるサクソン人を勇敢なブリテン人が迎え撃つぞ! 勝つぞ! みたいなことを歌っています。
このイギリス人のノリがブリティッシュ・ロックに通じているのかもしれません。
コロナとの戦いがいつまで続くのかわからず不安ですが,家にいる限りは安全なので強い心を忘れないようにしたいですね。
今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!
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